明らかになる過去。「海のはじまり」第6話感想
いよいよ、物語も佳境。
今回、ついに水季(古川琴音)と海(泉谷星奈)が過ごした日々の一端が明らかに。
なんか、画が綺麗な回でしたね。
海の近くのアパート、小学校、図書館。
どれもノスタルジックで、夏と海が走ったり、歩く姿はどれも一枚の絵になりそうな美しさでした。
津野(池松壮亮)は少し夏(目黒蓮)に心を開くのかと思いましたけど、やっぱりそう簡単にはいかないか。
まだしっかりとは描かれていないですけど、津野くんと水季、海ちゃんの関係性を考えると津野くんのあの態度も良く分かる。
彼からすると、水季と海ちゃんと深い関係性を築いてきたのに、血の繋がりで突如現れた夏が入ってきた感じですからね。
自分で結んだ三つ編みが解かれたのを見て、夏くんは何を思ったのでしょう。
そして、水季が出産を決意したのは実は弥生(有村架純)の書いた文章を読んだことがきっかけだった。
なんか、この感じは「silent」っていうより「いちばんすきな花」って感じですね。でも、ちょっとウルっときちゃいました。
朱音(大竹しのぶ)と水季の会話、憎まれ口を叩き合いながらも親子って感じがして好きです。この後、辛い展開が待っているのが分かるのはしんどうなあ。
考えてみると、このドラマって夏が海との関係を深めていく様子と水季が死に向かっていく様子が平行で描かれているんですよね。見ごたえあるけど、結構重いドラマだよなあ。
幸せそうな様子の夏と弥生ですが、お互いもうひと葛藤ぐらいはあるんでしょうね。
物語の性格上ハッピーエンドにはなるんでしょうけど、あんまり辛い展開にならないといいな。
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