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生理の苦痛、ムーンカップとの出会い

今月の生理が終わって、俄然元気な私です。

ということで、いいタイミングなので今日は、近い将来ひとりで宿を切り盛りしようとしている私のちょっと気がかりなこと、生理の話。
現在33歳。まだこの先15年から20年も続く、生理という煩わしい期間をいかに乗り越えていくかについて。


何が辛いって<個人差>


まず厄介なのが、生理の辛さの個人差が激しいこと。
同僚の女性の言葉を引用します。

怖いのは生理痛のない女性だ。
男性ではない。


つまり、生物学的に男性の皆さんは、生理も生理痛も経験しないから、そもそもが分からないけど、分からないなりに気を遣ってくれるんです。
じゃあ何が怖いって、生理痛のない生物学的女性の理解のなさ。生理痛で苦しむ人や生理休暇を使う人がいると「え、そんなに...?」という空気を滲み出しちゃうんです。

昼間でも「多い日の夜用」のナプキンを2〜3時間で替えて、気絶したことがあったり、手術もして、今でも2ヶ月に1回は生理休暇を使います、って人がいれば、

生理痛なんて経験したことないし、なんなら3日くらいで終わるよ、みたいな人もいるんです。

私だって、1回の生理で3回は痛み止めに頼るし、生理休暇も使ったことがあります。

妊娠中の女性がつわりで連続して休むことに対してはノーコメントなのに、誰かが生理休暇を使うことに対しては「えぇまた... まぁ仕方ないけど」と歯切れが悪いのは、悲しきかな、生理痛のない女性たちなのです。


何が辛いって<PMS>


そしてもうひとつ厄介なのが、PMS(月経前症候群)。生理の辛さは生理中の7日間だけだと思ってもらっちゃ困る。


私のPMSは、

生理2週間前
・いつもは気にならないことにイラっとする

生理1週間前
・胸が張る
・身体がだるい
・熱っぽい
・頭痛
・むくむ
・気分が落ちる
・寝ても寝ても眠い
・涙もろくなる(いつもだけど)
・無限の食欲

毎回この全ての症状が出る訳ではなく、期間もバラバラだし、全く平気なときもあるので、「あ、これはPMSだ」と思えるようになったのは、結構最近のことです。
PMSも合わせて、毎月半分は調子悪いってこともあるんだから厄介だ!

※逆にこのPMSや生理から解放されたら、霧が晴れて人格が変わったように活発になりがち(私は。)

対策あれこれ


苦痛だと叫んでも楽になるわけではないので、過去色々試しました。


・布ナプキン

「生理痛が酷いのは、紙ナプキンに含まれる化学物質を身体が取り込んでいるからだ」とかで、オーガニックの布ナプキンを取り入れたことがあります。
結果、続きませんでした。
分厚くても、布は布。確かに肌触りは良かったけど、伝い漏れ、そして染みました。怖くて外では使えません。それになにより、洗うのが苦痛でした。つけ置きしておいて、お風呂に入るときに洗っていましたが、単純に面倒くさかったです。
だけど、合う人は外でも上手に使ってますよね。



・精油(アロマ)

これはPMSのイライラ対策です。
アロマテラピー。結果、良いです。
これは、シンプルに自分がいい匂いだと感じるものが、身体が求めているものって言いますよね。私は生活の木で「オーガニックゼラニウム」を発掘しました。同じ精油でも、原産国とか、栽培方法が違うと全然匂いが違ってビックリしました。
「あ、PMSだな」と思ったら、寝る前にアロマディフューザーをつけて落ち着かせます。
立派な処方です。



・整体

生理痛対策です。
昔、まだ生理痛が今ほどではなかった頃、1回きりの整体で、骨盤をバキバキしてもらっただけで、生理痛がウソのようになくなったことを思い出し、整体に行きました。が、エステのシステムみたいに、「10回は来てくださいね」と言われてギョッとしました。
2週間のうちに4回だけ行ってみましたが、効果はいまいち...
素直に10回行けば今頃は生理痛から解放されてるかも。



ムーンカップとの出会い


まずムーンカップ(月経カップ)とは、

ナプキン、タンポンに替わる生理用品である。ここ数十年で日本に月経カップも伝わっていっているが、主にアメリカ、イギリス、カナダなどの英語圏で製造・販売されている。鈴の形をしていて、タンポンと同じように膣の中に入れて使用する。天然ゴム(ラバー)などの天然樹脂や、医療用シリコーンなどの合成樹脂素材で作られる。そのほとんどが再利用可能で10年以上使用できる。

Wikipedidaより



実は、布ナプキンを調べているときにムーンカップの存在を知ってはいたのですが、タンポンも使ったことのない私には無理、怖いと決めつけて、そのときの私は布ナプキンを選びました。

しかし、それから5年近く経ったある日のこと。

仲の良い友人とキャンプをしようと計画していたのですが、彼女は生理日と被ったとのこと。私だったら絶対にキャンプどころじゃないですが、なんと彼女は海で泳いだし、夜は温泉にも浸かりました。
あぁ、タンポン派なのかなぁと思い、「生理中なのによくキャンプする気になったよね、タンポン使ってるんだね?」と聞くと、なんと、彼女はムーンカップを使っていたのです。
まさか、こんなに身近にムーンカップユーザーがいるとは。



ムーンカップを使ってみて


使い方や使用感など、彼女を質問攻めにし、私もネットで買いました。そして、これは間違いなくここ数年で最も良い買い物でした。

友人が言っていた通り、
・生理が2、3日で終わる感覚
・つけてることを忘れる
・あの、出てくる感覚がない
・伝い漏れの心配から解放される
・寝返りし放題
・もうナプキンが要らない
・生理で温泉やアウトドアを諦めなくていい
・あの嫌な臭いがない
・蒸れない

友人は慣れるまで3ヶ月かかったと言っていましたが、私は初使用で初SUPに挑戦しました。


今や私は、ナプキンもタンポンも、国ぐるみの陰謀なのではないかと本気で疑うほどに、もうナプキンに戻れません。

なぜ、ナプキンのCMしかないのか、
なぜ、ドラッグストアにムーンカップが売ってないのか、
なぜ、「生理の貧困」で自治体は、10年使えるムーンカップではなく、使い捨ての紙ナプキンを配布するのか、
なぜ、世界はSDGsを謳っているのに...


あぁこれは、ムーンカップについてはまた追加記事を書きます。


とにかく、これで生理中の不快感はかなり軽減されました。
あとは、生理痛をなんとかしたい。

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