takeshi itou

54歳。建築士。

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54歳。建築士。

記事一覧

閾そして風景

山本理顕さんの本と馬場正尊さんのテレビを見て感じたこと。 建築の設計とは、ただ「その敷地内」に「建築物」を「設計」するのではなく、その建築によって生ずるであろう…

takeshi itou
6日前

8月14日(水)

夏休み何日目? 6日目。 昨日は郷土博物館と孝子蔵を見に行った。暑くて外にはいられない。そして、日本遺産のことネット上で調べただけだけど色々わかってきた。問題は軸…

takeshi itou
2週間前

8月12日(月)山の日

山の日っていつからあるんだろう。 今日はまじめに宿題をやって、みごと完走しました。 あとは現地でしっかりと取材(リサーチ)したいな、と思うのだがいかがだろうか。いき…

takeshi itou
2週間前

8月11日(日)

夏休み3日目。 今日は2回目の当番で、ラスト30分で来客3組来てはじめての来客で焦りバタバタしてしまった。そしてまだまだ説明するにも勉強が足りないので、もっと当番して…

takeshi itou
2週間前

8月10日(土)

今日で夏休み2日目。 昨日からガイドブックを読みながら、足袋蔵ひとつひとつの内容をまとめている。ひとつひとつに歴史があり、とても楽しく作業している。明日、現地へ行…

takeshi itou
2週間前

2024年8月7日(水)

これから日記をつける。毎日じゃない。 ルールは、ただ思ったことを書く、だけ。 朝から仕事でつくば市へ直行した。 現場とつくば市役所へ行き、一段落すると時間は11時半…

takeshi itou
3週間前

吉村順三のことば

覚えなくてもこころに残る、ことばがある。 いろんな町や建築を見るときに、そのことばがふっと湧き上がるのです。 建築は、はじめに造形があるのではなく、はじめに人間…

takeshi itou
2か月前
2

公開してなかった記事 ドキュメンタリー「解放区」追われた住まい〜“故郷を描く建築士”〜

ドキュメンタリー番組「解放区」の解説より “在日コリアン3世の建築士・曺弘利(チョ・ホンリ)さん。阪神・淡路大震災で被災した経験から、国内外で起きる自然災害の被…

takeshi itou
2か月前

一隅を照らす

今さらだけど、YouTubeで中村哲先生の講演会を見始めた。中村先生自身が語るPMSとご自身の活動を見たことがなかったので、かなり新鮮であり、感動的である。僕は先生が亡く…

takeshi itou
3か月前

大阪・関西万博 山本理顕×藤本壮介 対談について

先日、ゲンロンカフェで行われた山本理顕さんと藤本壮介さんの対談を見ました。 結論、見てよかった。 その他感じたこと。 ・藤本壮介氏のプレゼンはすばらしいと思いまし…

takeshi itou
4か月前
2

人は建築をつくり、建築は人をつくる

吉村順三の勉強していたら、チャーチルのこの言葉「人は建築をつくり、建築は人をつくる」が。よくできた言葉と思う。再開発やタワーマンション、ワンルームマンションがも…

takeshi itou
5か月前
2

2024年3月20日(水)の頭の中

今日は春分の日。 まだ朝の9:46。 最近の僕の頭の中の主な項目は、仕事のこと、吉村順三のこと、パレスチナのこと、住んでいる町のことの4点くらい。 仕事のことは、ただ…

takeshi itou
5か月前

2023年振り返り

今年もあとわずか。 何があったのか、少しこのnoteを振り返ると家を購入したことが一番デカいことかなと思った。あとは仕事がつまらなく感じてきたのもこの1年か。「なにか…

takeshi itou
8か月前
2

映画「アアルト」

思ったこと。

takeshi itou
9か月前
1

短い記事「水」

同じ水でも、中村哲先生の用水路の水と、日本が海洋放出した水は、あまりにも真逆である。というような話を映画のトークショーでされていた。 しかし、この海洋放出の件に…

