大学の話

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砂の城

引き続き疲れている。

なんというか、誰かが過去に波打際に造った砂の城を修復・保全する役務を与えられた小人というのがいたら、こんな感じなんだろうな、という気分。
絶えず波や風により浸食されて崩れていくなかで、せっせと城を補修しなければならないが、みんな完成イメージが違う上に、できた時の姿を知る人もない。カニや貝も好き勝手に入り込んできて穴を開けるし、海藻や棒切れなんかも引っかかる。たまに何人かの子

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嬉しいです、ありがとう
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謝礼の値付け

考えたって仕方がないことなのだが、謝金の精算というのはいつもなんだかなという気分になる。

大学では(だいたいどこもそうだと思うが)講師謝金の単価表というのがある。
どういう人にゲストで講義・講演を頼んだら時間単価(上限)いくら、という基準の表だ。
これは相手方の職業・職位に応じて区分けが決まる(※勤め先の大学では、の話)。
話の中身や、要求することの難易度によるのじゃない。お礼とは所属と肩書で決

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ありがとうございます
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凝り性で真面目な気質が首を絞める。現実を見ること、できそうなラインで止めることが認められない世界は、苦しくて全然サスティナブルじゃない。
持てる全てをつぎ込もうとする人ばかりで、外も完璧を称賛する社会だから仕方ないのか。
ため息。
今後の話に、それって何人必要になんのさ、と思う。

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休むのは難しい

緊急事態宣言のころに発生した休講などで、今年は前期の期間が大幅にずれている。
通常ならお盆から学生は夏休みに入るが、勤め先の大学ではまだあとひと月ほどは授業期間だ。

しかし後期の開始は待ってくれないので(なぜなら卒業をずらせないため)、どうなるかというと、9月にやたらめったらいろんなことが詰め込まれることになった。
いやー大丈夫なのかな、となんだか他人事のような気分でいるが、9月はほんと、想像も

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かたくていたい

もういい加減首肩が限界で、平日だが外のお風呂に入りに行くことにした。
お湯にいろいろ溶かす。首のコリも、過去との対話も、仕事のことも。

仕事では、混乱に乗じて起こる様々なイレギュラーをどう扱うのか問題が、目下かなりの難問。いままで考えなくても良かったこと、無視しても許されたこと、当然としてきたことが、今はかんたんにひっくり返る。世間のバッシングがこわくて、至極真っ当な話を口にするのだって及び腰だ

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あなたにも良いことがありますように
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憂い取り

どうにかこうにか学内はなだまってきて、悩みは具体的なことに移り変わってきた。こちらの精神疲労も少し落ち着いた。たぶん防衛反応としての遮断や拒絶だったのだろうと思う。

いまは連日、即席サポートデスクみたいなことをしている。おかげで本来の仕事は捗らないが、担当とか役割とかいうのはもうどうだっていいことだ。予定なんてとっくに消滅しているし、ちょっとのことで誰かの憂いが消えてなんとかなるならそれでいい、

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「底辺声優の所感」への写真家兼文学研究者からの所感

銀行口座を作るのに30分以上待たされている間、ツイッターのトレンドに上がってきた「底辺声優の所感」というものすごいパワーワードに惹かれてクリックすると、最近よくあるように、noteの記事が参照されていました。トレンドに上がってくる「所感」がどんなものなのか興味があって読み始めると、興味本位で開いたのが申し訳ないほどの重たい内容でした。一人の「底辺声優」に、日本の社会的な矛盾が凝縮されているような気

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今日もお疲れ様でした
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今日も虫とり

大学職員の仕事ってどんな感じ?みたいな質問はよくあるのだが、最近思うのは、虫とりみたいな仕事が意外と多いな、ということだ。むろん、本物の虫を採集するのではない。集めるのは先生に出してもらう数々の書類である。

対象者全員の全部が期限内に揃わなければだめな提出物というのが結構ある。処理後に他所への提出があり大学の責任として守らなければならない締切が待っているもの。そうしないとどこかに迷惑をかけたり、

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あなたにも良いことがありますように
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憂心

文科省が何かの大学一覧を出すと、どうしても、「文科省に恭順の姿勢を示した大学一覧」みたいに見えてくる。
最近だと、英語の民間試験の利用とか、全国学生調査の対象などなど。
そんなつもりはない、純粋な情報提供なんだと、文科省は言うだろうけれど。
まぁ、穿った見方をしているという自覚はある。

最近は組織とか政策とか、関与できないところで個人の考え方と違う決定がなされて、それに従うしかないことが多いな、

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できることといえば

今日は少し調べものをして、制度設計に関するいくつかの論文や研究報告書に目を通して、いろいろ考えていたら、定時後に軽く2、3時間経ってしまった。
こういうとき、私は超過勤務をつけない。直接的には今私に任せられている仕事の範囲ではないから。

今、業務上関わっているとある制度が、来年から変わろうとしている。
そのための議論をするのは、学内の各組織の長レベルの先生方で、事務方(この言い方を好まない人もい

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