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受け入れの方法とスキル 第4段階  その10

 今日も、楽しく1日を終えることができました。この頃、みーちゃんは「学校に行くのを、楽しみにしている」とお母さんが、教えてくれました。
 この間、熱が出て学校を休まないといけなくなったとき「学校に行きたい」と泣いたそうでです。1年間近くたって、学校を好きになってくれたようです。

 お帰りの準備も、ほとんど自分でできるようになりました。時々、忘れ物がありますが、伊藤先生が渡してあげると「あーとう(ありがとう)」と言っています。

 集中下足室で待っていると、デイケアーのお姉さんが迎えに来てくれました。みーちゃんは、走って寄っていきました。デイケアーお姉さんとも、関係ができたようです。
 デイケアーのお姉さんに「今日は、何したの?」と聞かれて「シャボン玉、うーん、トランポリン…」と答えながら帰っていきまいた。
 さらに、今日、デイケアーでする遊びの希望も、聞いてもらっています。

みー「ビーズ。」

お姉「そう。ビーズがしたのね(「共感」)。それじゃ、一緒に、イチゴでも作りましょう。それが終わったら、ブロックもしてみましょう(「覚えて」)?いい?」

みー「いいよ。」

 気が付いたら、みーちゃんはお姉さんと手をつないでいました。「ああ、よかった。デイケアーの生活も安定してきたみたい」と、伊藤先生は思いました。

 思えば、大変な1年でした。何をしていいのか分からに4月から、よくここまでみーちゃんが育ってきたなと思いました。そして、伊藤先生は、来年も支援学級でみーちゃんを担当しようと決心し、2年生では何しようか考え始ました。

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