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なんでもない28歳 初夏のNY放浪記

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なんでもない会社員であり、限界サラリーマンであり、プランナー・コピーライターとして奮闘中の28歳が、日本を脱出し憧れの大都市ニューヨークシティに旅立つ。二人の仲間と共に、時差に関…
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#仕事

抜けられない、時間の螺旋。

抜けられない、時間の螺旋。

10日目の夜から14日目まで。

目の前はノイズ。
渦のように引き込まれていく日々。

これは、そんな悪夢の記録。

前回の日記はこちら。最後から続いています。

いったいニューヨークで何してるんだ──。

青い壁に囲まれたリビング。
柔らかいソファの上。
椅子にスーツケースを乗せ、さらにその上にはMacBookが置かれている。

窓のない半地下の部屋。
光は照明のみ。
トイレとソファの往復。

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振り返る時間すら流れ過ぎゆくNY。

振り返る時間すら流れ過ぎゆくNY。

一週間。

あったかいシャワーを浴びることが出来なかった、あの旅立ちの日。

身体が凝り固まったフライト。

目的地を間違えて訪れたクラブ。

その後、何度も登場する文脈を作った会話劇。

オフィスの鍵が開かない(間違った場所を教えられていた)おかげで、やけに集中した仕事。

絡まれて悩んだ道なりと、深夜に仮眠したダンボール。

やっと寝れたのに、起きたらすぐに始まる打ち合わせ。

そのまま寝ずに

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似非ニューヨーカーの朝帰り。後編

似非ニューヨーカーの朝帰り。後編

朝帰りにベッドの中で書いていると思った日記は、いつのまにか夕方に書いていた。

のはずが、仕事をしていたらまた次の日の朝になっていた。

前編は朝帰りに書いていたが、向かう道中で終わってしまったから「朝行き」の話で終わってしまった。

ここからは、朝帰りするまでの過程の話。
長い長い4日目の幕開け。

カフェでメイちゃん(NY同僚)と合流。
待ち合わせ時間から数分遅れぐらいで済んだものの、息があが

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ダイ・ハードモード

ダイ・ハードモード

大きな目標が、一つ潰えた。
早速、1日分日記が書けず毎日投稿することができない。
今後もなかなか出来そうにない…。

「1番面白かったof the Year 2022」を飾るかもしれないNY滞在2日目は、概要だけ説明すると大したことはない。

公園に行ってベーグルを食べて、スーパーで買い出しして、NYの同僚メイちゃん*の部屋に行って、宿に戻りネトフリの映画を見たぐらいのこと。

*登場人物は、1日

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