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目が見えるのは当たり前?


【一瞬でいいから、0,1秒でいいから、
夫、我が子、両親の顔が見たい。
死ぬまでに、一目でいいから見てみたい。】

ある動画で聞いた、生まれた時から全盲だった女性の言葉です。

一瞬でいいから、愛する人達の顔を見てみたい。
そんな女性の願いに、心が激しく揺さぶられました。

ずっと、色彩のない世界で暮らしてきた女性の
唯一の望みが、これから叶うことがあるだろうか?
今後、医学か進歩したら叶う可能性があるかもしれないが、女性が生きているうちに叶うかどうかは何とも言えないだろう。

目が見えるという、私にとっては当たり前のことが
その女性にとっては、何より大事で尊い。

目が見えるのは、もしかしたら当たり前ではなくて、感謝しなければいけないほど有り難いのではないだろうか?
時々、全盲の方が駅のホームから落ちて死亡するという痛ましい事故が報道されるが、点字ブロックや杖だけでは、安全ではない事実を思い知らされる。
全盲でなければ、命を失うのは免れただろう。

以前、他の記事にも書いたけど、目だけに限らず
五体満足で生まれてきたのは、もしかしたら奇跡かもしれない。
目が見える、耳が聞こえる、言葉を喋れる、
体を自由に動かせる、それらは多忙な毎日の中で見過ごされてしまいがちだ。
有り難いと感じる余裕がない。

動画では、私達は健康な体で暮らせているのが幸せだということに気づかず、あれを寄こせ、これを寄こせと足りないものをどんどんリストアップし、それが叶わないと幸せじゃないと思い始める、
と解説していた。

最もだ、と思った。

今、仮に事故か病気で、目、耳、手足などが不自由になったとしたら、相当不便な思いをするだろう。
生きていく気力を無くし、一時死を望んでしまうかもしれない。
例えば、目が見えなくなったら、外出するのは
怖くて家から出たくないだろう。
周りのもの、何もかもが見えなくて、味気ないというか、つまらないだろう。


今、五体満足で健康でいれる毎日に、幸せを感じ
感謝しなければいけないと、改めて気づくことが
できました。



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