ひゃくたけえり

ライティング・ライフ・プロジェクト ファシリテーター|米国IBA認定ボディートーク施術…

ひゃくたけえり

ライティング・ライフ・プロジェクト ファシリテーター|米国IBA認定ボディートーク施術士|よどみのない心と体をテーマに生活を営む|広告進行管理、WEBサイト運用、制作、カスタマーサポート|読書・マンガ・アニメ好き|夫婦で旅行が趣味|母の介護中|Amazonアソシエイト参加中

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自己紹介

ひゃくたけえり ライティング・ライフ・プロジェクト ファシリテーター 米国IBA認定ボディートーク施術士 出版・IT系企業でデザインや広告進行管理、WEBサイト構築、運用に携わる。 出版関連などデータ確認、入稿から校了までのスケジュール管理に定評があり、デザイナー、制作会社、印刷会社からの信頼を得ている。 病気がちだった幼少期を経て、部分的ではなく体も心も全体的に知ることに興味を持つようになる。心身を全体的に捉えるボディーワークなどを通して自分との向き合い方に関心を寄せ

    • 心の底にある自分のかけらを見つける物語

      人のふり見て我がふり直せとはいうけれど 外出のときに商業施設などで、鏡についた水滴や、ホコリが目につくことがある。にもかかわらず、なぜか自宅だと後回しにしていたり、放置したりしている。 物語の世界に没頭して楽しむ作品と、ふと立ち止まり自分を顧みる作品があるけれど、海野つなみさんの作品は、わたしにとっていつも後者だ。蓋をしている自分の課題を外側から見るような気持ちになる。外出先で水滴やホコリが気になる感覚のように。 「逃げるは恥だが役に立つ」の作者、海野つなみさんの最新作

      • 邪魔をするのはいつもゆらぐ感情

        毎日やらなくてはいけないことで気力も体力も削られて、時間ばかりが過ぎてしまう。 気がつくと自分のことは後回しにしてしまい、介護のことや仕事や人間関係で、悶々としたり、モヤモヤしたりで、気が晴れない。 いつもどこか暗澹たる気持ちが拭えない状態から少しでも軽やかになりたいと思った頃、さめじまみおさんの考案したプログラム、ライティング・ライフ・プロジェクトを始めた。 それからほぼ毎日、頭の中に浮かんでくる感情を書き出した。 ライティング・ライフ・プロジェクトはモーニング・ペー

        • 挑戦したい気持ちを発酵させても美味しくならないしね

          いつでもじぶんに自由な選択を持たせたい 気がつけば8月も終わりに近づき、約4ヶ月で2023年も終わる。早すぎる。 5類へ移行して公的な手続きが通常に戻った。その影響もあって、介護関連の再申請の事態になってしまい、親のことで慌ただしく過ぎてしまった。 次いで自分の検査結果次第では、入院になるか、ならないか、落ち着きからは程遠い日々を送っていた。 変則的な対応をすることが増えて、毎週1日は出勤することが確定になり、生活リズムが一定にならず整わない。 noteに記事をアッ

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          自分のなかに浮かぶ想いを形にすること

          文章を書くことが苦手です。 楽しく前向きに取り組むというには、程遠いと感じています。 今もまだその感覚はあります。けれど最近体験したある出来事で、少し捉え方が変わりました。 わたしのことをまったく知らない人に、 文章がどのように伝わるのだろうか、 そもそも何か伝わるようなものを書けているのか、 いつもそんな疑問を持ちながら、noteにぽつぽつと文章を書いていました。 ちょうどそんな時、昨年10月頃に 青山ゆみこさんの「あなたの文章読みます」に巡り会ったのです。 そのと

          自分のなかに浮かぶ想いを形にすること

          2分半のタイムトラベル ある家族の風景

          身体も感情も、思い通りにいかず、ままならない日もあります。 そういう時もあるのはわかっているから、淡々と今できることをやる、しかないのですが、そう上手くできる日ばかりじゃない。 そんな折、ふと先日渋谷駅で見かけた相鉄東急直通記念のポスターを思い出したのです。「父と娘の風景」の文字とオダギリジョーさん、山﨑天さんの写真が印象にずっと残っていました。 気分転換のつもりで、相鉄東急直通記念 父と娘の風景 で調べると相鉄グループのYouTube公式ページへ導かれ、目的の作品を見つ

          2分半のタイムトラベル ある家族の風景

          ささやかな日常が奇跡的なことだと気がつく強制イベントのはじまり

          じぶんに対して疎かにしていると、強制的に向き合うことになる 今まさに強く実感しています。 年末から指の痛みや腫れが発症しました。 いくつかの病院で検査して、年が明け、桜が咲き、花が散り葉に変わる頃、それぞれ結果が出て、ひとつは再検査になります。 当たり前のことが当たり前ではなくなったときに、何気ない日常がとてつもなく大事だと気がつくことを何度繰り返せばいいのか。 ああ愚かだなあ、と落胆していたこの数日間。 例えば週刊誌を発行する場合、 出版社は11〜12月にかけて、年内

          ささやかな日常が奇跡的なことだと気がつく強制イベントのはじまり

          「母親になって後悔している」で思い出した、誰かに遠慮している人生から自分を解放すること

          インタビュー対象者の基準は、 母親になって後悔していると当事者として自己認識があること 上の2つの質問に「ノー」と答えていること この基準で行われた23人のインタビューを軸に、6章で構成されています。 著者はイスラエルの社会学者、オルナ・ドーナト氏です。 社会的な圧力や批判によって、 女性たちが「誰の母でもいたくなかった自分」を表現することのむずかしさ。 母のあるべき姿というものが、国が違っていても、それぞれ社会的に根付いているため、「母親になった後悔」を話そうものなら

