マガジンのカバー画像

日常

32
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

相対的な話と絶対的な話。

相対的な話と絶対的な話。

ぽっかりしている。

といっても、この期間に6分以内の一人芝居の動画を2本あげて、延期になった5月5日の脚本について諸々考え、先日は自分の所属している劇団のツイキャスラジオ内で30分一人で話すべく、原稿をまとめたりしていた(無事に終わった…ありがとうございました。聞き直したら「あの」と言いすぎていて大反省してます。)今できることを、良いも悪いも何かしらやれた期間だった。

考え事をしながら、周りが

もっとみる
ずっと思ってたこと

ずっと思ってたこと

言わずもがな自粛期間が続いている。久しぶりに少しずつ好きなものに触れている時間が増えている点については、嬉しい。

こうなる前(つまり1ヶ月ぐらい前)までは、正直、生活することにいっぱいだった。私の中の生活は、寝て、起きて、なにかを食べ、芝居をし、仕事に行き、お風呂に入り、寝る、こと。タスクが少ないのに、毎日エネルギーを使うので、そもそもほかのことに手を出す余裕がなかった…というのは嘘で、移動時間

もっとみる
泣く話

泣く話

泣ける話を書くわけじゃなくて

自分がよく泣くという話。

昔から、何故かわからないけれど、とにかくすぐに泣く。ドラえもんの映画を見て泣く。人が泣いているのを見て泣く。本を読んで泣く。人にされたことを思い出し、辛くて、有り難くて、悔しくて、嬉しくて、あとからじわじわと泣く。喜びで泣く。生理前に自分が嫌になって泣く。泣かない日の方が少ない。泣かないことが非日常的な人にとって、きっとワンダーランドなぐ

もっとみる
延期になったお話と、5月5日にやること。

延期になったお話と、5月5日にやること。

前略

5月5日に予定していた火曜日のゲキジョウ30×30「林檎の君へ。×劇団レトルト内閣」が延期になりました。

今の時点で、お客様、そして役者、スタッフ陣の健康と安全を保障できないこと。今の世の中の流れとして物理的にも精神的にも、万全な状態で稽古、そして十分に宣伝ができないこと。を踏まえまして、決断致しました。お気にかけて頂いていた皆様ありがとうございました。この判断に、ご理解ご協力をお願い致

もっとみる
制限の中での可能性と希望。

制限の中での可能性と希望。

毎日書こうと思っていたけれどやはりメンタルの浮き沈みが激しくて書けない日が2日ほど続いた。日々周りの状況が変わっていく。感情に流されないようにするのに必死だ。

私が活動している舞台、が、どんどん中止になったり延期になったりしている。実際私自身の身にも降りかかっている。もう、それは、しょうがないとはいえ、しょうがないことをしょうがない、と思えない。辛い。そして、舞台だけじゃなくて、生活することも危

もっとみる
想像する強さ。

想像する強さ。

欲求の具体性がないので、ないまま進んでもいいのでは、という話を以前した。

それもいい。とてもいいと思う。けれど、やっぱり具体性があった方がモチベーションに繋がる。具体的であればあるほど。自分がどこにいるかわかる。

と、思ったのが、去年の2月ごろにみた「ショーシャンクの空に」だった。時に希望に殺され、時に希望に生かされ。最後に自由に羽ばたく。とても長かったけれど、とても静かで、見やすかった。その

もっとみる
纏わる言葉について思うこと。

纏わる言葉について思うこと。

言わずもがな、世界が疫病に脅かされている。疫病自体も気になるところだが、私はこの疫病を通して言葉の意味が気になる。

「自粛を要請」という言葉がおかしいとSNSで見かけた。自粛は自分から進んで行動を慎むこと。自分から進んで行うことなのに、それを他者から要請(乞い求められる)されるとは何事だ、ということだった。私なりにほかの言葉を探してみたけど、この言葉の状況がそもそもおかしいと気がついて考えるのを

もっとみる
名前という愛。

名前という愛。

昔から、「名前」を大事にしている。

名前は、愛で、呪いで、その人だ。

もう今更なのだが

「池山ユラリ」は生まれた時につけられた名前ではない。舞台の活動名で、もはや今は生活するための名前。元々名前を変えるつもりはなかったけれど、ヨガのインストラクター(実はそうなんです。最近は身体が辛いのでお休み中)になることをキッカケに変えた。自分で自分を名付けた。名は体を表す。私は自分の名前を気に入っている

もっとみる
私というもの。

私というもの。

思うままに自分のことを、書いてみようと思います。

【最近基本的に夜行性です。】

昼過ぎから夕方に起きて、朝眠る。本番前以外はそんな生活をしている。身体は全く大丈夫だし、肌も調子悪くなく、むしろ良いのだが、太陽を自分のものに出来ないことが悲しい。きっとこれを読んでいる人の大半が太陽を共有している。だが私が起きたら彼はすぐ沈んでしまう。彼が昇ってきたら今度は私が寝てしまう。勝手に私が選んだ生活リズ

もっとみる
ライムとミントから学ぶこと。

ライムとミントから学ぶこと。



今日スーパーに行って、ライムとミントを買うだけで40分ほどかかった。

このご時世、「不要不急の外出は控えてね」と言われてる中、選ぶことが出来ず、ただスーパーの中を彷徨ってしまった。

私の中でスーパーに並んでいる品揃えはキャパオーバーで、選ぶという行為に非常に脳を使い、身体を使い、時間を使う。

欲求が足りない。

あれを食べたい!これをしたい!という欲求の具体性が足りない。しかし、全ての

もっとみる