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吉本ばななさんの文章講座と出会い、わたしはnoteを始めることができた

なんでもない1日を書く
あたりまえの1日を10年後の宝にする

ほぼ日の學校:吉本ばななの文章講座より

noteに記事を公開してから約1ヶ月が過ぎました。
1ヶ月といっても毎日公開できているわけではないし、今もまだ文章を書くことは慣れていません。
今まで自分を表現することに対して抵抗感があり、動き出すことができませんでした。
ですが、自分を変えていきたいと考えnoteを始めることができたのは、吉本ばななさんの文章講座を見たことが強く影響しています。

5月末、母が退院する前に、大阪へ1泊2日の旅をしました。大阪へ向かうANAの機内で、動画の「ほぼ日の學校」を視聴したときに、吉本ばななさんの文章講座に出会いました。機内で見ることができるのは、授業のダイジェスト版。講座の続きを見たいがために、先日ほぼ日の學校に会員登録しました。

この授業のテーマは2021年3月31日の「なんでもない1日を書く」ことです。文字数は1000文字以内。文章講座に入る前、吉本ばななさんがこのテーマについてお話した中で以下のように伝えています。

10年20年経ったらすべてが変わっている
今周りにいる人も、たぶん全員いない
その中で残った物に対する愛情
つまりなんでもない、どうでもいい1日だったのに
自分はやっぱりあの1日を愛情をもって過ごしていたんだ
という記憶が残ること

ほぼ日の學校:吉本ばななの文章講座より

わたしは毎日その日にやることや、気持ちの整理をするために、ノートに書き出しています。それは誰かに見せるためのものではありません。

ばななさんのお話を聞いて、自分を変えていきたいという気持ちに響いた言葉がありました。ばななさんご自身のフラダンスの経験で得たことを交えながら、

一度本気で文章を書いたり、直したりしてみることを経験すると、ものすごく自信がつくと思います。
一つのことを一回だけでもやってみると、不思議な形の自信がつく
それが他のことにも応用できる、それを強く訴えたいと思いました。

ほぼ日の學校:吉本ばななの文章講座より

ばななさんの文章講座を受講したのは、ほぼ日スタッフ4人の方です。2021年3月31日に起きたことを、みなさんがそれぞれ素敵な驚きのある日常を描いています。

その作文をばななさんが丁寧に読み、ひとつひとつ改行する箇所や段落分け、単語を削ったり、少し変えたり、細やかな助言をしたあと、みなさんの文章が、より鮮やかな描写に生まれ変わっていくのを目の当たりにしました。

ばななさんの文章に取り組む姿勢や、スタッフみなさんの文章がほんの少しのことで、がらりと変化していく過程を見て、わたしも書くことに丁寧に向き合い、なんでもない1日や読んだ本を、ふとしたときに思い出せるように記録をしてみようと思い、noteに公開するところまでこぎつけました。

自分を変える、変えたいと決めた時に、必要な言葉に出会うことがあるのだなあ、と感じています。

6月に発売された吉本ばななさんの「私と街たち(ほぼ自伝)」も読みます。文章講座を思い出しながら、ばななさんの文章を噛みしめることでしょう。

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