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社会人1年目のおわり。徒然なるままに。

社会人1年目が終わります。
社会人になってコロナもあって、
何重にも身の回りの環境が変化して、
本当にいろんな経験をさせてくれた1年でした。
(もう二度とできない。。笑)

その気付きと葛藤を記録しておきます。

「学歴」と「仕事」

学歴があることと仕事ができることは、どのような関連性があるのか。
これは1年目の私の大きなテーマでもありました。
※何を持って学歴が「ある」というのかというのは保留にしますね。

就活時代、
学歴があることと仕事ができることは関係ない、
自分の好きなことを仕事することが大事だ、という言説が蔓延っていて、
じゃあ私がこれまで学生時代に受験勉強に勤しみ、
大学でもしっかりと勉強に励んできた、
それはなんだったのかと、内心腹ただしくも思っていました。

でも実際に社会に出て働いて感じたことは、
そもそも、学歴があることと仕事ができるということに、
関連性を見出そうとしていること自体が誤りだった
ということ。

なぜならそもそも、学歴なんて、
ある人が人生のあるステージの中で、
たまたま勉学に励んだという結果が形として示されているに過ぎない。
それってたとえば、ある人が人生のあるステージの中で、
部活動に励み全国大会に出場したということと、何がどう違うんだろうかと。

それって、たまたま人生のあるステージで、時間をかけ熱中していたことが、
勉学なのか部活動なのかという違いだけでしかないんじゃないか。

とはいっても、
学歴があるということと、部活動で全国大会に出場したということは、
若干異なる意味合いを持つように感じる。

その理由は、単に、
勉学の場合はたまたま、多くの人が学生時代に共通に必要を迫られ、
「学歴」という社会的にも共有されているわかりやすい印に置き換わっているが、
部活動の場合は、個々人の興味嗜好が異なるため、
その凄さやその背景にある努力がどんなものなのか
社会的に共有されていないだけなんじゃないか。
その勉学と部活動というものそれ自体の社会的評価が異なるから、
結果的に個人の評価のされ方にすり替わっているだけなんじゃないか

突き詰めて考えたら、
その勉学に励んだ経験、部活動に熱中した体験、
そこから培われた力は、どちらもそれぞれの形で仕事に生かされるはずなんだと思う。

だって、私の会社では、本当に学歴なんて関係ない。
その時のパフォーマンスとその結果と実績が評価されているから。

だから本質的には、自分のこれまでの経験全てが、
一番評価される環境に身を置くことが大事なんだと、
この1年を通して気づかされました。

人生で1回しか出会えない同期。
それぞれの個性を生かして本当に頑張っているので、ここでも紹介しちゃう。笑

強豪の体育会系サッカー部でマネージャーを4年間務めた彼女は、
その圧倒的な奉仕精神を強みに、営業や先輩からの信頼を勝ち取り、
クライアントからも評価される案件を複数手掛けている。

頭の回転の速さと演説のうまさを兼ね備えていながら経理に配属された同期は、
経理の業務改善を全社に告知し浸透させることに長けている。

韓国の大手美容ブランドの店員だった韓国人の彼女は、
その日本とコスメへの熱意を買われ、
会社の美容系の新規事業にアサインされ、事業を形にすべく頑張っている。

新卒でいきなり新規事業責任者になった彼は、
学生時代からずっと温めてきた事業を形にすべく、
自分よりも年齢が上の人たちを動かし、圧倒的な行動量で日々邁進している。

チアリーディングで全国大会に出場した同期は、
目標達成意欲が圧倒的に高く、その人あたりの良さから、
1年目でトップ営業マンに成長している。

とにかく継続力に強みがある彼は、
内定者時代からTwitterのフォロワー数を着実に伸ばし、
そこから採用戦力としても一躍を買われている。

理解と納得は全然違う

理解はしたけど納得できない。

1年目はそういうことがたくさんありました。
「言ってることはわかるよ、でもさぁ、」ってやつです。笑
そして困ったことに、納得できていないと全然自分から主体的に動けないんですよね。笑

ふと、大学時代の教育学で、
「わかるということ」について学んだことを思い出しました。
「わかる」の中にどんな段階があって、
そのときにその人の中でどう認識が変化しているのかということだった。
細かいことは忘れてしまったけれど、この1年を通してあらためて感じたことは、
理解と納得は明確に異なるということ。

理解したとは、ただ理性でわかったということでしかない。
一方で、納得したときは、
理性に感情が伴ってわかったという状態を指すんじゃないかと思っています。
その時は、自分の個人的な過去の体験や思いや想像力のような、
何か理性とは別のものが働いているような気がしています。

