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2024年4月6日 23:50
これはわたしと恋人との話。付き合う前日の夜、わたしたちはデートをしていた。付き合う前の、甘すぎるけど、ちょっとだけ苦い時間。今しかできない会話、今だからこそ意味をなす表現、そういったものが、確実にしっかりと存在していた。「結婚して子どもができたら、深夜のコンビニに手を繋いでいくことが2人の特別な時間になる」デートの帰りにコンビニに寄ったとき、ホットカフェラテを作る待ち時間に、彼
2024年5月2日 22:00
これはわたしと恋人との話。お付き合いを始めて、二か月が経った頃。彼はわたしに、花束をプレゼントしてくれた。彼が手渡してくれた花束の中で、彼がわたしのイメージで選んでくれたという明るい色の花々が、楽しそうに、満面の笑みで笑っていた。春を思う存分に満喫して、夏の訪れをワクワクと待っているような、そんな雰囲気が感じられて、とても晴れやかな気分になった。けれども、どこかでこんな話を聞いた
2024年2月25日 13:05
夜明けの終わり。カーテンの隙間から差し込む明かりが、あなたの頬にそっと色を乗せる。これから先、私たちは幾度となく、同じようで全く違う、甘くて痛い夜を越えていく。うっすらといびきをかくあなたの、目にかかる前髪をそっとどかし、おでこにゆっくりと口づけをした。それは、とっても甘くて、耐えられないほどに痛かった。私の涙が、うっすらと寝息をもらすあなたの、私の体温が