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Pierre Gagnaire Tokyo 2024.03
はじめに
ANAインターコンチネンタルホテル東京にある、「ピエール・ガニェール」に伺いました。
ミシュラン2つ星を獲得しています。
結論、お気に入りのお店が増えました!!
勝手に評価!
総合評価:4.2 凄く良い!
料理・味:4.2
サービス:3.8
雰囲気:3.9
コスパ:4.1
実際に食べたもの
ランチコースのEsquisse(14,916円、税サ込)を頂きました。
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アミューズ
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いぶりがっことブリー・ド・モー、栗のチュイル、タルトフランベ、うさぎのリエット、
赤ワインムース、ハイビスカスジュレ
一口サイズのアミューズが6種類。
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特に、いぶりがっこの一品とうさぎのリエットがお気に入り。
前者は、いぶりがっこの食感とチーズのねっちり感やコクに加え、デーツの甘みが堪らなく良かったです。
後者は、塩コショウのシンプルな味付けながら、パンチのあるリエットと爽やかなシソの風味。
どちらも特大ポーションで頂きたいと、願わずにはいられません。
パン
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まずは3種類全てが供されます。
特に、ドライフルーツのパンがお気に入り。
トーストのようにカリッとしたパンから、ごまやナッツの香ばしさとドライフルーツの甘みがふんだんです。
パンプリーバターをたっぷり塗って頂くと、毎朝頂きたいほどに美味しい。
ちなみにおかわりは可能ですが、在庫は少ない印象です。
カクテル ド ポッシュ
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カクテル ド ポッシュとは、5皿の前菜が一つのコース料理のように構成(コース・イン・コース)されたメニュー。
ちなみに、手前から時計周りに頂くことを推奨しているとのこと。
ということで、ご指示いただいた順に頂きます。
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さっぱりとしていました。
正直印象が薄いです。
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パンパンなホタルイカと優しい甘みやほんのり苦みの効いた春野菜。
ジュレからでしょうか、エスプレットらしいほんのりとした辛みが感じられました。
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柔らかな弾力とむっちりとした滑らかさのあるホウボウ。
バジルソースはホウボウを邪魔しない程よいバジルのような爽やかさがありました。
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グリーンピースの甘みと共に、ミントの風味が鼻を抜けます。
中には、モッツァレラチーズのような柔らかな食感のあるニョッキが。
こちらは、特段気に入りました!
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パルメザンチーズの塩気と香ばしさ、生ハムの塩気、とろっとした卵のコクとまろやかな酸味が効いたオランデーズソース(?)が抜群の調和でした。
このお品が一番最後に頂いても、こんなに美味しいのが驚き。
魚料理
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まず、火入れに感動しました。
軽やかで柔らかくもありつつ、むっちりと弾力のある火入れ。
真鯛の優しい甘みも感じます。
サラダ菜のバターソースはバターらしいまろやかさとコクを感じつつも、主役はサラダ菜の優しい甘み。
ソースがいくらあっても足りません!
魚料理においては、プルニエのボンファム以来の感動でした。
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魚料理と肉料理には別皿で付け合わせも供されます。
こちらの真鯛はしっかりと火入れがされていて、ふわっふわっ。
アイオリソースはコクがありつつも主張は強すぎず、海藻の風味と共に楽しめました。
肉料理
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イカ墨とジャガイモのピューレ
ソースはホロホロ鳥のジュ。
ソースとイカ墨のポテトやイカ、ソースと鶏肉、それぞれは大変美味しかったのですが、鶏肉とポテトを一緒に頂くとイマイチ合わないと感じました。
それぞれの火入れは勿論良かったです。
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パテが濃厚でコク深いので、トマトの瑞々しさと一緒に頂くと丁度良いと感じました。
デザート
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このときは目の前で燻製された苺をお見せいただき、仕上げをしてくださいました。
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カクテル ド ポッシュと同様に、3種類が一気に供されます。
こちらもコース仕立てで、左手前から時計周りに頂くことが推奨されます。
結論から言うと、こちらのデザートに完全に惚れ込んでしまいました。
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キウイは何と、4種類の調理法で!
瑞々しさが活かされた物、ドライフルーツのような食感や甘みをより強く感じる物と楽しめました。
※ちなみに、①マリネ②シナモンとバターのコンフィ③クリスタリゼ(パート・ド・フリュイ)④マーマレードの4種のキウイが入っておりました。
そして、バニラアイスが凄くバニラ!!!
こちら単体でもご馳走です。
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苺は水分が保たれつつも、コンフィのような柔らかさ。酸味は控えめで、松の香りが苺の甘みを引き立てます。
ムースやディルのソースを頂くと、口の中に心地良い燻製の香りと苺本来の瑞々しい甘みの余韻が広がります。
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ビールのほろ苦さとコクが効いたアイスクリーム。
ふわっと軽やかで、ほんのり塩気の効いたチョコレートムース。
抜群の調和であるのは言わずもがな。
奥行きがあるのに、スルスルと食べられちゃうのが不思議。
最後に相応しい一品だと感じました。
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ラズベリーのマシュマロと林檎のコンフィ、チョコレートとレモンカード、カリソンとメロン
特に印象的だったのが、カリソン。
アーモンドの風味とメロンの甘みがこんなに合うなんて、信じられません。
私が伺った中で最も凝ったフィンガーデザートを提供されるのはロオジエだったのですが、それと同等、というよりこっちの方が凝っているかもしれません。
アミューズからデザートに掛けてどんどんワクワクが高まり、デザートで完全にノックアウトしました。
デザートだけで申し上げるならば、アシェットデセール(レストランなどで供されるデザート)の中で一番のお気に入りです!!
サービス
下記、少々モヤモヤとした点がございました。
カトラリーを置かれ方がかなり乱雑で怖かった
アレルギー情報が共有されていなかった(こちらは恐らくレストラン予約課とレストランとの共有に不備があったかと思われます)
しかし、感激したところも!
食事後ふらっと景色を見ようと席を立ったら、東京タワーが綺麗に見える個室のお席にお見せいただいた
お料理についてかなり質問攻めしてしまったのですが、快くご確認いただいたり、シェフ自らご対応いただいたりした
最後はシェフやスタッフの方々にエレベーター前までお見送りいただいた
お値段
ランチコースEsquisse(14,916円)、アラン・ミリア330ml(2,486円)で18,000円/1名でした。
まとめ
私は基本的にボリュームやポーションの大きいお店が好きで、こちらのお店はその逆。
しかし、ボリュームを考慮してもなお、強く惹かれました。
きっと、それはお料理の好みだけでなく、天井が低く落ち着きがありながらも解放感のある店内やシェフやスタッフの方々の明るさもあるのでしょう。
料理長の赤坂シェフとシェフパティシエの巽シェフは明るく物腰柔らかで、一気にファンになりました!
願わくば、メニューが変わる度に伺いたい。
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