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私というもの。

思うままに自分のことを、書いてみようと思います。

【最近基本的に夜行性です。】

昼過ぎから夕方に起きて、朝眠る。本番前以外はそんな生活をしている。身体は全く大丈夫だし、肌も調子悪くなく、むしろ良いのだが、太陽を自分のものに出来ないことが悲しい。きっとこれを読んでいる人の大半が太陽を共有している。だが私が起きたら彼はすぐ沈んでしまう。彼が昇ってきたら今度は私が寝てしまう。勝手に私が選んだ生活リズムだけれど、やはり太陽に嫌われている感覚がある。太陽は朝昇り夜沈む。そんな当たり前のことのように私は昼過ぎに起きて朝眠りたい。太陽が昇るとともに起き沈むことを追いかけて眠ることが、物理としても精神としても苦痛だ。人には向いていることと向いていないことがあり、できることとできないことがある。私にとってきっと生活リズムはその一つなんだろう。

太陽に嫌われてる。太陽としては私が嫌ってると思っているだろうし、そもそもきっと彼はそんなこと知ったこっちゃないだろう。存在が大きすぎる。

手が届かなくて悲しいと夜歩いていて空を見上げたら、細く明るく輝いている月が側にいてくれる感覚があった。彼女はきっと私の仲間で、味方な気がした。彼女も彼と同じで、きっとそんなこと知ったこっちゃない。でもそう考えることにしたら少し気持ちが楽になった。みんなが共有してるものを、無理に共有しなくてもいい。そこで嫉妬してもしょうがない。

夜が好きだ。静けさが好きだ。生きていると、視覚聴覚嗅覚、また味覚触覚存分に使う。私の感覚達にとって、この世の中は情報が多い。スーパー歩くだけで疲れてしまう私が、明るい時間にたくさんのものを長時間見てたくさんの音を長時間聞くと、毎回とまではいかないが、パンクしてしまう。テレビの音が耳を劈き、光が目を焼く。

その分夜の暗さと静けさは、私を穏やかにしてくれる。見えないのに見えてくるし、静かな方がより聞こえてくる。怖い話ではない。情報を情報で遮断される方が私は怖い。人工が生み出したデジタルな情報がうまく受け取りきれない。夜は少しだけだけど、その情報が昼よりは減る。

そして、暗くて静かを大事にすると、たまに見る明るさにより感動できる。片方をより大事にするから、片方の素晴らしさに出会える。だから、眠る前の朝焼けも好きだ。これは太陽への憧れが大半だ。

【バイクの後ろが好きです。】

運転できるのは自転車と一輪車と、きっと三輪車だけで免許を持っていない。そしてすぐに乗り物全般酔ってしまう。多分、先の聴覚がパンクすることと原因は同じで、そもそも耳が弱い。

でもバイクの後ろに乗ることはワクワクする。風を豪快に浴びて普段感じられない速度で街を見る。これも情報量が多いのでは?と自分でも思ったのだが、考えるとバイクの後ろは情報量が増えるよりも視点が変わり見える世界が変わる感覚の方が大きい。

初めて乗せてもらった時は怖くて怖くてしがみつくしかなかったけれど、今は乗せてもらうだけで喜ばしい。世界が明るく見える。ちなみに乗せてくれるのは私の所属している劇団の座長。乗せてくれる人が違ったらまた感じ方も変わったかもしれない。

【舞台に携わってます。】

正直初舞台がいつだったか忘れたが、小学生ぐらいにはカルチャースクールのダンスの発表会デビューをしている。多分、上手と下手を覚えたのが小学生3年生ぐらいだったような気がするので、それぐらい。そこから形は変わりつつも舞台に携わり続けている。時には食べていきたくなったり、時には惰性で続けたり。今は結局「辞めたらやることないからやってる」というのが正直なところだけれど、言い方をかえると舞台に携わっていない自分はもう想像できない。もちろん急な出来事で辞めるかもしれないけれど、今のところどんなに一人が好きでもどんなに怒られても辞める気はないし、何故私は、みんなは、芝居をするのか、つくるのか、もっといえば何故人は舞台を観るのか、という疑問をすぐ側に置いている。今のご時世よりその疑問は大きくなってきている。その分答えも見えやすくなってきてるなと思う。

そもそも始めたきっかけが、多分私の意志ではなかった。もちろん「やりたいー」と言ったはずだが小学校低学年での意志なんて今思えば親の誘導でなんとでもなってしまう。そして何度も辞めたいと思いつつ、辞めたいと言えず、辞めたいと言えたと思ったら怒られた記憶がある。だからといって親の所為だと今更言うわけではない。そんな状態だから、私のアイデンティティだ。形は変えつつも何故か今はよりによってコミュニケーション力が求められる芝居にたどり着いた。役者をして制作もたまに手伝い照明の仕込みも手伝わせてもらい、音響さんの同期の話を聞き、劇作して演出する同年代の友達も増え、自分自身も作る側を始めた。生きている現実世界ではなく、もう一つの、フィクションの世界をつくるというのは、尊く卑しい。だから真実でなければならない。と志は掲げているけれど、なかなかうまくいかないことが現実。虚の真実を求めて、もがき続けたいと今は思っている。

まあ突然、結婚します!とか、妊娠しました!とか、言い出すかもしれないけれど、それはそれで幸せそうだし生きていけそう。生きていくために芝居をしているし、芝居をするために生きている。手段と目的が交互に反対になるけれど、手段も目的も変わっても、手段と目的があれば立っていけれると思う。


以上が、今思いつく限りの自己紹介。

今後書いていったら、もっと人となりが出てくるのかなと思う。言葉は人。朝なので眠ります。




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