#散文詩
砂漠、運命が降りそそぐ場所
砂漠とは、運命が降りそそぐ場所
砂漠には方向がない
もし砂漠で誰かと出会ったら、何を話せばいいのか
砂漠には、運命が降りそそいでいる
何かを選択することは無に委ねること
無に動かされること
運命は無から降りそそぐ
砂漠とは、無から運命が降りそそぐ場所
砂漠には、生の潤いがある
反復が終わり、始まる度に-Salamanda『Sing Together』
夜明け
東の空に赤い線が伸びていく
反復するベースのメロディー
空の星の灯りを一つずつ消していく
空は徐々に明るくなる
反復が終わり、始まる度に
夕方
西の空で赤い光が蒸発していく
反復するベースのメロディー
空の星の灯りを一つずつ灯していく
空は徐々に暗くなる
反復が終わり、始まる度に
No Future 4 U
初めて未来という言葉を知ったときから、
刹那主義者になることを決めた彼。
No Future 4 U
オレンジジュースのようなもやにダイブする。
その中で、ヤモリと出会う。
そいつは子供の頃、
部屋に迷い込んできたヤモリだった。
「そういえば 君の名前を聞いてなかったね」
「未来がなくても 名前が気になるかい?」
「それもそうだね。でも気になるな。なぜだろうね」
ヤモリはもやに