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ロンドン・ロックダウン10週目:6月15日に全ショップが営業再開!【無料公開】&2つの薔薇と麻着物

10週目ということで、ひとつの節目として感慨深いです。もはや、ロックダウン前の生活が思い出せなくなってきました😆来月に予定されている制限事項の変更に関してと、今週気になったのどかなニュースをいくつかピックアップします。

一昨日(2020年5月25日)にジョンソン首相より、以下の発表がありました(※適用地域はイングランド)。
■6月1日から一部の小学生が通学を再開
■6月1日から屋外マーケットと車のディーラーショップが営業を再開
■6月15日からすべての小売店が営業を再開

全店舗が再開という大規模な緩和に対して「イングランド内の数百万人の人が仕事に戻れる」と歓迎の声が聞かれる一方で、「まだけっこう死者が出ている(毎日100人以上)のに時期尚早では」「店舗を開けてもすぐにはお客さんは戻ってこないのでは」などの不安の声も。

通学再開に関しても、先生からは「幼い子どもたちにソーシャルディスタンスを厳守させるなんて無理…」、保護者からは「子どもが各家庭にウイルスを持ち帰って、被害拡大につながるのでは」という意見が出ています。

わたし個人は、実店舗で買い物するのはまだいいかな…という感じです。オンラインショッピングでほとんど何でも手に入るし、ソーシャルディスタンスを守りながらの買い物は気をつかいそうで💦ただもちろん、急に何かが必要になったらすぐに買いに行けるというのは安心ではありますね。

ロックダウン中の子どもたちと言えば…。『ハリー・ポッター』シリーズの作者J.K.ローリングが昨日(2020年5月26日)、新作童話『The Ickabog』のネット上での無料公開を発表しました。

こちらが『The Ickabog』のウェブサイトです。毎日、何章かずつアップされていき、7月10日に完結する見込み。昨日の分をさっそく読みましたが、とても面白いです。どうやら”社会的格差”をテーマとしているようで、子どもならずとも続きが楽しみっ😄

11月には書籍化もされる予定で、各国で出版される書籍版『The Ickabog』の挿絵をなんと7~12歳の子どもたちから公募。イギリス、アメリカ、カナダ、インドなどの国ではすでに募集要項が出ているようですが、日本でもきっとすぐに始まりますよ!ご家族やご親戚、お友達のお子さんなど、絵が得意な子がいましたらぜひチャレンジしてみてくださいね💓

もうひとつ、「イギリスらしい…(笑)」と思ったニュースがこちら。ロックダウン中や自粛生活中にお料理の宅配を注文されている方も多いかと思いますが、イギリスで「delivery(宅配)」と組み合わせて検索された言葉のうち、ぶっちぎりに増加率が高かったのが「Cream tea」(なんと750%)。次点はもはや驚かない「Afternoon tea」(650%)です。

クリームティーとはつまり、紅茶とスコーン(ジャムとクロテッドクリーム付き)の組み合わせのこと。わたしの好物でもあり、2月末のこちらの記事でも写真付きでご紹介しています。

クリームティーやアフタヌーンティーは家庭でももちろん楽しめるものの、今はカフェなどのお店で楽しむ人が多いかと。プロが作ったおいしいスコーンやケーキをうちにデリバリーして!という家庭が本当に多いのですね。記事を読むと、「お誕生日のお祝いに」「地元のお店を応援したいから」などの理由が挙げられていますが、もちろん根底にあるのは「こんな状況でもおいしいものを優雅に楽しみたい」という、イギリス人の気持ちなのでしょう☕🍰

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