shiitake

会社員(建築士)。53歳。

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会社員(建築士)。53歳。

最近の記事

一隅を照らす

今さらだけど、YouTubeで中村哲先生の講演会を見始めた。中村先生自身が語るPMSとご自身の活動を見たことがなかったので、かなり新鮮であり、感動的である。僕は先生が亡くなってから、先生のことを知ったので、先生自身の講演会には行くことが出来なかった。2つほど視聴しましたが、話されていることはほとんど同じ話。しかしながら、説得力を毎回強く感じるし、先生の思いが伝わってくる。 「もうすぐ70歳なのに、何故そんなにお若くいられるのか?」という講演後の質問でもありましたが、実にパワフ

    • 大阪・関西万博 山本理顕×藤本壮介 対談について

      先日、ゲンロンカフェで行われた山本理顕さんと藤本壮介さんの対談を見ました。 結論、見てよかった。 その他感じたこと。 ・藤本壮介氏のプレゼンはすばらしいと思いました。このプレゼンを広く国民に知れるよう広めるべき。 ・とにかく万博の情報公開が少ないことが問題として提起されていた。それについて藤本氏は承諾されていたので今後の広報に期待します。 ・万博については、個人的には愛・地球博も行ってないし、中国の上海万博が唯一体験した万博ですが、上海は、正直なところあまり感動的なことはなか

      • 人は建築をつくり、建築は人をつくる

        吉村順三の勉強していたら、チャーチルのこの言葉「人は建築をつくり、建築は人をつくる」が。よくできた言葉と思う。再開発やタワーマンション、ワンルームマンションがもたらしているコミュニティを考えないまちづくりは日本人を変えてしまった気がする。既存の建築の価値を評価せず、単なる経済優先と利便性や合理性の目的だけで、未だに破壊と建築を繰り返し、そこに人と人との関係性は存在せず、精神性はますます希薄となっていくと思わざるを得ない。「それは本当に必要?」という問いを常にもち続けたい。19

        • 2024年3月20日(水)の頭の中

          今日は春分の日。 まだ朝の9:46。 最近の僕の頭の中の主な項目は、仕事のこと、吉村順三のこと、パレスチナのこと、住んでいる町のことの4点くらい。 仕事のことは、ただ毎日忙殺の日々が続いていて、相変わらず葛藤と戦っている感じで、このままあと12年間続くことになると思う。でも、次の項目である吉村順三のことばに出会い、少しずつであるがやり方を変えていくつもりです。 それは、ギャラリーエークワッドの「吉村順三の眼」のシンポジウムに行った際、出会った 「建築家として、もっとも、うれ

        一隅を照らす

          2023年振り返り

          今年もあとわずか。 何があったのか、少しこのnoteを振り返ると家を購入したことが一番デカいことかなと思った。あとは仕事がつまらなく感じてきたのもこの1年か。「なにか改革を」なんて思っているが、結局なにもせずに今年は終わる。世界では戦争、虐殺が続いていて、こんな時、自分が何をすべきかを突きつけられている。そのことでも、気持ちが滅入るし自分を情けないと思う。そんな生活のなかで、素晴らしい音楽にふれたり、映画を見たり、建築を見たりすることは足を止めなかった。まぁ、趣味とも言える。

          2023年振り返り

          映画「アアルト」

          思ったこと。

          映画「アアルト」

          短い記事「水」

          同じ水でも、中村哲先生の用水路の水と、日本が海洋放出した水は、あまりにも真逆である。というような話を映画のトークショーでされていた。 しかし、この海洋放出の件にしても、前から決まっていた事なのに、どこか他人事にして来てしまった自分がいる。 いざ問題になった途端、声をあげる。けど、また明日は日常に戻って目の前の自分の仕事に明け暮れてしまい結局なにもしない。その繰り返しだ。 しかし、声を上げないことよりも、何も知らないことよりも、事実を知って自分の考えを持つという事が、とても重要

          短い記事「水」

          本音

          本音で語れる人(相手)はいるか? 答え:いません。 もう約53年も生きてきて、こんなんです。 なぜか、それは自分も含め周りの人達を、大事にしてこなかったから。頼りにしてこなかった、信じることをしなかったから、のような気がします。 特に僕の場合は、自分に自信がなさすぎて、自己犠牲が強すぎることが大きい。 こんな俺とつきあってくれるんだ、いいよ、とか。人に頼まれると断れない、とか。答えを求められてもまちがいが怖くて逃げ出したりとか。要するにからっぽな人間だった。 からっぽでも、意