「あ〜なるほどね!!」ってなるのは、
自分の過去の経験と理解が結びついた時に起きるのかもしれないです。

論理は感情と意思を武装するためにある

自分が仕事で何を発言するのか。
その発言って、つまるところ自分がどうしたいのかという意志に依拠していると思う。

働き始めて間もない頃、
まだ、この会社や業界では何が正しいとされているのか、それがわからなかった。
その時、私は仕事に対して自分の具体的な意志がなかったように思う。
会社やクライアントに評価してもらえることをしたいと思っていても、
そもそも何が、どうしたら、評価されるのか、
その具体的な方法論がわからなかったから。

だから、とにかく先輩が「正しい」と言っていることをまずはやってみた。
その結果、ある程度は成長した。

でも、ある時気づいた。
先輩によってアドバイスが異なることに。

この先輩はとにかく物事を効率的に進めようとする人で
別の先輩はとにかくミスが起きないよう丁寧に進める人で
また別の先輩はプロセスはなんでもいいからとにかく成果を求める人で。

その人が何を大事にしていて、どこに意志があるのかによって、
同じ質問や相談をしても、戻ってくる返答がまるで違う。
けれどもどのアドバイスも筋は、ある程度は通っている。

だからつまるところ、自分はどうしたいのか
それがないと、極論、論理には意味がないんだと気づかされた。

私はどうしたいのか。
それはもしかしたら、めちゃくちゃ個人的で感情的で、
会社からは離脱した個人的な意思でしかないかもしれない。

でもそこに結局意思がないと、自分の感情がないと、
きっと、論理も何もないんだと気づいた。

感情を吐き出せる人がそばにいること

だからこそ、論理を聞いてくれる人だけではなくて、
自分の感情を吐き出しても、
きっと大丈夫だよって背中を押してくれる人がそばにいることが、
社会人人生、歩んでいくのにほんとにほんとに大事なんだなって
心の底から気づかされました。
コロナで飲み会もないし気軽に会うこともなかなかできないけれど、
学生時代に私と関わってくれた人とは、また落ち着いたらじっくり会いたいな。

人間、そんなに強くないんだから、ね。

マーケティングという仕事が広げてくれた世界

ここから事業領域について。
この1年間、マーケティング業務に携わって、
基本的にはすごく面白い分野だなと感じました。

扱う商材ごとに世界の切り取り方が異なり、
その人たちに響くようなコミュニケーション設計を考え、
実際に物が売れていく。

意図を組み立て、設計し、それを形にしてアウトプットする。
その結果に対して、クライアントや顧客の反応が見える。
それがすごく面白いな、って。

街中を歩いている時も視点が全く変わりました。
電車の広告も、そのキャッチコピーも、ひとつひとつの色使いも、
ショップで流れている音楽も、
誰かが何かを意図して作られているんだと思うと、

あ、これは私はターゲットじゃないな笑、とか、
これはやばい!私どんぴしゃだわ〜〜〜!!とか、
どうやって考えたんだろうこれ、
何にこんなに感動してるんだろう、と
いろいろ考えを巡らせるようになりました。

このマーケティングの世界、すごく面白いし刺激的で楽しいけど、
ここが、自分が勝負すべき世界なのかはまだわからないです。

人生100年もあるんだから、
自分の専門性なんて、何度もアップデートしないといけないんだから、
まずはここで勝負してみてもいいのかなあ、
もう少しいろいろ研究してみたいな、という気がしています。

そして、美容も食もSNSもインフルエンサーもタレントも、
扱う領域ひとつひとつが、自分にとっては新しくて、
大学時代に身を置いていた環境から
あえて外れてみようというチャレンジをしたことは
すごく良かったと感じています。

大学で学んでいたことが仕事で生かされるとは限らないと、
否定的に語られることが多いけど、
必ずしも否定的なことばかりではないなと。

私はこの1年を通して、今まで見たことのない世界に出会うことができたし、
また違った意味で優秀な人に出会うこともできたし、
それによって世界の見え方も大きく変わったし、
自分が何を大事にしたいのか、その考え方も変わりつつあると思う。

そうして人は、より自分自身に近づいていくんだと思うし、
逆に言えば、そうやってこれまでの文脈とは異なる経験をすることでしか、
自分の本質には近付いていけないと思うから。

おわりに

いつもまとめようまとめようと思ってnoteを書いていましたが、
今日は徒然なるままに書いたような気がします。

だからタイトルもそうしてみました。笑

私の社会人1年目のほんの一部でしかないけれど、、
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます!

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