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幻想指導者の指導法

あのおかげで・・・の幻想

厳しい指導者も中にはいます。
厳しいのが悪いのではないんですが・・・

よく言うんです。こういう指導者は・・・

「僕らの学生のころは当たり前」
「もっと厳しかった」
「水なんか飲めなかった」
「殴られるのも普通だ」

そして最後の決めセリフは
【あのおかげで今があるんだ】と。
自分を肯定したいときは人を責めます・・・

ただの幻想。

早い話が「仕返し」したいのだろう。
辛かった経験を自分だけでは嫌だ、お前らも経験しろ!

子どもからすると、
【あのおかげでえらい目にあってる】状態だ。

幻想指導者の指導方法は「痛み止め指導」を得意としている。
例えばチームの不調の時を骨折と例えると、痛み止めで継続をするのである。
通常の指導者ならチームに対して
〇まずはギプス
〇治療に専念
〇なぜ骨折したのか?
〇その原因を見つける
〇そこを改善する
〇一番大事なのは原因は指導者スタートで考えてみる事。

この幻想指導者は、色々考えないから、とにかく痛み止めでなんとかしようとする、たまにこれが上手くいく時があるから怖いのもある。
そして最大のこの「痛み止め指導」の良さは・・・
「めちゃくちゃ楽ちん」
怒鳴って、怒って、体罰の指導者は
話して、褒めて、寄り添う、事が苦手でやり方がわからないのである。
よって「楽ちん」指導しかできなくなる。

最後に一番怖いのはこの指導に対して親がこう思い出すのです。
「これぐらい厳しくないと、私が学生のころも・・・」

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