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全力以赴ーー対価を払うのが怖いのは、本気じゃないから

(903字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)


【全力以赴】

ピンイン:quán lì yǐ fù
意味:全力を尽くすこと。

『対価を払うのが怖いのは、本気じゃないから』

 「お金は払えません。でも、商品だけは欲しいです」
 
 そんなことを言ったら、たちまちお店からつまみ出されてしまうだろう。
 この社会では、何かの物やサービスを手にしたいのであれば、それなりの対価を渡さなければいけないからだ。
 金銭だったり、労働力だったり、同等価値を持つ別の物品だったり。
 
 何も支払わずに何かを得ることなんて出来ない。
 これは、この世の掟なのである。
 
 
 ところが達成したい目標のこととなると、このルールを忘れてしまう人は少なくないーー
 
 対価を支払わずに夢を叶えたいと思っている人があまりにも多いのだ。
 
 そして目標実現の対価。
 それはまさに「リスクを取る」だ。

 
 
 そこは「努力」なのではないかと聞かれそうだが、私からしてみれば「努力」なんて当たり前にやるべきことであって、商品を買うことで例えれば「お店に行く」と同等なのである(今時はオンラインショッピングも多いそうだが、その場合は「サイトにアクセスする」が該当する)。
 
 なので「これだけ努力したから目標達成出来るだろう」という考えこそが、お金を払わないで商品だけを持って帰ろうとするに等しい。
 もはやそれ以前の問題なのである。
 
 
 努力をしてようやく土俵に上がる。
 その次にやっと来るのが「対価を払う」こと「リスクを取る」だ。
 
 どんなに頑張っても失敗に終わるリスク。
 収穫が無いまま何もかも失ってしまうリスク。
 期待していない方向に迷い込んでしまうリスク。
 
 日々襲い掛かる不安と保証されない未来。
 その全てを背負うことが「対価」だ。

 
 
 本当に欲しいものであれば、高い値段を提示されても「それぐらいの金額さえ出せば手に入る!」と喜んでお金を払うだろう。
 
 本気で達成したい目標についてもこれと同じで、「こういった対価を払えば夢は叶う!」と大喜びで最善を尽くすはずだ。
 たとえ失敗に終わっても「大好きなことの為に頑張れた日々は宝物だった」と充実感をおぼえるだろう。
 
 だから目標に向かってコツコツと進んではいるけど、これ以上頑張ると色々失いそうで怖いと思っている限り、まだその目標に本気になっていない証拠なのだ。

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