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書評からの〜公文に通って気づいたこと

ジャンル:家族 ー 子育て


最近、私生活がバタバタしておりなかなか記事を投稿できていないので、以前インスタに投稿(非公開)していた本の要約シリーズの再掲+追記にしようと思います。

noteを始めるきっかけとなった本の要約シリーズについてはこちら↓


ちなみに当サイトは「家族」「仕事」「お金」「人間関係」「健康」「趣味」の6つのジャンルのバランスを考えることを中心に投稿しており、この6つのテーマが一巡したところで一番好評なのは「仕事」のなかの不動産の記事でした(笑)

これ↓


インスタに投稿している時点で友達は結構楽しみにしていてくれていたのですが、やはり「仕事」や「子育て」の記事はよくあるけど、不動産オーナーの記事はなかなかないからでしょうか。

不動産の次は「お金」でした(笑)

これ↓


不動産やお金の話はネタはあるけどストックがないので、すみませんが子育てでいきますね。

『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』
おおたとしまさ著


これは前から興味があり、母に図書館で予約してもらってやっと借りられた本です。
(読む本が多いしタイムリーでなくていいので、基本、図書館を利用しています)


子供が東大に行ってほしいわけではないのですが、

実際、親がすごく公文がいいって子供にやらして東大行った人も知っているし、

友達の知り合いで小学校の先生をしている人が「できる子はみんな公文なんよねなぜか。学研じゃなくて」と言ってたいたらしいです。

すみません、学研さん。
きっと学研さんにも良いところはあると思います。


この本にも書いてありましたが、よくいわれる公文式のメリット・デメリットは

メリット
→問題をとくスピードがはやくなる。
 自分の能力に合わせてどんどん先に進められる。

デメリット
→パターンを覚えてといているだけなので思考力が身に付かない。

たぶんこれが公文式のすべてです(笑)

メリットもデメリットも大切なことであり、要はどのように公文式を利用するかが重要となります。

そこは親が考えて判断することなのでとても参考になりました。

新書なのでデータや公文式の経験者や先生のインタビューが細かく分析されており、著者が出した結論がこちら⇒

幼児期に算数を開始し、教室に慣れてきた段階で国語をスタート。小学校中学年段階で最低でも中学校レベルが終了していることを目指し、その後は公文式での学習は英語のみに切り替え、算国理社は進学塾に任せる。なお、英語については幼児期に英会話教室で会話中心の体験をしておくことで、公文式の学習の下地を作っておくのも良いでしょう。

ふむ。
確かに私も本を読んで公文のことを知るとそんな感じがしました。

・問題をとくのが早いことに越したことはない。

・小学校低学年のうちはパターン化でもいいので早くたくさん正解することによって自分も自信がつく。

・先に進んでおくことで受験時期にはその他の教科に時間を費やすことができる。

・思考力や応用力が求められる高学年からはパターン化では通用しないし思考を鍛えた方がいいので、いつまでも公文式に頼らない方がいい。

早く着手しておけばできるようになるまで時間があるし、できることによって子供も自信がつくのでアドバンテージがとれて、その後の勉強意欲にもつながる

と、佐藤ママもよく言っています。


受験時期になっていきなり勉強しろと言われても、やることいっぱい、わからない、ついていけない、遊べない、で子供も嫌になるでしょう。

ちなみに佐藤ママはベビー公文から行っていたらしく、おそらくそれくらいから行っていると子供も勉強はするもんだと身につき、なんで勉強しなきゃいけないの?と思うことすらないのだと思います。

その環境を作ったのが佐藤ママの第一の功績だと私は勝手に分析しています(笑)


公文は早くとくだけというアンチもいるらしいですが、早くて悪いことはないと思います。

早い人が頭がいいわけではないけど、頭が良くて物事の処理が遅い人はいない気がします。

私も今までいろんな受験勉強をしてきたけど、実際よくできる人とできない人の差の根底にはまず早さがあるのではないかと思います。

なかには一回見ただけで全部頭に入るような脳の持ち主もいますが、それは別格として一般人の話です。

早くできれば他のことを勉強する時間ができたり、繰り返し勉強できたりする→勉強の範囲が広くなればその差は明確になる→いろんなことを勉強するうちに範囲もリンクしてくるので早い人はどんどんいろんなことを吸収できる。

また、小学校低学年くらいなら早く正解するだけでよくできる子になれるでしょう。

そして公文式に向いていないタイプもいて、一を聞いて十を知るような子はこのようにコツコツするのはあっていないし、好奇心旺盛で物事を深くつき詰めて考える子も他の勉強方法の方がいいようです。


ちなみに私も小学校低学年のとき公文に行っていました。

先生はおばあさんでゆるゆるで、宿題を毎日やることもなく時間もはかったこともなく、母には全然意味ないし月謝がもったいないと言われていましたが、計算は早い方だし計算を苦手だと思ったことはないです。

これは今の職業に活かされているかなと思います。


公文式の効果をきちんと得るための注意点もこのように記載されておりました。

1つ目は、教室の指導者の質に結果が左右されること
2つ目は、親の支援が不可欠であること


以前投稿したインスタではここまでだったのですが、この後に長女が実際、公文に通い始めて1年が経ちました。

ここからは体験談もまじえての話です。

「教室の指導者の質」が大事だということで、公文のH Pに近くの教室や先生のコメントが載っているので、教室はこれを踏まえて2つのところに体験に行ってから決めました。

