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7月。旧馬場氏烏山別邸へ。

7月は土曜日ではじまった。
この4月からは仕事の領域が倍になったこともあり、毎月残業MAXでした。正直、この年になってこんなに残業するとは思わなかったし、実際にしんどい。会社にはこんな体制おかしいと言い続けているが、まったく耳を貸さない。また何か問題が起こるまで変えないつもりなんだろう。一旦やり始めたことをやめたがらない体質にはもううんざりだ。6月末に目処がついた物件も多く、7月からはどうにか自分のペースで仕事をしたい。そのためには6月中にやらなければならなかったことはこの日曜出勤、在宅勤務でなんとかこなした。
仕事がこんな状態なので、休日はしっかり好きなことをしたいという反動がつよく、最近は土日というと、意外と出かけていてあまり家にいることが少なくなった。ほとんどは建築を見に行っている用事だ。昨日もDOCOMOMOの見学会で、吉田鉄郎氏の旧馬場氏烏山別邸を見に行ってきた。
戦前の建築とは思えないきれいさで、この建築が愛されている証拠だなぁと感動しました。いつも平面図や立面図を手書きで書いてから見学に挑むのですが、この建築の平面図がネットで公開されてないようなので先に書けなかった。レクチャーでは、その土地にまつわる歴史から辿っていただいたので、とてもわかりやすかったです。そして平面図を配布して頂いたので、現地で色々と思いを巡らせた。今は一階がコミュニティスペースになっていて南側から直で入れますが、実際の玄関は西からで、ちょうど駅から来る道だったんですね、昔の地図を見て、あぁこうやってアプローチしていたのか、玄関正面はこんなふうに見えたのかとか、想像したりして。
敷地の一部にはマンションも建てられその住民だけじゃなくこの広大な敷地は一般に開放していることから、新しいコミュニティが生まれるような空間、小さな町が出来上がってるような感覚を受けました。第一生命と清水建設は、とてもいい仕事をしているなと感心しました。地域開発のとてもいい例だと思います。自分もこんな仕事をしたいと思ったし、また訪れたい場所ができました。

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