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高校大学はずっと国立。こくりつじゃなくてくにたち。文化祭→教育→マーケティング&…

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高校大学はずっと国立。こくりつじゃなくてくにたち。文化祭→教育→マーケティング&サービス開発。ビジネスと社会科学の接点を模索しています。好きな言葉は"Do what you love, Love what you do"

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  • マーケティング&ブランディングトレース

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異なる二重の言語体系へ訴求。言語学からマーケティングを捉える。

最近、マーケティングという曖昧でざっくりとした概念を、ビジネスの文脈からではなく、社会科学的に考えることにハマってしまって。笑 今日は、言語学の観点からマーケティングについて再考してみようと思う。 参考文献:「はじめての構造主義」 言語学×マーケティング言語学で著名なソシュール。この人の考え方は何度か読んだことがあったが、マーケティングとの関連性という観点から、新たな発見があった。 ソシュールは、言葉を「シニフィエ」と「シニフィアン」に分けて整理している。「シニフィエ」と

    • 好きと面白いだけじゃない。ずっと追いかけてくることは一生の夢になる。

      好きなことと面白いこと私の友人のひとりに、好きなことを仕事にしている人がいる。彼はクリエイターであり事業家でもある。昼夜問わず、というか、もはや昼夜逆転して仕事をしているが、彼は会うといつも楽しそうだ。好きなことを仕事にしているから、苦じゃないらしく、こう述べていた。 「好きなことを仕事にしているから、面白いんだ」 一見、あたりまえで、誰もが一度は心からそのセリフを吐いてみたいと思ったことのある一文ではないだろうか。 しかしもうひとつ疑問を投げて、その解像度が上がったよ

      • どうしたら笑って気持ちよく生きられるの?

        私が就活のグループワークでもらったフィードバックのひとつに、「チームに1人ほしい存在」という言葉があった。 その心は、私は笑い上戸でかつ笑い声が大きいので、good and moreの雰囲気をつくり、チームの議論を活性化させるのに一役かっていたから、だった。 そんな私が京都で旅をして、友人に会って、感じたこと。それは、人はどうしたら笑って気持ちよく生きられるのか?ということだった。 それ以上の意味はない生に、意味を見いだそうとする「感情」 生物的には、生まれてきたことの意

        • 国立に憧れ続けて。

          中1から大学4年生までの11年間。 わたしは東京の西にある、立川と国分寺の間に位置する、国立(くにたち)で学生生活の大半を過ごした。 国立に憧れ続けて、 国立で息をして、 国立で四季を過ごして、 国立で恋をして、 国立で悔やんで、 国立で泣いて、 国立で喜んで。 もう、思えば、今の私の人生の半分は国立で埋め尽くされてるんだ。 だから、私にとってこんなにも大切な場所なんだ。 憧れて恋して努力して悔やんで泣いて喜んで感動して。 ここには若い時に経験したい感情全てが詰まってい

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          2本

        記事

          社会人2年目の終わり。どんなに世界が変わっても、やっぱり私はね、

          日々目まぐるしく変わるこの世界の中で。 どんなに世界が変わっても変わらないものがある。 それに気づかせてもらったのが社会人2年目だったように思う。 どんなに世界が変わってもやっぱり私はみんなで何かを作り上げていくことが好きだし、 オンラインよりも、その場でしか味わえない一体感や連帯感や熱気に魅了され続けているし、 毎日文化祭前の夏休みみたいな感じで、 もう無理〜とか言いながら、うわ〜ってやって、よっしゃ!!ってなる感じがもう最高に好き。 やっているその時は忙しすぎて後悔す

          社会人2年目の終わり。どんなに世界が変わっても、やっぱり私はね、

          ついていきたいと思わせてくれる上司

          あ、私の上司ってすごいわ。 今日、そう気付かされた。 ミッションチェンジをして約5ヶ月。 特に6月からは、役員直下でサービス開発・販促をすることになり、 サービスの戦略設計の仕方やチームの作り方、 コミュニケーションの取り方など、学ぶことが多かった。 今日、改めて学びの棚卸しをしていたところ、 あれ、私の上司ってすごいわ。笑 となったので、noteにも書き下ろしておこうと思う。 意思決定の方法について意思決定をする。そこに対して責任を持つ。 これはリーダーとして

          ついていきたいと思わせてくれる上司

          『「世間」の現象学』から再考する、SNSの意味

          マーケティングを社会科学的文脈から再考するnote、パート2。笑 (もう、やり始めたら止まらなくなってきた。笑) 前回は言語学の観点から考察していますが、今回は『「世間」の現象学』という本を借りて、現象学の観点から考察します。 よしっ!いくぞ〜!! ざっくり「世間」とは?いやぁ〜、今回の本もめちゃくちゃ面白かった。 面白かった最大のポイントは、「世間」が考察の対象になっていること。 そもそも「世間」って、わかっているようでよくわかっていない、あたりまえにある概念だけど、な

          『「世間」の現象学』から再考する、SNSの意味

          超あたりまえだけど論理的で、読後が最高に爽快な本に出会ってしまった。

          「生命科学的思考」という本、読みました。最高でした。 私自身は文系の大学を出ていて、物理も生物も専攻していませんでしたが、すっきり読めてしまう本でした。 バイオテクノロジー分野で博士課程を出て、かつその分野で起業された女性が書かれた本です。(もうこの事実だけでかっこよすぎてなんだか勇気もらえます。笑) この本の好きなポイントと、それがなぜ面白いと思ったのか、書き留めておきます。 前提が超あたりまえで超爽快で好きとにかく好きだったのは、前提の考え方。 この本では、生命活

