#94 ホテル暮らしルーティーンと体調の安定
(847字・この記事を読む所要時間:約2分 ※1分あたり400字で計算)
賃貸の物件が決まるまで、しばらくはホテル暮らしで数日しのごうということで、新居近辺にあるビジネスホテルに宿泊することになった。
だが。
なんと物件の審査事情で入居日が延び、そのままホテル生活も長引いてしまったのだ。
この記事を書いている時点で、既にホテル暮らし2週間目。
残り1週間の滞在予定を入れると、なんと1ヶ月近くもずっとホテルで生活しなければならないことになってしまった。
生活習慣に合わせて調整した物品の配置や、付け足して買った日用品達がこの空間をどんどん侵食。
部屋はもうすっかり「我が家仕様」と化している。
住めば住む程、私の個性がどんどん部屋の雰囲気として露わになってくる。
なのでお掃除を一切お願いしなくなってしまった。
心地よく整った部屋を「リセット」されてしまうのが、なんだか寂しいと思ったからだ。
ホテル暮らしだとしても、慣れてくれば段々と日常となっていく。
生活のルーティーンでさえ出来上がってきて、例えば私の場合:
・朝:日課の英語勉強、読書、エッセイ執筆
・昼~午後:友人宅へ。台所を借りて昼食・夕食を作り、空いた時間はゲームをしたり、本を読んだり、友人と雑談したり
・夜:ホテルに戻り、整理整頓、シャワーなど
といった日々を過ごすようになった。
連日友人の家に通い詰めている状態だが、「毎日ご飯を作ってもらえるのでむしろ助かる」とのことで、特に気にしていないのだそう。
こっちも前回書いた記事通り、台所を借りられるおかげで食生活が整うので大助かりだ。
まさにWIN-WINの関係である。
ホテル暮らしを始めたばかりの時は、体調も不安定で気分も落ち込みがちだった。
なんだか調子が戻ったと感じたのは、部屋が自分らしく整い、ある程度生活ルーティーンも仕上がった時だ。
暮らしの「習慣化」は日常をある一定のパターンで動かす作用がある。
それは「マンネリ化」の元ともなるが、この「マンネリ」こそが身体と心を安定させるものなのだ。
新しい環境で不安を感じた場合、少しでもパターンを作り、定着させれば気持ちも落ち着くのかもしれない。
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