説得力をつけるための3つの要素【アリストテレスの哲学】
「気難しい上司を説得しなければいけない」
「自分の考えを伝えなければいけない」
「大事な場面でプレゼンしなければいけない」
様々な場面において説得しなければ
いけないシチュエーションがあります。
私はめちゃくちゃ感覚派の人間なので
しっかりと伝える事が出来ず
苦い経験をした事がたくさんあります。笑
そこでなんとかしないといけないと感じ
模索していると
アリストテレス 説得の三要素
にたどり着きました。
アリストテレスとは
古代ギリシャの哲学者です。
アリストテレスは説得には
『エトス、パトス、ロゴス』という
3つの要素が必要だと言っております。
『エトス』とは
エトスとは『道徳感』という意味です、
アリストテレスはこれに
『知識』と『専門的意見』も含まれていて
現代ではそのすべてを総じて
『信頼』と解釈されている事が多いそうです。
道徳観を持ったうえで
知識と専門的意見を述べることで
信頼を獲得出来るとの事です。
つまり『エトス=信頼』だと述べております。
そもそも信頼が無ければ
誰も言う事を聞こうとは思えないですもんね。
『パトス』とは
パトスとは直訳すると『情熱』という意味です。
また『情熱』の本来の意味合いは
「情念・情動・衝動・情熱」です。
情熱を持って伝え、相手の感情を動かし
『共感』を得る。
つまり、『パトス=共感』だと述べています。
たしかに自分に置き換えて考えると
共感出来る話には
凄く親身に話を聞きたくなります。
また共感する気持ちが強いと
応援したくなりますね。
『ロゴス』とは
ロゴスとは『論理』という意味です。
感覚的に
「根拠は無いが答えはAである。」
と言われても納得は出来ないが
論理的な
「答えはAである。何故なら〜、、、」
と論理性をもった説明をされた方が
理解と納得が出来ます。
たしかに
『エトス・パトス・ロゴス』を
含んで説明されるとかなり説得力が増すような
気がします。
私の感覚では
文系は『パトス(感情派)』
理解は『ロゴス(論理派)』
な気がします。
どちらにも『エトス(信頼)』は
必要なので
『エトス(信頼)→パトス(共感)→ロゴス(論理)』
の順序で全てを含んだ説明をすれば
少しは説得力が増すのかなと思います。
これを読んでいただいた方にとって
何かしらの参考になれれば幸いです。
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