〈ネタバレ無し〉これぞ“人間”なのではないのか!『人間失格 太宰治と3人の女たち』感想🎬
〈大丈夫。君は僕が好きだよ。〉
どうも!じきどらむです!
先日公開されたばかりの太宰治の人間失格に焦点を当てた『人間失格 太宰治と3人の女たち』を鑑賞してきました!
太宰治が最高にクズで清々しい気持ちになっています。堕ちるとこまで堕ちる、役者の本気を観た気がします。
今回はそんな『人間失格 太宰治と3人の女たち』の魅力を書いていきたいと思うので最後まで宜しくお願い致します!
予告はこちらです⤵︎
分かりやすいあらすじ
天才作家、太宰治。身重の妻・美知子とふたりの子どもがいながら恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返す。
その破天荒な生き方で文壇から疎まれているが、ベストセラーを連発して時のスターとなっていた。太宰は、作家志望の静子の文才に惚れこんで激しく愛し合い、同時に未亡人の富栄にも救いを求めていく。
ふたりの愛人に子どもがほしいと言われるイカれた日々の中で、それでも夫の才能を信じる美知子に叱咤され、遂に自分にしか書けない「人間に失格した男」の物語に取りかかるのだが…!
太宰治の生涯
世界中に名の知れた日本の文豪、太宰治は天才的な文才能略で数々の名作を世に産み出し『人間失格』が遺作となってしまいました。
結婚していて子供もいたが作品の為に愛人を2人作り作品を書いていました。最後は1人の愛人と川で自殺をしたといいます。
太宰の事を本気で愛していた愛人に「死にましょう」といわれ了承はしたが死ぬ直前に生への執着が胸を過ったとされる痕跡が見つかっています。
人間に失格した男
太宰治を演じる小栗旬は今回素晴らしい演技を見せてくれました。作品の為、本気の恋の為、堕ちる、「人間に失格した男」がそこにいました。
本作は『ダイナー』を手掛けた蜷川実花が監督を務め彼女のトレードマークでもある“花”が世界観の表現に多く使用されていました。
堕ちて堕ちて堕ちた先の死の直前に太宰が感じた“生への執着”を花で巧みに表現していました。人間失格した男の相応しい終焉でした。
愛にも種類がある
太宰が生涯の中で恋した女は数知れず存在しますが、死ぬ気で愛した女は3人だけだったのではないかと感じました。
その愛はそれぞれ違う種類で一括りに出来ません。自分の為、作品の為、彼女の為と三者三様に強い愛が存在していたのではないでしょうか。
自分の書きたかった作品の為に愛の獣となりその生涯に幕を閉じる。彼の人生こそが人間失格という一つの作品になったのです。
まとめ
『人間失格 太宰治と3人の女たち』★★★★☆
太宰治の人間失格は私も小さい頃から愛読していました。ですが正直内容は理解できませんでした。
人生を進める度に読み直すと新しい感覚や感情に出会います。本作は太宰治という男を知るには最高の作品に仕上がっています。
人間に失格した男の生き様は世間から非難されるものなのか?いいや。自分の物差しで生きていけば人間はそれでいい。
最後まで見てくれてありがとうございます(*^^*)
以上、じきどらむでした!
『人間失格 太宰治と3人の女たち』公式サイト
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