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クラウドソーシングを使ってみる。

貧乏プライベートプロジェクトを立ち上げるにあたり、いかにサービス開発にかかるコストを削減するかというのは非常に大事なポイントです。クラウドソーシングを使ってフリーで活躍する方々に開発業務を委託するというのも費用圧縮を実現する有力な手段ですね。実際に日本でも相当にクラウドソーシングサービスが存在感を増しています。

僕のプロジェクトに関しては、システム開発自体を某開発途上国のオフショア開発をしている企業に委託しましたが、日本で日本語のサービスを作るならクラウドソーシングも検討したと思います。しかし、選ばなかった(選べなかった)理由は英語と現地語のバイリンガルサービスだからです。

一方で、実は今回はシステム開発以外でクラウドソーシングを利用させてもらいました。何かというと、「サービスロゴ制作」。本業を含めてクラウドサービスを実際に使った事がなかったので、どうしても今回使ってみたかったんです。ということで、使用したのはクラウドソーシングの古参サービスである「Lancers」。

金額としては、上位のフリーランサーさんへの告知オプションの使用で5,400円、ロゴ開発自体で37,800円、つまり合計43,200円をかけてロゴを作ったということになりますね。できあがったロゴ自体は結構気に入っているので、もうちょっとしたらこのnote上でお披露目させてもらいたいと思います。

ただ、今回はじめてLancersを使ってみて、若干香ばしいことが起きました。ロゴ開発やデザイン系に特化したことだと思うのですが、気をつけなくてはいけないことなので備忘も兼ねて書いておきます。

何が起きたのかというと、集まってきた提案のうちのいくつかがただのパクり(つまり著作権侵害)案だったのです。今回、サービス名称のフォントロゴと、動物の「象」をアイコンロゴとして作成を委託したのですが、「象」のデザインで著作権侵害、またはそれが疑われる案がいくつも出てきました。実際コンペに参加したひとりのランサーさんからも「明らかに著作権侵害のものがあるので気をつけて下さい」という申告がありました。

僕も仕事柄ある程度はWebの画像検索で気に入った案と酷似した画像がネットに落ちていないかは調べていたのですが、全ての画像をカバーすることは不可能ですから、ある程度はこのリスクは覚悟しておいた方がいいと思いました。特に、今回は「いいなぁ」と思った案の半分はパクり画像だったので結構ショックでしたよ。確かによくよく考えれば、ほんの5万円くらいでロゴが作れてしまうので、コンペに参加するデザイナーとしてもゼロから絵を起こすことなんて滅多にやらないんでしょう。受注数を稼がなくては生活できないですしね。

クラウドソーシングサービスは、こういうリスクは把握した上で、各自の自己責任での使用をお勧めします。

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