yuumi 結弥

京都府南丹市在住。旅と自然とダンスと神秘が好き。 古民家の自宅での水中出産を経て、子に…

yuumi 結弥

京都府南丹市在住。旅と自然とダンスと神秘が好き。 古民家の自宅での水中出産を経て、子に育てられています。

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  • お産のこと memory of birthing

    楽しく、気持ちよく、神秘だった妊娠と出産の思い出を綴っています。

記事一覧

№7 -お産を終えて  お産のこと -memory of birthing-

助産師さんが  ”お母さんは産む力を持っている。  赤ちゃんは生まれてくる力を持っている。” といっていた通り、お産は自然に任せるまま行われた。 赤ちゃんとわたし…

yuumi 結弥
5年前
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№6 -birth いのちの誕生  お産のこと -memory of birthing-

朝5時頃に、お腹の痛みで目が覚める。 そこまでたいした痛みではなく、生理痛のような鈍い重い感じ。 トイレに何度もいって、うんち出したいけど出ないが続く。 急に、甘…

yuumi 結弥
5年前
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№5 -予定日をすぎて お産のこと -memory of birthing-

なぜだか予定日より早いだろうと予感していたけれど、過ぎてしまった。 予定日より1週間以上すぎると、提携の病院とも相談した上だが、 自宅で出産できる可能性が低くなっ…

yuumi 結弥
5年前
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№4 -水の精 お産のこと -memory of birthing-

お腹の赤ちゃんの影響だろうか? 妊娠期間中は、美しい水をとにかく求めていた。 清らかな水の癒しは、すべてを包み込み、 水に出逢うために、旅をしているようだった。 …

yuumi 結弥
5年前
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№3 -不思議な巡り合わせ お産のこと -memory of birthing-

安定期に入った頃に、戌の日のお参りをどこにするか悩んでいた。 主人と一緒にインターネットで京都で有名な安産祈願の神社を探していて、「由岐神社」が目に止まった。 由…

yuumi 結弥
5年前
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№2 -ハワイへ お産のこと -memory of birthing-

妊娠中にどこか旅行へいきたいねと主人と話していて、ハワイへ旅をすることに決めた。 主人も私も行ったことがなくて、ずっと行きたかった場所。 イルカと一緒に泳ぐことと…

yuumi 結弥
5年前
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№1 -お産の選択 お産のこと -memory of birthing-

出産は私にとって、素晴らしい体験だった。 妊娠期間の9ヶ月の間は本当に満たされていたし、お産を終えた今も、またもう一度産みたい!と思えるくらいに私はお産が楽しか…

yuumi 結弥
5年前
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№7 -お産を終えて  お産のこと -memory of birthing-

№7 -お産を終えて  お産のこと -memory of birthing-

助産師さんが
 ”お母さんは産む力を持っている。
 赤ちゃんは生まれてくる力を持っている。”
といっていた通り、お産は自然に任せるまま行われた。

赤ちゃんとわたしの身体は全て知っていて、それに委ねるだけ。といった感じ。
陣痛中は、ほぼ、目を瞑っていたと思う。
とにかく身体の感覚だけに集中して、“いまここ”の一瞬一瞬を味わっていた。
人生の中であれだけ集中していたことってあっただろうか。
その一瞬

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№6 -birth いのちの誕生
 お産のこと -memory of birthing-

№6 -birth いのちの誕生  お産のこと -memory of birthing-

朝5時頃に、お腹の痛みで目が覚める。
そこまでたいした痛みではなく、生理痛のような鈍い重い感じ。
トイレに何度もいって、うんち出したいけど出ないが続く。

急に、甘くてふわふわのパンケーキが食べたい!!!という衝動が溢れ出て、近場の美味しいパンケーキ屋さんを携帯で探す。田舎だから、パンケーキ屋さんがないから、美味しいパンケーキの作り方のレシピを探して、今日作ろ~と考えてメモ。
そうしてるうちにおな

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№5 -予定日をすぎて お産のこと -memory of birthing-

№5 -予定日をすぎて お産のこと -memory of birthing-

なぜだか予定日より早いだろうと予感していたけれど、過ぎてしまった。
予定日より1週間以上すぎると、提携の病院とも相談した上だが、
自宅で出産できる可能性が低くなってくる。
気持ちが焦ってきていた。

予定日を2日過ぎた自宅検診。
朝におしるしが出る。
なかなかお腹が下がってこなくって、心配していた。
本当に生まれてこれるの?自然分娩できるのかなあ。
たまちゃん、大きくなりすぎて出てこれないのかな

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№4 -水の精 お産のこと -memory of birthing-

№4 -水の精 お産のこと -memory of birthing-

お腹の赤ちゃんの影響だろうか?
妊娠期間中は、美しい水をとにかく求めていた。
清らかな水の癒しは、すべてを包み込み、
水に出逢うために、旅をしているようだった。

その後、訪れた上高地の碧き世界。
心を透明なところに連れて行く粒子の細かい世界。

新穂高で出逢った、混浴の温泉とアクアマリンの透明な山水が交わる渓流は
今まででいちばーん大好きな場所になった。水と火が交わる心地よさは夢のようだった。

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№3 -不思議な巡り合わせ お産のこと -memory of birthing-

№3 -不思議な巡り合わせ お産のこと -memory of birthing-

安定期に入った頃に、戌の日のお参りをどこにするか悩んでいた。
主人と一緒にインターネットで京都で有名な安産祈願の神社を探していて、「由岐神社」が目に止まった。
由岐神社は鞍馬寺の参道にある神社で、私たちが付き合いたての時にデートで訪れた場所だった。
そこで手を合わせた時に、夫が「子供がやってくる」と言った。
まだ付き合って少しだし、私は子供がくるなんて信じられなくて、フーンと聞いていたけれど、

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№2 -ハワイへ お産のこと -memory of birthing-

№2 -ハワイへ お産のこと -memory of birthing-

妊娠中にどこか旅行へいきたいねと主人と話していて、ハワイへ旅をすることに決めた。
主人も私も行ったことがなくて、ずっと行きたかった場所。
イルカと一緒に泳ぐことと、ハワイ島のオーガニックなコミューンのある土地へ訪れることは
私の一つの夢だった。

主人の妹さんがハワイに昨年ひとり旅していたとのことで、
ハワイのガイドブックをたくさん届けてくれた。
その中の一つに、ちいさな女の子が海辺で遊んでいる表

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№1 -お産の選択 お産のこと -memory of birthing-

出産は私にとって、素晴らしい体験だった。

妊娠期間の9ヶ月の間は本当に満たされていたし、お産を終えた今も、またもう一度産みたい!と思えるくらいに私はお産が楽しかった。

自宅出産という選択は、当初のわたしにとっては少しスリリングな挑戦。
なぜ自宅出産を選んだのか、明確な動機があった訳じゃない。
私たちは、なんとなく、自宅出産がおもしろそうだし、良い気がするといった感じが本音だった。
初めはクリニ

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