3月は、1996年度のまとめの時期でもある その4
《3月9日(土)》 リーダー企画『ボードゲームで遊ぼう』
今日は、土曜日なので来る子が少なかった。たったの4人。のんびり過ごした。
来る子が少ないと予想されたので、リーダーたち(4年生以上)で、リーダー企画をした。
有志7人が参加。今回は『ボードゲームで遊ぼう』という企画。『クルー』と『スコットランドヤード』というゲームを教えてあげた。さすが、リーダーだ。ルールがやや難しいのに、覚えが早い。
『クルー』は、西北先生が中心にやった。『スコットランドヤード』は、おやつのケーキをかけて、指導員やまと《どろうぼう》 対リーダー《警察》で対戦した。ちょっとした油断で、地下鉄の中で捕まってしまった。指導員の大事なケーキは、子どもたちのものになった。
とにかくよく笑う集団だ。「うまく育ってれたなぁ」と、リーダー達の1年生の頃を思い出しながら感嘆した。
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【解説】
『土曜日開所について』
1995(平成7)年4月より月2回、小学校は休みになった。この日記の1997年当時は、学童保育は土曜日は休まずに月4日とも開いていた。この3月9日は、学校休みの土曜日だった。だから、リーダー企画をした。
『リーダーとは』
《あそぼうクラブ》は、3年生までに次の4つのことをできるように育てて、4年生になるときには辞めさせていくことを目標にしていた。
・友達と自分たちだけで遊べる
・宿題を帰ったらすぐきちんとする
・カレーを自分一人で作れるようになる(包丁と火の扱い)
・時間の管理ができる(家に帰る時間を守る)
だから、上記のことができるようになった3年生の保護者には、3年生で退会することを推奨していた。(できない子は、残す方針)しかし、それとは別に「後輩の面倒を見るのが好きな子」には、リーダーとして残ることを頼んでいた。
リーダーには、班長にはさせないで、班長を育てる役をやってもらった。つまり、先生と班長をつなぐ役割をしてもらった。
しかし、4年生以上には4年生以上なりの発達の栄養を与えないといけないとも考えていた。そこで、残ってくれたリーダーには『冒険しよう』という合言葉で『リーダー企画』という次のような催しを、長期休みや土日に行っていた。
・自転車で奈良の大仏を見に行こう
・市内の小学校を全部回って校門で写真を取ろう
・校庭に、ダンボールで家を作って泊まろう
・校区内で宝探しをしよう
・ザリガニ釣りに行こう
・電車で一泊旅行にこう
・ボードゲームで遊ぼう
・隣の学校とドッチボールの試合をしよう
【参考】「クルー」と「スコットランドヤード」は有名なゲームで、現在でも売っています。
《クルー》
舞台は、とある洋館。そこで館の主人であるDr.ブラックが殺されました。
館の中にいる者全員が容疑者です。プレイヤー(2~6人)はそれぞれが容疑者のうちの誰かとなって、「犯人は誰か? 凶器は何か? そして犯行現場はどの部屋か?」を推理します。そして最も早く真相に到達した者が勝利するという、イギリス生まれの推理合戦ボードゲームが「Cluedo/Clue/クルー」です。
《スコットランドヤード》
ロンドン市内に潜伏し大胆不敵に逃走する怪盗Xを、スコットランド・ヤードの敏腕刑事達が追跡します。怪盗Xがまんまと逃げきるか、あるいは刑事達が首尾よく怪盗Xを逮捕するか、スリリングな頭脳合戦。怪盗Xを24時間以内に逮捕せよ!
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