takeshi itou
1年前

本音

本音で語れる人(相手)はいるか? 答え:いません。 もう約53年も生きてきて、こんなんです。 なぜか、それは自分も含め周りの人達を、大事にしてこなかったから。頼りにし…

takeshi itou
1年前
1
閾そして風景

閾そして風景

山本理顕さんの本と馬場正尊さんのテレビを見て感じたこと。
建築の設計とは、ただ「その敷地内」に「建築物」を「設計」するのではなく、その建築によって生ずるであろう環境や人の流れや人の気持ち、感性、おおげさに言えば、その人の人生をも影響することをふまえ、その建物に関わるすべての人々が「より豊かな」心になるような環境をつくりだすこと、なんじゃないかなと、確信した。
それには、山本理顕さんの唱える「閾」の

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8月14日(水)

8月14日(水)

夏休み何日目?
6日目。
昨日は郷土博物館と孝子蔵を見に行った。暑くて外にはいられない。そして、日本遺産のことネット上で調べただけだけど色々わかってきた。問題は軸がないことなのだということが。
今日は予定通り、太田市美術館・図書館へ行った。その後は、旧館林市庁舎も。2件とも素晴らしかったです。
いい建築を見るたびに、今の仕事は嫌になるのであった。明日は練馬区へ。

8月12日(月)山の日

8月12日(月)山の日

山の日っていつからあるんだろう。
今日はまじめに宿題をやって、みごと完走しました。
あとは現地でしっかりと取材(リサーチ)したいな、と思うのだがいかがだろうか。いきなり訪問してみようかとも思ってるけど。この活動は決してNPOとしてやってることではないので、結局、個人的に動くしかないかなと思っている。

8月11日(日)

8月11日(日)

夏休み3日目。
今日は2回目の当番で、ラスト30分で来客3組来てはじめての来客で焦りバタバタしてしまった。そしてまだまだ説明するにも勉強が足りないので、もっと当番して勉強すべきかと思った。とにかく知識と経験が足りない。25年ぶりの新入社員の気分である。でもこういう経験もすごくいいなと、新しいブルースを楽しんで行こう!と思う。引き続き勉強を続けよう。あと10軒。

8月10日(土)

8月10日(土)

今日で夏休み2日目。
昨日からガイドブックを読みながら、足袋蔵ひとつひとつの内容をまとめている。ひとつひとつに歴史があり、とても楽しく作業している。明日、現地へ行くのでまた見る目が変わり、建物を見ることが楽しみになった。
建物を見る際にはやはり少しでも予習をしておいたほうが、見るのが楽しくなるなと改めて思った。そして見るときはすぐ写真を撮らずに自分の感性で見る。出来ればスケッチを描く。写真は最後で

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2024年8月7日(水)

2024年8月7日(水)

これから日記をつける。毎日じゃない。
ルールは、ただ思ったことを書く、だけ。
朝から仕事でつくば市へ直行した。
現場とつくば市役所へ行き、一段落すると時間は11時半だった。いつものとおり、近くの建築をついでに見に行こうと思い、磯崎新のつくばセンタービルへ行った。
広場に度肝を抜かれた。でも、これをスケッチしたいという気持ちにはなれなかった。
あの広場はすごいと思ったけど、この猛暑ではなかなか長時間

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吉村順三のことば

覚えなくてもこころに残る、ことばがある。
いろんな町や建築を見るときに、そのことばがふっと湧き上がるのです。

建築は、はじめに造形があるのではなく、はじめに人間の生活があり、心の豊かさを創り出すものでなければならない。
そのために、設計は奇をてらわず、単純明快でなければならない。
吉村順三

公開してなかった記事 ドキュメンタリー「解放区」追われた住まい〜“故郷を描く建築士”〜

ドキュメンタリー番組「解放区」の解説より
“在日コリアン3世の建築士・曺弘利(チョ・ホンリ)さん。阪神・淡路大震災で被災した経験から、国内外で起きる自然災害の被災地に行き、支援活動と共に被災地の風景や人々の姿をスケッチで「記憶」として描き溜めるようになる。2011年の東日本大震災。今なお住まいを追われている福島県双葉町に赴き、スケッチで記録し続けることにした。神戸の復興を見つめてきた曺さんが住まい

