れんげ荘

広島に理想のソロ活のための宿を作る。と言いつつ、雇われスタッフとしてバタバタと過ごす日…

れんげ荘

広島に理想のソロ活のための宿を作る。と言いつつ、雇われスタッフとしてバタバタと過ごす日々。長い道のり。30代独身広島女。普段考えることも書くので、宿の背景として興味を持っていただければとても嬉しいです。格好つけずに格好良く書きたい。

マガジン

  • そういうこと

    共感できる思考・思想・哲学を勝手にまとめています。

  • みんなのソロ活論など

    れんげ荘の「ペルソナ」まとめとして(すみません勝手に!) ソロ活や、自分と向き合う時間を大事にする方の記事を集めています。 共感できると思ったあなた、いつかれんげ荘でお会いしたいです。

  • れんげ荘のイメージ

    私が理想とするソロ活のための宿「れんげ荘」のコンセプトをはじめ、どんなサービスをして、どんな人がターゲットとして、何を目指しているか、10年間妄想し続けたことをまとめていきたいです。

  • 宮島のゲストハウスで働いた話

    2015年ー2019年 バックパッカーズ宮島で働いていた期間の話

最近の記事

ビジネスホテルの可愛いおじさん集

ビジネスホテルのフロントで働いていると、毎日何十人ものビジネスマンと接します。 私のホテルは観光の方もいますが、9割以上はビジネスで、ほぼ男性客。 せっかちさん、無愛想さんもいますが、ふいに登場する可愛いおじさん達に心温まります。 今日はただ、そんな可愛いおじさん達をシェア。笑 毎日お仕事お疲れ様です。 真面目で一生懸命だから、ギャップが可愛いおじさん達でした。

    • だめだめホテルマン、タハラ君から教わること

      タハラ君(仮名)とは、私が2年あまり働くビジネスホテルでの後輩です。 タハラ君は、 とんでもなく不器用。 だから先輩達に呆れられてる。 だけど腐らない。 ホテルマンとしてのやる気が誰よりも熱い。 今日もゴールデンウィークの満室で大忙しの中、やる気満々にミスを連発していました。 でも、私はそんなタハラ君から教えてもらうことが多いです。 タハラ君は23歳。 社会人としてはまだまだ初々しい、線の細い男の子です。 とても熱心だけど、力の入れ具合がズレているということは、面接

      • 「5年日記」が残り1段。これから。

        私は「コツコツ努力」が苦手です。 いろいろ手をつけますが三日坊主が多いです。 noteもそう。 小さな宿をしたいと言っていますが、開業準備がはじまっているわけではないので、すぐにnoteの更新が滞ることは想定内でした。とは言っても、「まだ影も形もない宿」の背景である自分について、今の段階から表現していきたいとはじめたんだから、もう少し更新しなさいよ、ね。 先日、お世話になっているバイク屋のおじちゃんに「夢見る夢子ちゃん」と言われ、遠い目になりました。図星だ、と。 (おじち

        • 新卒での挫折がソロ活のはじまりだった

          4月1日 朝。 新社会人の初々しい集団を見かけて、ホテルの夜勤明けでボーッとする脳みそで、10年以上前のことを思い出しました。 私が人生で初めて挫折した話。 思い返してみると、この経験も間違いなく私を作っていると思ったので、書いてみます。 新卒で就職したのは訪問販売の営業所でした。 私がしていたのは、中学生向けの学力診断テストの販売です。家々に飛び込んでセールスします。 私がその3,000円くらいのテストを売った家に 後日、別の営業マンが「テストの結果を持っていく」とい

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        • そういうこと
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        記事

          生理の苦痛、ムーンカップとの出会い

          今月の生理が終わって、俄然元気な私です。 ということで、いいタイミングなので今日は、近い将来ひとりで宿を切り盛りしようとしている私のちょっと気がかりなこと、生理の話。 現在33歳。まだこの先15年から20年も続く、生理という煩わしい期間をいかに乗り越えていくかについて。 何が辛いって<個人差> まず厄介なのが、生理の辛さの個人差が激しいこと。 同僚の女性の言葉を引用します。 つまり、生物学的に男性の皆さんは、生理も生理痛も経験しないから、そもそもが分からないけど、分から

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          いつでも変わらずに帰れる場所があるということ

          まん延防止策が解除され、春休みということもあり、ビジネスホテルも祭りのような賑やかさです。 今日は休日でした。 閉店するっていうと、めったに来ない人とか、なんなら初めてくる人とかでごった返すお店。 スンとした目で見てたけど、でも、「たまにしか行かないけど、そこにある、いつでも行ける」っていうお守りみたいな場所は、私にもいくつかあります。 今日はそんな話。 高校生の頃、管弦楽部に所属していたのですが、ある後輩が顧問になったと耳にし、なんということだ、どういうことだと、今

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          ビジネスホテルで働く

          ビジネスホテルのフロントスタッフとして働いていて、思うことを並べてみます。 その前に、私がビジネスホテルで働くことになった経緯を少し。 ゲストハウスで4年働いたのち、コロナ禍直前にビジネスホテルに転職し、2年少々経ちました。 転職先を決めるまでの思考回路はこんな感じです。 全国に約70店舗ある大手であるにもかかわらず、ビジネスホテルに興味のなかった私は、そのホテルを全く知りませんでした。 ビジネスホテルで働くことは、ゲストハウスのような、ゲストを楽しませる類の喜びは

          ビジネスホテルで働く

          宿をひとりで切り盛りするには

          おひとり様のための小さな宿「れんげ荘」の開業を目指しているのですが、その運営はワンオペ、つまり、ひとりで切り盛りするつもりでいます。 ゲストハウスで働いていた頃、接客から、清掃から、運営管理まで、何もかもが楽しくて、やりがいもあって、寝ても覚めても仕事のことを考えていました。 しかし、会社の発展のため、自分は接客の最前線から退いて、他のスタッフとの折り合いもつけなければならないという、もどかしい経験もしました。 100%自分が納得できる宿をつくりたい。 1から10まで自