先生のコメントで「20年この地域でやっております」とか書いてあると、ベテランで心強いと思う人もいるかもしれませんが、

私は「古い考えで私のやり方が一番!と思っている怖いおばさん先生なのではないか」と思ったりするので避けました(笑)

「その子にとってちょうどいい」教材やペースや環境などを、第一に、柔軟に、考えてくれる先生がよかったです。


体験に行ってみたところ、2つのところはどちらも先生が柔軟で人柄もよくどちらでも良かったのですが、最終的には以下の違いでAを選びました。

A
・幼児コーナーが分かれていて、幼児専門の先生がついている
・教室がビルの一室なので入りやすい
・週2回が火・金曜日

B
・幼児も小学生以上も一緒の空間
・教室が居住用アパートの一室
・週2回が月・木曜日


まず1つめ
幼児コーナーがあるかについては、幼児コーナーがある方が珍しく、普通は分かれていないと思います。

ただ、幼児の子を持つ親としては、幼児ってまだ習い事をちゃんとしてくれるかわからないレベルで、気分によってはグズグズしたりすることもあるので、幼児に対応した先生がいることは心強いです。

先生も忙しそうなので、小さい子は大きい子に埋もれてしまうのではないかと思ったり。

Aの教室の先生も言っていましたが、おそらく小学生以上であればどこの教室に行っても同じです。

なぜなら、公文は塾のように授業で教えてもらうのではなく、行って自分で問題解いて採点してもらうだけだからです。


これは注意点2つ目の「親の支援が不可欠であること」にもつながりますが、公文式は「家庭学習」なので行って何かを教えてもらうわけではなく、家で毎日やることが重要になってきます。

ここは教育をしてくれる幼児教室とは違って、行くだけでは成長しないところです。

小学生くらいになって自分でそれができるようになれば、基本的に公文の先生はみんなきっちりしているのでどこの教室に行っても差はないでしょう。

雰囲気や相性もありますが、近いところを優先すればいいと思います。


2つめは、私の個人的な感覚なのであまり気にしなくていいです。

事務所をマンションの一室にする自営業者と一緒で、教室をマンションの一室や自宅で運営している先生もいます。

その方が家賃がかからないからでしょう。

あまり気にしなくてよいところだと思いますが、Bの教室は自分がオーナーのアパートに近い雰囲気でちょっと拒否感があったのです。

子供がうるさかったら文句を言ってくる入居者はいないか、そもそも他の入居者はこの部屋を公文の教室として使っていることをどう思っているのかなど、気になってしまうのです(笑)

靴をいちいち抜いだりしないといけないのもめんどくさいし、子供同士だと靴を履き間違えて帰ってしまったりもありそうなので、そういう小さいところも気になりました。


3つめは、意外に大切です。

公文は週2回なので、(月・木)(火・金)(水・土)のどれかになっています。

私は自営業なのでどの曜日でも都合はつけられるのですが、月曜日って祝日でよく休みになるのでその分、月謝がもったいないじゃないですか(笑)

公文の場合、休みの日の分は宿題を多くもらうだけで、振替などはありません。

家庭学習とはいえ、週に2回くらいは行ってメリハリをつけてもらいたいです。


あと月曜日は、週末に家族の相手をして休み明け疲れているなか仕事をして、終わってから子供を公文に連れて行くのがしんどそうなので、(火・金)にしました。

金曜日もしんどいけど、土曜日が休みなら頑張れるでしょう。

働いている方は曜日も重要なポイントになると思います。


ということで、長女(コツコツ型)がAの教室に国語で通い始めて1年が経ち、順調そうなので最近、算数も始めました。

ここは本の著者のアドバイスとは逆順なのですが、私の希望で先に文字を読み書きできるようになってほしいのでそうしました。

算数が得意な家系なので、おそらく算数はあとからでもすいすいできます。


公文式は8割くらいの出来でも毎日やっていればそのうちできるようになっているという感覚です。

なので、とりあえず毎日やることを目標にやっていて、国語は読むことをぐずぐずしているときは「じゃあママが読むからこれ見て聞いててね〜」という感じで一瞬で終わらせることもあります(笑)

正直、幼児に毎日やらせるだけでも親にとっては負担になるので、完璧にやることを求めない方がいいです。

毎日、長期間続けてやろうと思ったら、無理なときはサッと終わらせて子供に嫌だという印象づけをしないようにして、できるときは自分で意欲的にやってもらってとバランスをとりながらやっています。

算数は今のところゲームみたいで楽しいみたいです。


公文に通っていて気づいたことなのですが、
関関同立の附属小学校やインターナショナル幼稚園が近くにあるというAの教室の場所柄、その学校の生徒もめっちゃ多いんです。

制服やおそろいのポロシャツ着ているのでわかるんです。


ちょっと待って!

私学の小学校に通わせたりインターに行かせて、まだ公文にも通わないといけないの!?

いくら教育費かかるねん!(笑)


さてさて、この本のタイトル
『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』

答えは、
東大に行くような教育熱心な家庭にとって、公文は必ず検討する通り道だからでしょう(笑)

娘たち、
今はママがそれぞれに合った勉強法を考えていこうと思っていますが、いずれ自分で自分の道を探せるようになってください。

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