二〇〇九年、二十七歳の時に、秋葉原にあるゲストハウスへ四ヶ月滞在したときの旅行記です。
著者の記憶違い、主観が多分に含まれています。また、主に登場人物に関して名前や設定を故意に…
- 運営しているクリエイター
2020年11月の記事一覧
バックパッカーズゲストハウス①
*この話は実体験ですが、著者の記憶違い、主観が多分に含まれています。また、主に登場人物に関して名前や設定を故意に変えている部分があります。
JR秋葉原駅から、南に三分も歩けば神田川が流れている。万世橋を渡って更に二分ほど歩いたところに、『秋葉原バックパッカーズ・ゲストハウス』という場所があった。雑居ビルを無理やりゲストハウスに仕立てていて、一泊いくらという貸し方は旅館法に引っかかるため、一ヶ月
バックパッカーズゲストハウス②「寂しい男」
*この話は実体験ですが、著者の記憶違い、主観が多分に含まれています。また、主に登場人物に関して名前や設定を故意に変えている部分があります。
東京で暮らす必要があった訳ではない。あえて理由を探すと、地方で暮らすフリーターという、つまらない役どころに飽きていた。そこで自分の役を変えようとしたのだ。本当はF1レーサーになりたかったが絶対に無理なので、努力も才能も必要無く、それでいて面白そうな役を探し