          やりたいこと。

          色々模索してた。 この二、三年、行きたいイベントがあると、とにかく時間が合えばでかけていった。そこで、特に知り合いがいるわけでもないし、団体も特定なわけじゃなく掛け持ちでジャンルも様々だ。デモにも初めて参加した。とにかく色んな興味があることに関して出かけていって、五感で感じることを大切にしてきた。 世界におけるこの日本の立ち位置もわかるようになった気がする。3、4年前くらいの僕は何も知らなかったのに。というか興味がなかったから、知ろうともしなかった。それまでの僕はかなり利己

          やりたいこと。

          この町に暮らして

          この町に暮らして早や4ヶ月。勤めは都内なのでなかなか住んでいるこの地域のことを何も知らないまま過ぎていきそう。色々と、生きていくうえで地域の方々との交流は大事だと感じており、そういうものを求めていると自分自身思う。手っ取り早いところで、市報に載っている色んな地域のイベントに参加して行こうと思ってる。 人と出会い、話すことは、一番経験値が上がる行為だと思うので。 その中で、本当の自分がやりたいことを見つけながらやっていけばいいのかなと思うので。

          この町に暮らして

          7月。旧馬場氏烏山別邸へ。

          7月は土曜日ではじまった。 この4月からは仕事の領域が倍になったこともあり、毎月残業MAXでした。正直、この年になってこんなに残業するとは思わなかったし、実際にしんどい。会社にはこんな体制おかしいと言い続けているが、まったく耳を貸さない。また何か問題が起こるまで変えないつもりなんだろう。一旦やり始めたことをやめたがらない体質にはもううんざりだ。6月末に目処がついた物件も多く、7月からはどうにか自分のペースで仕事をしたい。そのためには6月中にやらなければならなかったことはこの日

          7月。旧馬場氏烏山別邸へ。

          「移動」

          今、読んでいるのは姜信子さんと山内明美さんの「忘却の野に春を想う」。まだ途中ですが、「移動」という言葉に反応してここに残したくなりました。 「移動」することはすごく大事なことだと気づいた。僕の過去に当てはめて見ると、移動とともにそこには経験が伴う。経験するということは思考に変化が訪れる。その思考が前向きなものなのか後ろ向きなものなのかは関係ない。とにかく色々な外部の刺激をもとに思考せざるを得ない環境になる。そう、環境だ。自分が歩くことにより環境を作り出す。そして移動の先には必

          「移動」

          ゴールデンウィーク

          いわゆるゴールデンウィークが5日で、残りあと2日。まったく予定を入れずに過ごしている。 一日目は、10時くらいに起きて、あれ?何をしていたのかもう覚えてない。ずっと家にいた。いや、あ、憲法記念日だったから、というわけでもなくたまたま買った齋藤陽道さんの「日本国憲法」を、はじめて読んで。これは素晴らしい憲法だとはじめて知った。あまりの感動に声に出して全文読んでしまった。 二日目は、9時くらいに起きて、妻と少し近場の大きなお花屋さん(というより造園屋さん?)へ。玄関外に置くお花

          ゴールデンウィーク

          建築旅行記1992年1月26日(日)

          引越しの荷造りしていたら、1992年に書いた「建築旅行記」が出てきた。 僕が建築を志して間もない頃、色々な建築を見に行くと決意し、このノートを作成した。 このノートにはその時の自分の思いと第1回目として登呂遺跡に訪問した感想がつづられていた。 面白かったのでここにテキストと写真を載せてみることにした。 この時、たまたま白井晟一の石水館に出くわし、感動した思いは忘れられません。 若干21歳のつたない文章のまま載せております・・・。 「建築旅行記」 建築旅行すなわち、建築を体験

          建築旅行記1992年1月26日(日)

          新宿西口地下広場

          NHKBSで再放送していた番組「声は届くのか」を録画で見た。 1969年のフォークゲリラの映像とその当時発信をしていた人たち、受信していた人たち、そして今の若者たちをフォーカスした番組。 元々はベトナム戦争の反戦をフォークソングで訴える若者数人ではじまった集まりが、徐々に人を集め、おおきな集会となった。毎週土曜に決まった時間ではじまり集まってきた人たちの姿、私がこれまで印象があったのはフォークゲリラというくらいなのでギターを持ってみなで歌を歌う姿だったのだが、この映像ではその

          新宿西口地下広場

          2023年2月12日(日)「Don't Let Me Down」

          色々とやることがあるなかで、病み上がりのせいか、動いたり考えたりすると、すぐ頭がぼーとするようになってしまった。 昨日もヤオコーで買い物してる途中で、また寒気が酷くて、でも家に帰ってすぐ体温を測ったらいつもの平熱。その後もご飯食べたら元気に戻った。単に腹が減っていたのかもしれないし、スーパーは結構冷えてるので、一時的に調子が悪くなっただけかもしれないし、その前に車で3時間くらいウロウロしてたから疲れていたのかもしれない。と考えると単に疲れていたんだろうな。 風邪は治りかけが肝

          2023年2月12日(日)「Don't Let Me Down」