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L'OSIER 2024.03


はじめに

銀座のフレンチレストラン、「ロオジエ」へ再訪しました。
春の味覚を堪能してまいりました!

↓前回の訪問はこちらから。

勝手に評価!

  • 総合評価:4.6 凄く良い!

  • 料理・味:4.4

  • サービス:4.7

  • 雰囲気:4.7

  • コスパ:4.0 

実際に食べたもの

ランチの4品コース、「LES BELLES GOURMANDES」(22,000円、税込サ別)にオプションでデザートをミルフィーユにご変更いただきました(1,000円、税サ別)

店内

普段は撮らないのですが、今回は見事な桜の装花だったのでパシャリ。

桜の時期は、全国各地から桜の枝をお運びされているそうです。
今回は大分からの桜を愛でながら、食事を頂くことができました。

乾杯ドリンク

苺のモクテル

苺らしい瑞々しさ、甘みもありつつ、爽やかなトニックウォーターの風味が優しく感じられます。
とろっと、スムージーに似た口触りですが、味わいはとってもあっさり。
飲みやすいですし、何よりお料理の邪魔をしないいい塩梅。

アミューズ

(右手前から時計回りに)ヨーグルトとスパイスのサブレ こうしん大根、
ハーブのサブレ ラディッシュ、生姜のサブレ 人参 ビーツ

とても繊細で凝っています!そして、どれも美味しい。

特に印象的だったのは、生姜のサブレ。
ツーンとした感じはないのだけれど、後味がみるみるに生姜の爽やかな香りが鼻を抜けます。甘みのある人参やビーツと合わせると、癖になるお味。

パン

(左手前から時計回りに)ミルクパン、オリーブのパン、栗のカンパーニュ、カンパーニュ

有難いことに、コース序盤から頂けます!!おかわりも自由です。
特に好きなのがミルクパン。
ミルキーで優しい甘み、しっとり感もありながらほろほろと口の中で崩れていく感覚。
お菓子感覚でパクパク食べちゃいます。

アミューズ 続き

新玉ねぎのブルーテ

新玉ねぎの冷製スープの下には、酸味の効いた赤玉ねぎのゼリー。
上にはビーツのアイスクリームと色とりどりのビーツスライス、そしてカカオのチップス!

まろやかで優しい甘みのスープに、赤玉ねぎゼリーのほんのりとした酸味が良いアクセント。
添えられたカカオのチップスがほろ苦さとコクを生み出し、スプーンが止まりませんでした。

前菜

長崎県産シマアジのマリネ 宮崎県産シトロンキャビアを添えて
春野菜のコンディマン クレソンのエミュリュション

ねっとりとしたシマアジからは、ほんのりと柑橘の風味も感じました。(確認していませんが、恐らく)
シトロンキャビアとキャビアを絡めて頂くと、清涼感や塩味が加わり味に輪郭が生まれます。
ゆり根やクレソンのまろやかな甘みの効いたソースも美味しかったです。

魚料理

萩産甘鯛のうろこ焼き 
季節の野菜のジュリエンヌ 
貝類のラケ プティポワのブイヨン

綺麗な飾りつけですが、ここからソースが…

ふわふわとエスプーマされたソースがとても美味しかったです!
貝がぎゅううと詰まった出汁に、グリーンピースの甘みとほんのり野菜らしい青み(?)も感じる。
甘鯛のうろこのパリパリ感と香ばしさは流石、一方で身の火入れは普通に感じたかな。
美味しいんだけれど、もっとふっくらさせたり、ぷりっとさせたりできそうな…

肉料理

牛ほほ肉のブレゼ マダガスカル産ブラックペッパーを効かせて
ヴェルヴェンヌ風味のキャロットのムースリーヌ 
ソース ヴィオリーヌ

大きなお皿の比率で小さく見えますが、こちらも中々の大きさ。(先日のLE CAFE Vより、一回りは大きいかも)

牛頬肉は弾力がありつつ、ほろほろと口の中で崩れていなくなってしまう…
そして、こちらもソースがべらぼうに美味しい!
「黒ワイン」とも評されるカオールを使っており、濃厚でカカオのようなほろ苦さとコクを感じます。
味変にマダガスカル産のブラックペッパーを頂きましたが、濃ゆい赤ワインソースに負けないぐらいにとても芳醇な香り!


奥にある付け合わせのお野菜も甘くて美味しかったです。

デザート

桜のプレデセール

優しいアーモンドブランマンジェに、桜ジュレやシロップからの桜の風味が心地良い。
桜スイーツはそこまで好きではない我々3人が全会一致で「美味しい!」と感じました。

フィンガーデセール(左手前から時計周りに)
木苺とバラのシュークリーム、スパイスを効かせたパイナップルのゼリー、
林檎とチョコレートとシナモンのデセール、柚のオープンマカロン

指の第一関節ほどの小さなデセールですが、凄く凝っていて美味しい!!
特に度々登場するシュークリームが好きなのですが、今回は特段気に入りました。

雲のようにふんわりな生クリームに、木苺とバラウォーターの風味が弱すぎず、強すぎず、良い塩梅!いくらでも食べられます。

バニラのミルフィーユ タヒチ産のバニラアイスクリーム

どーんと大きなサイズで!
ミルフィーユ生地は、エアリーでありつつバターがプンプン香ります。
ミルキーでぽってりな生クリームと合わせると、満足感がありながらもパクパク食べちゃう…

バニラアイスもサービス?で大きなスプーンですくってくださいました!
口触りは滑らか、バニラが濃ゆくて、非の打ちどころがない…

フリヤンディーズのワゴン

好きなだけ、ということで遠慮なくリクエスト。

今までのデザートとは打って変わり、甘めの仕上がり。
アーモンドケーキと生キャラメルは特に甘かった(笑)

外はカリッと中がむっちりなカヌレ、しっとりほろほろなレーズンサンド、ブルーベリーの優しい甘さのふんわりギモーヴ、ピーカンナッツのクロッカンがお気に入りです。
(これらは比較的甘さ控えめかも?)

サービス

グランメゾンらしく気品高い立ち振舞、でも温かみを感じるサービスです。

予約時は、こちらの問い合わせ(というより我儘)に何度もご確認とご対応いただきました。

また、当日はお喋りな我々に合わせて色々とお話いただいたり、食いしん坊な我々に合わせて追いソースをご用意いただいたり。(いつもお肉だけなのですが、今回は肉と魚両方追いソースいただけました!)

「何でもやってくれる」訳ではないですが、最大限してくださっていると、染み染み感じます。

お値段

「LES BELLES GOURMANDES」(22,000円、税込サ別)、デザート変更(+1,000円、税サ別)、モクテル1杯で28,000円/1名でした。

まとめ

今回はご予約状況、時期共にツイておりましたが、サービスがとにかく良くて…
ロオジエはやっぱり好きだな、と再度実感。
また伺いたいです!



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