【一棟目】sukima

画像1 日本は狭い。だからこそ家と家にスキマがある。これは自分のお気に入りのスキマ。黙視できない暗さだったが、奥行きや繊細なところまでしっかりとカメラは捉えていた。被写界深度も気持ちいい。
画像2 撮っている姿は異様かもしれない。道で突然とまり、カメラをスキマに向けている。かがんだり、除いたり。だからこそ、人の目線から逸脱した一枚が撮れる。
画像3 ゴミ箱。このゴミ箱には捨てて良いのか。中身はからっぽ。俺が勇者ならがっかりだ。ここのスキマは広め。大抵のスキマは人の手が行き届かず、人っ毛がないが、ここは人の手が加わっている。そんなスキマ。
画像4 道のスキマ。よく考えれば、道はスキマだ。通れるから道になり、通れないとスキマになる。だが、ここを通ったことがない。私にとってはスキマだった。
画像5 川が流れている。広めだが、ここもスキマ。編集していくうちに、生より綺麗な青色になった。整形も、する前より後が綺麗なら、それもいい。
画像6 スキマ、なんか撮りたいな。メルカリの商品の発送のときにみつけたスキマ。とにかく続けることは大事だが、何を続けるかも大事。
画像7 暗闇に、ぽつりと、灯り。 何度か撮り直したが、少しくらみがかってしまう。これは肉眼、生の方が綺麗だった。それでもこれは、スキマだが、道になっている。奥に入ってみたが、草木が多く、古びた建物だけがあった。
画像8 自転車置き場とブロック塀のスキマ。人の手のかかったもののスキマは、人の手がつかず、放置されている。あらゆるものが溜まり、それらが自然に還ろうとする。人の手がかからなくなった途端に、それらは自然に還る、諸行無常の響きあり。
画像9 柵越しに。あたたかい雰囲気。なんのための柵だろう。人が通ったりするのか?こんなところを。そこには何か意味がある。または、その意味を問われている。「君なら、なぜここに柵があると思う?」
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画像13 電車から撮ったスキマ。車窓から、きれいな夕陽の差し込む高架下を見て、これは撮りたい!と思う。 電車なので、こそっと。シャッター音に咳を交えて。タイミングは一度しかない。スキマを広義で捉えた。
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画像16 グラフィティのスキマ。目に入ったからそりゃ撮らなきゃ。いつでもカメラと共にあるのはおもしろい。
画像17 柵越しのスキマ。あたたかいリビングのよう。撮ろうかどうか、そこで悩んでいた。撮るのにも勇気がいる。なんせ人とは違うことをしているから。
画像18 グラフィティにハマったときに、ibispaintで加工したもの。無人駅のストリートはヤバい。
画像19 加工前。早朝の無人。人が多いのは嫌だが、人がいないのは寂しい。
画像20 スキマにグラフィティされていた。いつ、だれが描いたのか。こんなスキマに入って描いたのか。
画像21 生で見ると大したことない、普通のスキマ。でもカメラ越しだと、こんな模様が現れる。瓶にも見えるし、USBにも見える。
画像22 初めて撮ったスキマ。ちなみにスマホで撮っているのだが、外カメラは壊れているので、全て内カメラなのだ。

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