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《思考の柔軟性が弱いタイプ》のアセスメントとその支援の方法 その1 アセスメント
下図が《思考の柔軟性が弱いタイプ》(実行機能が弱い)の脳の機能図です。「見る」「聞く」「注意集中」などの脳の機能そのものには、問題はありません。
それらをコントロールする実行機能(黄色の部分)に、凸凹(機能の偏在)があります。つまり、
・注意集中・認知をコントロールするところ
・感情・思考をコントロールするところ(抑制)
・思考を柔軟にコントロールするところ(こだわり)
・何かを計画して手順よく実行していくところ(プランニング)
のどこか、または全部に凸凹(機能偏在)があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1652159779971-H5OOazt9gW.png?width=800)
それを見つける方法(アセスメント)を書きます。
次の14項目を観察してチェックしてください。担任の先生や保護者なら、普段からよく観察しているので観察し直さなくてもすぐチェックできるでしょう。
逆に言うと、発達のアセスメントができるようになるために、常にこの項目を観察しておいてくださいということです。そんなに、難しいものはありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1652159793281-7b30KpLNBI.png?width=800)
この14項目のうち7項目以上チェックが付いたら、《思考の柔軟性が弱いタイプ》ということになります。
だだし、この《思考の柔軟性が弱いタイプ》は《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》、《聞いたことをまとめるのが苦手なタイプ》、《注意集中に課題があるタイプ》と重なっていることが多いです。だから、「見る」「聞く」「注意集中」の3タイプも、少しは《思考の柔軟性が弱いタイプ》の項目にチェックがつくことになります。
つまり、「見る」「聞く」「注意集中」3つのタイプは、この《思考の柔軟性》もやや弱いことが多いということです。
各項目について、少し、解説しまします。
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