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「スマホでサンマが焼ける日」をリサーチ

概要

電力業界は電力小売自由化が始まり、50年に一度の大転換期を迎えている。

インターネット革命に匹敵するほどの劇的な変化が、始まろうとしている。

🏠スマートメーターが家庭に順次設置され、個人の詳細な電気利用状況がリアルタイムで収集できることで、巨大な設備産業だった電力業界が、情報産業へと変貌を遂げるのである。

🏡さらに再生可能エネルギーを利用した各地の分散型発電所・蓄電池などの設備を、IoTで電力需要を管理することと組み合わせることで、ひとつの大きな発電所のように機能させる仮想発電所も実現できるのだ。

👱‍♂️人やモノの振動など、身近な環境から採取できる微小エネルギーを、電力に変換する環境発電技術、電線を使わずワイヤレスで給電できる技術など、様々な技術開発も急速に進展してきている。

スマートメーターが普及し電気製品もその規格に対応すると、収集されたデータを分析すれば個人の生活スタイルや趣味嗜好まで分かるようになる。そんな時代になると、個人の電気利用情報は高い価値を生むこととなり、個人で売れるようになるかもしれないのだ。

日本経済は、かつて重厚長大な産業が主役だった。巨大な発電所を有する電力業界も、その中のひとつだ。しかしこれからの電力業界は、有限の化石エネルギーを大量に消費する産業から、再生可能エネルギーを効率的に利用する産業へと、生まれ変わらなければならない。我々は、資源大国が経済的に潤う時代から、技術大国がエネルギー大国となる時代へと変化する潮流の中にいる。

ライターの詳細

⭐️キャッチフレーズは「好奇心」
⭐️好きな本:【本日はお日頃もよく】(徳間書店)

好きな本は星の数ほどあるが、最近読んだ小説の中ではこの一冊だそうです。

⭐️書評やエッセイを500本公開済み
⭐️小学生から読破した数、驚きの4000冊( ゚д゚)

本書の要点

  1. これからは、個人の電気利用情報がリアルタイムでデータ化され収集できる「電気のデジタル化」が進む。その鍵がスマートメーターであり、これにより電力業界は情報産業へと変貌を遂げていく。

  2. 今までは巨大発電所しかなかったが、これからは再生可能エネルギーを利用した小型の分散型発電が広がっていく。さらにIoTを利用することで、電力需要を管理できる「仮想発電所」が実現できる。

  3. 化石燃料を大量消費する発電から、再生可能エネルギーでの発電への移行により、「電気は使いたくなるもの」へと変わっていく。そして技術大国がエネルギー大国となる時代へと繋がる。

⚡️電気はアナログからデジタルへ

アナログ時計


⭐️デジタル化の時代

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