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「夢はいつ諦めればいい?」 byエミネム

 タイトルに反してあたくしはまったく諦めないんですが、それでも諦めどきということはときどき考えてましたね。わりと歳を重ねてきて、まだプロの小説家になってないっちゅう話で、もうダメだって気分は少々嗜むこともあった。

 なんでいまの状態になっているか。これはわかりやすい。二十歳ごろに初めて応募した小説が一次を通って雑誌に名前が載っちゃったんですね。そこですっかりその気になって周りからも乗せられちゃって、そのまま突っ走っていまがある。あの作品はうまいかどうかでいうと下手なんだけど、新しさを買われたんだと思う。自分の高校時代をあけすけに書いたもので、通常あんなに残酷な経験ってそうそうないんですよ。ファム・ファタル的な女の話でした。だからあたくしは「俺は地獄を知っている、とはっきりいえるね」などと偉そうにいってた時期がありましたけど。偉くもなんともないんであったが、少なくとも一本の小説にはなったな。関係各位に迷惑かかるので詳しい内容はいえない。

 時は流れてあたくしもすっかりおっさん、健康に気を使い出してる。そんなおっさんがこれまでときどき予選は通ってきた程度の話で、いよいよあとがない。占いで見てもらえばこの先はいいらしいんだけども。なんかそれは信じるか信じないかというより納得するかどうかのことであって、信じるのと納得するのとどう違うかっていうと似て非なるもの、仮説や予測ではなく事実の解説を聞いたみたいな占いだったから納得という感じではあるわけだ。すんごい占い師の先生であった。気になる方には紹介していきたいくらい。

 夢をどう扱うか。夢を追うのにどれくらいの期限や猶予があるのか。あたくしはいままだ目指しているさなかのところなんで、うまくいったあとに振り返って「がんばってよかったなあ」と思えればそれでいいんだけど。全員が夢を叶えられるわけではないってのは知ってますよ。だからせいぜい努力はしますってあたりの話、今年も執筆の夏が始まりつつ、がんばりましょうがんばりましょう。


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