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見た目+外見+容姿=

皆さんは、見た目で人の内面がわかると思いますか?

洋服、アクセサリー、バッグ1つでその人の性格や内面、価値観など、そのすべてがわかるでしょうか。

わたしは決してそうは思いません。
持ち物だけで人のすべてを判断することなど、到底困難なことだからです。

洋服はその人のアイデンティティを映すと言う人もいるけれど、本当にそうでしょうか?

もしそうなってしまったら、きっと
"外見主義"になってしまうでしょう。

外見主義は外見主義で、似たようなコミュニティや仲間が集まると思いますが、そこでは内面は重視されず、軽視されるはずです。

なぜなら、いかに豪華であるか、いかにお金をかけているか、そこしか見ないからです。

プレゼントの中身や内容ではなく、入れ物である箱や袋、包装に重視する、例えるならそういうところでしょうか。


さて、こんなことを書いている私の文章を読んで下さっている方々、
映画【華麗なるギャッツビー】をご存知でしょうか。

アメリカの原作小説が元となったこの映画は、1920年代アメリカを舞台とし、豪華絢爛で綺羅びやかな上流階級を描いています。けれど、面白いのはそれだけではないのです。

この映画の本質は、観る人によって異なるし、価値観によっても感じ方や捉え方は違うでしょう。

私はこの映画に、この副題をつけたいです。

"派手やかな時代を虚像に生きた人々の物語"

なぜ私がこのような副題を思いついたか。

一度映画をご覧になればわかるはずです。

そう、ラストが特に。


豪華なショーも見どころの1つであるこの映画は、レオナルド・ディカプリオが主演を務めています。

映画の中では、当時の服装もそのまま再現されているだけでなく、アクセサリーやジュエリーに関しても完璧に再現されています。


なにせ超一流老舗ブランドである、あのティファニーが担当したのですから。


どれも美しく華やかなだけではなく、私たちに圧倒的な輝きを放ちながら、当時の歴史すらも教えてくれる、そんな宝石たちです。


不思議な三角関係を軸として描かれていますが、それよりも摩訶不思議なのがギャッツビーの正体は何なのか。

彼の真の職業を知るものは誰も居なく、聞く人によってその職業もコロコロと変わります。

結局彼は一体何者なのか、
それは最後まで見てのお楽しみ。

豪華絢爛なパーティーを毎晩のようにできる理由と、その意味がだんだんとわかってきますが、

結局彼が本当に欲しいものは、手に入りませんでした。



彼が"手に入れた"のは大きなお屋敷と、
ベニヤ板の上に描いたような夢絵図。



最後に。





外側だけを追い求めてると、
足元を掬われる


そんな教訓も残してくれる、
この素晴らしい映画を、ぜひあなたにも。

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