          「母親になって後悔している」で思い出した、誰かに遠慮している人生から自分を解放すること

          映画「PLAN75」持続可能な開発目標から遠く離れた世界

           自分自身の生きている意味に疑問を持った時期もあったけれど、映画「PLAN75」を観て「生きる命」を肯定し、尊いと思える社会のひとりでありたい、と強く思いました。  映画「PLAN75」の冒頭は、相模原の障害者施設で起きた事件を思い起こさせる場面から始まります。 この物語は、少子高齢化が進み、増える高齢者問題の対策として、75歳以上の人が自らの最期を選ぶ権利を認め、支援する制度が可決された日本が舞台です。その制度の名前を「PLAN75」としています。  この制度が可決し

          映画「PLAN75」持続可能な開発目標から遠く離れた世界

          「血流ゼロトレ」から取り入れた「いらないストレス」の向き合い方

           毎日母親を介護することに向き合っていると、どうしようもなく息がつまりそうになったり、逃げ出したくなったりすることが、たびたびやってきます。  日々、さまざまな気持ちを書き出して整えていますが、それを上回る勢いで逃げ出したくなるときは、書店にや好きなお店に向かいます。  書店では目的もなく、ふらふらと見て回ることが多いです。今回、手にとったのは、内臓下垂の対策に興味があったので「血流ゼロトレ」。エクササイズは5種類だけというのが、ずぼらなわたし向きです。  運動に時間を

          「血流ゼロトレ」から取り入れた「いらないストレス」の向き合い方

          「スプートニク」を読み、自分の軸で生きていくことについて思いを巡らせる

          海野つなみさんの新刊「スプートニク」。 久しぶりの新刊なので、うれしくて発売日に購入しました。 本書の帯に使われている銀色の地に紺色の文字の組み合わせや、表紙に使われている紙も好きです。 ゆっくりと時間をかけて居心地のよい関係を築いていく 「スプートニク」はウェディングプランナーになって3年の浅利千尋が、会社に辞表を出すところから物語が始まります。 引き留めようとした上司の羽鳥汐路も、浅利の話を聞きながら、自分の気持ちに気がつき、浅利と時を同じくして会社を辞めます。 元

          「スプートニク」を読み、自分の軸で生きていくことについて思いを巡らせる

          吉本ばななさんの文章講座と出会い、わたしはnoteを始めることができた

          noteに記事を公開してから約1ヶ月が過ぎました。 1ヶ月といっても毎日公開できているわけではないし、今もまだ文章を書くことは慣れていません。 今まで自分を表現することに対して抵抗感があり、動き出すことができませんでした。 ですが、自分を変えていきたいと考えnoteを始めることができたのは、吉本ばななさんの文章講座を見たことが強く影響しています。 5月末、母が退院する前に、大阪へ1泊2日の旅をしました。大阪へ向かうANAの機内で、動画の「ほぼ日の學校」を視聴したときに、吉本

          吉本ばななさんの文章講座と出会い、わたしはnoteを始めることができた

          「親が子どもになるころに」を読み、母の環境について思いを巡らせたこと

          細川貂々さんの著書「親が子どもになるころに」で出てくるこのことば。 親の介護に直面しているわたしは、深くうなずきながら読みました。 本書は、細川貂々さんが3人の親(実父、義父、義母)と介護の課題にどのように向き合い取り組んだか、実体験を描いています。 細川貂々さんのお父さんが、アルツハイマー型認知症、術後せん妄と診断されたところから、ケアマネージャーへの連絡、要介護認定、施設探しについて時系列で話が進みます。 「親がどれだけ資産を持ってるか」は、親を介護するにあたって避け

          「親が子どもになるころに」を読み、母の環境について思いを巡らせたこと

          「やりたいことをやるため」の能力を育めているか

          行動できないのは人生の嘘アドラー心理学に出てくる「人生の嘘」。 行動できないわけではない。 やらないことを自分が決めているから行動しない。 それでも乗り越えたいなら、できない理由を探さずに、できないことを認めた上で挑戦する。 「人生の嘘」は、行動に移せなかったわたしにとって、突き刺さる言葉です。 わたしは要領が悪く、失敗を恐れ、何事も慎重になりすぎる傾向があります。 例えば、やることが明確な確定申告や役所に出す類の書類は、淡々と進めることができるし、締切に遅れることは

          「やりたいことをやるため」の能力を育めているか

          普段から来客に慣れていれば、もっとラクかもしれない介護の話

          わたしが子供の頃から、母は他人が家に来ることを好まなかったのです。 そのため、友だちを家に呼ぶことがほとんどありませんでした。 翻って現在は、わたしがフルタイムで働いていることもあり、 ひとりで介護を担うのはむずかしいため、 使える公的なサービスはすべて利用しています。 訪問看護で入浴補助や薬の管理、 訪問リハビリで、体力低下を防ぐこと、 体力筋力の増加を目指す計画を立て、それぞれ週2日の設定です。 母の病状は、骨粗しょう症、リウマチ、心不全などが重なっています。 温度

          普段から来客に慣れていれば、もっとラクかもしれない介護の話

          わたしの中の邪悪な感情をどう捉えるか

          これは邪悪な感情なのではないか?と自分で認識しているのは、薄情だということ。 作品として観る家族や母娘の物語には、温かいものを感じるし、心を揺さぶられ、涙する自分がいます。 例えば、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」や、アニメのヴァイオレット・エヴァーガーデン10話「愛する人は ずっと見守っている」など。 ところが実母のことになると、育ててもらったけど、育まれたという実感が持てないのです。 母から褒められたことや、抱きしめられた記憶がほとんどありません。 人は体験してい

          わたしの中の邪悪な感情をどう捉えるか