          超あたりまえだけど論理的で、読後が最高に爽快な本に出会ってしまった。

          トレンドを追い風に、想定外のターゲットにウケた「こだわり酒場のレモンサワー」

          昨今のレモンサワーブームを牽引するブランド、サントリーの「こだわり酒場のレモンサワー」について、ブランディングトレースを実践。 今回は、商品開発当初には想定されていなかった層に、商品が受け入れられ人気になったことが面白いと思った。 何が正解なのかは、市場が教えてくれるんだなぁと思わされた。 昨今のレモンサワーブームとは?昨今では、若年層を中心にレモンサワーがブームになっている。 若者の酒離れと言われている中で、なぜレモンサワーが流行っているのだろうか。 そもそも、レモン

          トレンドを追い風に、想定外のターゲットにウケた「こだわり酒場のレモンサワー」

          ターゲット年齢の戦略的高年齢化とTwitterUGC促進が得意な『ほろよい』

          「人生で初めて友人と飲んだお酒がほろよい。」 「ほろよいなら楽しくお酒を飲める。」 このブランドとは、そんな出会い方をしている人も多いのではないだろうか。 私もお酒を飲み始めた当初、全然お酒は強くなかったけれど、ほろよいなら美味しく飲めたし、友人との会話も楽しむことができたと記憶しています。 アルコール度数が低いことに加えて、果実感のある味で飲みやすく、缶のデザインが可愛く、店頭に並んでいる商品の種類も多くて選ぶのも楽しい。 お酒初心者は手に取りやすいブランドとして認知

          ターゲット年齢の戦略的高年齢化とTwitterUGC促進が得意な『ほろよい』

          欲望から好奇心へ。毎日に彩りを添えるマーケティングをしたい。

          資本主義を社会学的に考察した本、最高だった。『「欲望」と資本主義』という本を読了して、めちゃくちゃ読み応えのある本だったのと、何度も読み直したい本だったので、読書メモに初挑戦。本の面白さを伝えるって難しいなと思いながら書いてみました。 私自身、日々SNSマーケティング、ファンマーケティングの設計の仕事に携わる中で、そもそもこのマーケティング手法は、事業会社の中でどのように位置付けられているのか、今の社会においてどのような重要性や意味を持っているのかを考えたいと思っていました

          欲望から好奇心へ。毎日に彩りを添えるマーケティングをしたい。

          社会人1年目のおわり。徒然なるままに。

          社会人1年目が終わります。 社会人になってコロナもあって、 何重にも身の回りの環境が変化して、 本当にいろんな経験をさせてくれた1年でした。 (もう二度とできない。。笑) その気付きと葛藤を記録しておきます。 「学歴」と「仕事」学歴があることと仕事ができることは、どのような関連性があるのか。 これは1年目の私の大きなテーマでもありました。 ※何を持って学歴が「ある」というのかというのは保留にしますね。 就活時代、 学歴があることと仕事ができることは関係ない、 自分の好き

          社会人1年目のおわり。徒然なるままに。

          就活生だった1年前の私へ

          就活生だった1年前。 当時は言葉にならなかった思いが、 1年たった今、はっきりと言葉にできます。 夢と期待をかけて就活を終えて、 その後、いかに私が葛藤して、今に至るのか。 赤裸々に綴りました。 トレンダーズ株式会社 新卒1年目の 柳原彩です。

          就活生だった1年前の私へ

          目的と手段と、本質と実存と。

          目的と手段はよく混同される。 というか、気づいたら混同している。 例えば、教育とビジネスについて考えてみる。 教育教育は、なぜ存在するのかと言われれば、 人がこの地球で生きていくために必要なことを身につけるため。 人として成長するため。 そして、その手段として、 近代以降は学校という機関が作られ、 カリキュラムが設計され、 学級制度が作られ、 人を「育てる」ことを目的としてきた。 しかし、その作られた機関や制度の中にいる私たちは、 その制度をゲームのようにクリアしてい

          目的と手段と、本質と実存と。

          「誰が言ったのか」でも「何を言ったのか」でもなく 、「誰が何を言ったのか」

          何を言ったのか何を言ったのか。 そこに耳を傾けなさい。 就活の時、そう言われた。 それは、当時の私にとって、すごく大切な観点だった。 なぜなら、就活中は、こんなことがよく起こるからだ。 面接官がすごい人に見える。 グループワークのあの人は、すごいできる奴に見える。 自分は、できないように、感じる。 肩書きがある面接官と、まだ何者でもない自分。 学生時代に実績のあるあの人と、まだ何も実績を残していない自分。 そこを比較してしまうがために、 その人が発した言葉すらも 「

          「誰が言ったのか」でも「何を言ったのか」でもなく 、「誰が何を言ったのか」

          表現者としての自分を探して

          クリエイターではない。 クリエイティブなんて言葉は似合わない。 そう思っていた。 何かを生み出して表現する人って、 もっと特殊ですごくて、どこか孤高で。 そんな人だと思っていた。 けれど。 いわゆる難関大学を卒業して、 広告のベンチャー企業に就職し、 気づけばクリエイティブ部署で働くことになった今、 社会や周りの環境に規定され生み出された 「正しさ」から解放され、 新たな自分と出会っているような、 過去の自分に戻っているような、 そんな感覚にある。 表現者たる過去思え

          表現者としての自分を探して