          宿をひとりで切り盛りするには

          戦争反対 私の意思表示

          拡散力も影響力もない私ですが、何も言わないよりは。 と、ようやく昨年の衆院選あたりから考えるようになりました。 ロシアのウクライナ侵攻に関する各種報道を目の当たりにして、非力な私でも意思表示せずにはいられません。 戦争反対です。 核兵器の使用・保有・共有も反対です。 広島出身で、大学4年間を長崎で暮らしたことのある私ですが、 オーストラリアで暮らしていたとき、戦争の罪深さを心から悟った出来事があります。 語学学校に通っていたとき、私の広島・長崎の在住歴を知ったある

          戦争反対 私の意思表示

          宿の物件探しで血迷った話

          さて、コンセプトも決まったし、 立地のイメージも固まってきたし、 物件探しするぞ! と、意気揚々と街に飛び出したのですが、探し方がわからない・・・ とりあえず普通に不動産屋さんのドアをあけて尋ねてみます。 私 「宿泊施設をしたいんですけど、空き物件ありま・・・」 A不動産「え、民泊?ないですよ」 別の不動産屋さんでも、 私 「宿泊施設ができる物件を探して・・・」 B不動産「あぁ、ないない、ないですよ」 みんな、「しっしっ」と邪魔者を追い払うような対応(ひどい!笑

          宿の物件探しで血迷った話

          れんげ荘の立地は、広島か尾道

          私の在住歴 1988年 広島市出身 2008年~4年間 大学は長崎 2011年~1年間 社会人1年目だけ愛媛の松山に暮らす 少しだけ広島に戻り、宿をやりたいと思いつく 2013年~1年半 オーストラリアに暮らす 2015年~現在 ずっと広島市在住 そして今、地元広島にこだわって、宿の物件探しをしています。 <広島のどこで> ・広島市の路面電車市内エリア ・尾道市中心部 <なぜ広島か> ・地元だから(尾道は違いますが) ・海、山、川、観光地、文化施設があるから ・スポーツ

          れんげ荘の立地は、広島か尾道

          れんげ荘のイメージはペンション<おひとり様限定>

          もともと、ドミトリーのあるゲストハウスをしようと思っていました。 (ドミトリーとは、二段ベッドが2~4台並んだ部屋タイプのことで、そのうちの1つのベッドを借りて、格安で泊まれるのがゲストハウスです) 深く考えていたわけではなかったですが、ゲストハウス=ドミトリーという固定概念と、「個室にする必要ない。割高だし、つまらないし」という、食わず嫌いだったようです。 実際、どこを旅するにも、ゲストハウスから選んでいましたし、 母と旅するときも、彼と旅するときも、さすがに個室にしま

          れんげ荘のイメージはペンション<おひとり様限定>

          れんげ荘のミッション「自分と仲良くなる」

          最近、ソロ活でドーミーインに泊まってきました。 (ドーミーインというビジネスホテルの素晴らしさは、またいつかたっぷり書きたいです) サウナに力を入れてるドーミーイン。 仕事終わりの遅い時間にチェックインし、 真夜中に、サウナ→水風呂→外気浴を繰り返し、外気浴でボーッと暗い夜空を眺めていました。(いわゆる「整い」の時間ってやつ) そのとき、先輩から理不尽な言動をされた、退勤間際のできごとを振り返ってみましたが、どうでもよく思えました。 そんなちっぽけなことは、身体から立ち昇

          れんげ荘のミッション「自分と仲良くなる」

          ソロ活の居心地と宿のコンセプト

          「ソロ活」が市民権をつかみはじめている そう最近聞くようになって、あぁ、私がしてることってソロ活なんだ。って、ソロ活という単語が生まれて、名前をつけてもらった気分です。 いい時代になったなと思います。 今日は、私がしたい理想の宿「れんげ荘」のコンセプトを語るうえで欠かせない内容です。下手な文章ですが、世の中にニッチな需要があると信じて、掘り起こすつもりで、筆圧強めに書きます。 およそ3,000字、お付き合いいただけると嬉しいです。 ソロ活をする理由とか背景って、もちろん

          ソロ活の居心地と宿のコンセプト

          宮島のゲストハウスで働いた話<亀裂編>

          ゲストハウスで働くことが天職だと舞い上がって、麻痺していたことがあります。 それは雇用条件です。 私はアルバイトとして働きはじめました。 スタッフ全員がアルバイトでしたし、オーナーである社長も、社員を雇うつもりはなかったようです。 いま振り返ればおかしな話です。私はこのゲストハウスの求人をハローワークでも見つけたので、社会保険完備にチェックが入っているのを見ていたんです。 というのも、経験が積みたい私にとって、そんなことは本当にどうでも良かったんですけど、母が社会保障がち

          宮島のゲストハウスで働いた話<亀裂編>

          宮島のゲストハウスで働いた話<幸せ絶頂編>

          ゲストハウスで働くことが楽しくて仕方がなかったです。 そのうち【亀裂編】を書こうと思うのですが、そこを話す上で、先にもう少し、この仕事の魅力を話しておきたいです。 旅人たちが今回の旅でどんなことに感動したか、どんなことが印象に残ったか、それはもう100人いれば100人の視点や感性があるので、新鮮な発見があります。 例えば、 雨上がりのあまりスッキリしない天気の日、チェックインで初めてドアをくぐってきたアメリカ人の彼が、やたらニコニコしてるので、 「なにか良いことがあっ

          宮島のゲストハウスで働いた話<幸せ絶頂編>