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一隅を照らす

一隅を照らす

今さらだけど、YouTubeで中村哲先生の講演会を見始めた。中村先生自身が語るPMSとご自身の活動を見たことがなかったので、かなり新鮮であり、感動的である。僕は先生が亡くなってから、先生のことを知ったので、先生自身の講演会には行くことが出来なかった。2つほど視聴しましたが、話されていることはほとんど同じ話。しかしながら、説得力を毎回強く感じるし、先生の思いが伝わってくる。
「もうすぐ70歳なのに、

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大阪・関西万博 山本理顕×藤本壮介 対談について

大阪・関西万博 山本理顕×藤本壮介 対談について

先日、ゲンロンカフェで行われた山本理顕さんと藤本壮介さんの対談を見ました。
結論、見てよかった。
その他感じたこと。
・藤本壮介氏のプレゼンはすばらしいと思いました。このプレゼンを広く国民に知れるよう広めるべき。
・とにかく万博の情報公開が少ないことが問題として提起されていた。それについて藤本氏は承諾されていたので今後の広報に期待します。
・万博については、個人的には愛・地球博も行ってないし、中国

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人は建築をつくり、建築は人をつくる

人は建築をつくり、建築は人をつくる

吉村順三の勉強していたら、チャーチルのこの言葉「人は建築をつくり、建築は人をつくる」が。よくできた言葉と思う。再開発やタワーマンション、ワンルームマンションがもたらしているコミュニティを考えないまちづくりは日本人を変えてしまった気がする。既存の建築の価値を評価せず、単なる経済優先と利便性や合理性の目的だけで、未だに破壊と建築を繰り返し、そこに人と人との関係性は存在せず、精神性はますます希薄となって

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2024年3月20日(水)の頭の中

2024年3月20日(水)の頭の中

今日は春分の日。
まだ朝の9:46。
最近の僕の頭の中の主な項目は、仕事のこと、吉村順三のこと、パレスチナのこと、住んでいる町のことの4点くらい。

仕事のことは、ただ毎日忙殺の日々が続いていて、相変わらず葛藤と戦っている感じで、このままあと12年間続くことになると思う。でも、次の項目である吉村順三のことばに出会い、少しずつであるがやり方を変えていくつもりです。
それは、ギャラリーエークワッドの「

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2023年振り返り

2023年振り返り

今年もあとわずか。
何があったのか、少しこのnoteを振り返ると家を購入したことが一番デカいことかなと思った。あとは仕事がつまらなく感じてきたのもこの1年か。「なにか改革を」なんて思っているが、結局なにもせずに今年は終わる。世界では戦争、虐殺が続いていて、こんな時、自分が何をすべきかを突きつけられている。そのことでも、気持ちが滅入るし自分を情けないと思う。そんな生活のなかで、素晴らしい音楽にふれた

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短い記事「水」

短い記事「水」

同じ水でも、中村哲先生の用水路の水と、日本が海洋放出した水は、あまりにも真逆である。というような話を映画のトークショーでされていた。
しかし、この海洋放出の件にしても、前から決まっていた事なのに、どこか他人事にして来てしまった自分がいる。
いざ問題になった途端、声をあげる。けど、また明日は日常に戻って目の前の自分の仕事に明け暮れてしまい結局なにもしない。その繰り返しだ。
しかし、声を上げないことよ

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本音

本音

本音で語れる人(相手)はいるか?
答え:いません。
もう約53年も生きてきて、こんなんです。
なぜか、それは自分も含め周りの人達を、大事にしてこなかったから。頼りにしてこなかった、信じることをしなかったから、のような気がします。
特に僕の場合は、自分に自信がなさすぎて、自己犠牲が強すぎることが大きい。
こんな俺とつきあってくれるんだ、いいよ、とか。人に頼まれると断れない、とか。答えを求められてもま

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