僕の就活失敗談で就活生を安心させたい
就職活動というのは、基本的に上手くいった人の成功談を聞くことが多い。
なんであの人はうまくいっているのに僕は、私はダメなんだろう。
そう考えているうちにメンタルをやられる人だって少なくはないはずだ。
そんな就活に苦しむ若者たちを、少しでもプレッシャーから解放してあげたい。
そんな思いを胸に、私の新卒の時の就職活動の失敗談を語っていきたい。
若者よ、大丈夫だ。下には下がいる。
①最終選考で携帯の目覚ましを2回鳴らす
とある百貨店の最終選考。
グループディスカッションの後個人面接というスタイルだったが、グルディス中にカバンの中にしまった僕の携帯が鳴り始めた。
僕は慌てて荷物置き場に行き、携帯のアラームを止めて電源を切った。
朝9時からの早い選考だったので、目覚ましが鳴ってしまったのだった。
とりあえず平謝りし、テーブルに戻った。
すると、5分後に再び僕の携帯が鳴った。
僕は頭の中で「スヌーズ!」とツッコミを入れながら再びカバンまでダッシュ。
そして、面接官の目の前で携帯のバッテリーを引き抜くという謎ムーブを披露。
当然その選考で落ちた。
②競合他社の製品をベタ褒めする
とあるおもちゃメーカーの面接で「思い入れのある弊社製品について語ってください」と言われたので、看板製品と思っていたおもちゃについて3分ぐらい熱弁したらそれは他社の製品だった。
選考後それに気づいた時、ショックよりも恥ずかしさが勝ってよくわからない感情になった。
そして、何故かその選考は通った(最終選考で落ちた)。
③社長とガチ喧嘩して強制退場
とある映像制作会社の最終選考。
そこはカリスマ性あふれる若手社長の活躍で一躍再興した会社だった。
最終面接は、社長+役員7人ぐらいと学生一人で行われる。
最終面接では、最初に「僕の社長就任会見を見たか」と聞かれた。
僕は「見てません」と正直に答えた。
すると、社長の表情が一変し「君はこの会社のこと何も知らないでしょ?話にならない」と言った。
この選考のためだけに関西から東京に来ていた僕はカチンときて、「就任会見を見た人しか面接も受けられないんですか?器の小さい会社っすね」的なことを言った。
今にして思えば器が小さいのは僕の方なのだが、当時は謎に尖っていたのである。
すると、向こうの社長も「そんな口を利く奴と話すことは何もない!」と激昂。
僕はこの時点で迫力に相当ビビっていたが、「こっちから願い下げですね」ぐらいの啖呵を切った。最終的に、僕は役員に無理矢理部屋の外に追い出された。
相手側は覚えちゃいないだろうけど、就活史上一番恥ずかしい思い出である。
④二文字しか話さず面接終了
人生初のグループ面接で、「最近ドラマを観ていますか?」と聞かれたので「はい」と答えた。
すると、そのまま何も聞かれず面接が終わった。
後から一緒にグループ面接受けた人に「大体ああいうのは「はい」と答えた後話すのが定石」と聞いて、「先に言え」と思った。
今にしてみれば当たり前の話である。面接官はそんな暇じゃない。
⑤グルディスで自滅
僕はグループディスカッションで話すのは非常に得意だったが、とにかく人前に立つことが苦手なのでまとめの発表だけはしないようにしていた。
しかし、その時は調子に乗って喋りすぎたせいで発表者に指名されてしまった。
「僕は発表が苦手なので皆を巻き添えにしてしまう」と主張したが聞き入れてもらえず、案の定発表は僕がガチガチになって大失敗した。
自分の名前で4回ぐらい噛んだことは忘れられない。
当時は「だから言ったのに…」と思ってたけど、一緒に受けていた人にかなり悪いことをした気がする。
なんか書き出してみると、新卒の若者に勇気を与えると言うより自分のバカ話を書き出してるだけに思えてきた。
これを読んでる若い皆さん、こんな奴でも社会人をちゃんとやっています。
勇気を持ってください。
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