ゆら里

ネコ好きの鍼灸・整体師です。 この道20余年、毎週、健康の話、ツボのお話をいたします。…

ゆら里

ネコ好きの鍼灸・整体師です。 この道20余年、毎週、健康の話、ツボのお話をいたします。 整形外科、整骨院、鍼灸院と渡り歩き、今は東京都小金井市で鍼灸・整体をしています。 鍼灸、整体、マッサージを組み合わせたオーダーメイド施術で頭痛、寝違えやランニング障害が得意。 ゆらり治療院

最近の記事

【第二の心臓】は足裏?それとも?

第二の心臓はどこか?仕事柄、「第二の心臓」という言葉をよく使います。 足裏は第二の心臓! とか、ふくらはぎは第二の心臓! とかね。 そこで調べてみると中には、第二の心臓が太もも?  なんてのもありました。 つまり、第二の心臓は“足”ということは間違いないようです。 太ももは個人的には好きですが……それはさておき 第二の心臓は足の裏なのでしょうか? それとも、ふくらはぎなのでしょうか? 第二の心臓をネットで調査! マニアックな話題ですが、検索してみました。 Googleで

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    • 膝関節をスムーズに動かすためのツボ、 トレーニング法

      前回 膝の炎症を治すことはドアのメンテナンスに似ている というお話をいたしました。 ドアに油を点す作業が 膝まわりの関節、じん帯、筋肉の血行を良くすること、 ガタつきを治すことが、筋力をつけて、 関節が正しい位置をキープできるようにすることになります。 膝の重要な筋肉では具体的に膝の炎症を取り除くために、 どの筋肉の血行を良くし、筋力をつけないといけないのか? それはいろいろ意見があると思うのですが わたしは「大腿四頭筋」はもっとも重要だと考えています。 大腿四頭筋

      • 膝の炎症を改善するには?

        前述いたしました通り、 膝に水が溜まったからと言って、注射で水を抜くだけでは膝の炎症が取れず また水が溜まってしまうということを繰り返してしまいます。 また、膝の半月板という軟骨はそのお水、滑液から栄養を得ていますから、 繰り返し膝の水を抜くのは、たとえヒアルロン酸注射と併用したとしても 良いとは言えません。 根本的には、膝の炎症を改善しなくてはいけないのです。 ではどのように改善すればいいのでしょうか? どうして、膝に炎症が起きてしまうかというと、 関節がスムーズに

        • どうして何度も膝に水が溜まってしまうのか?

          膝の関節のみならず、関節は関節包または滑液包という袋に包まれています。 その袋の中には、関節の水が入っています。その水が滑液です。 文字のごとく、関節の動きをよくするのに必要な水です。 関節の動きをよくするほか、関節の軟骨に栄養を補給しています。 ですから、水が溜まるからと言って、繰り返し関節の水を注射で抜いていると関節の軟骨、膝では、半月板ですね、半月板に栄養が足りなくなり、ボロボロになってしまいます。 それを予防するために、水を関節から抜いた後、ヒアルロン酸をまた注

        【第二の心臓】は足裏?それとも?

          いくら水を抜いても膝は治らない!?

          膝の痛みや腫れがあると、整形外科では、膝のお水を抜くため注射します。 しかし、いったんは楽になってもまた膝に水がたまり翌週もまた水を抜くということはよくあります。 どうして膝の水を抜くのか? どうしてまた膝に水が溜まってしまうのか? そして、膝に水がたまらないようにするには どのようなことに気を付けなければならないのか? を解説します。 どうして膝の水を抜くのか? 膝の関節の変形や、ひざ関節のクッションである半月板がすり減ることにより膝は炎症をおこします。 関節が炎

          いくら水を抜いても膝は治らない!?

          枕に熟睡を求めることは無理がある?

          枕だけに熟睡を求めることは無理があることを 前回はお話しました。 ここでは首、肩甲骨まわり、腰が硬いことによって どうして熟睡を妨げるのかをご説明したいと思います。 首、肩甲骨まわり、腰が硬い前述したように、大人は体が硬い。 体が硬いというのは、筋肉自体が硬く伸び縮みしにくくなっているということ、そして関節の動きが悪くなって、動く範囲が制限されていることです。 腰が硬い 腰の腸腰筋という筋肉や太ももの大腿四頭筋が硬いと 股関節の動きが制限されます。 そのため上を向い

          枕に熟睡を求めることは無理がある?

          体に合った良い枕は?

          体に合った良い枕は、上を向いて寝ているとき 首の前弯カーブを保持してくれます。 そして横向きで寝ているときは 首は床に対して平行を保ってくれるものが理想です。 しかし、ひとりひとり体形が違います。 首の前弯のカーブにしてもストレートネックの人は カーブが浅いですし、猫背でカーブのきつい方もいます。 上向き、横向き両方で良いポジションを保つ枕はなかなかありません。 前述したように枕だけでカバーしようとしても限界があります。 これは、冷え性の対策に似ているところがあります

          体に合った良い枕は?

          枕が合わなくなる本当の理由

          どんな枕がいいですか?枕が合わないことはなかなか深刻な悩みで、 よく相談を受けることがあります。 最近、愛用してきた枕が合わず、色々な枕を試しましたが、肩、首痛くなってしまい、夜中にも目が覚めてしまい、目覚めも悪く肩凝りもつらい日々を送っております。 愛用していた枕は、採寸して作ったオーダーメイドで、 パルプ入り調整できる自分専用枕です。 中のパルプを調整したりして様子を見ましたが、 やはり肩、首が痛くなってしまいます。 トゥルースリーパーの枕も試してみたいのですが、

          枕が合わなくなる本当の理由

          筋肉をユルめる~瞬間的リラックス法

          施術の目的はからだのバランスをとること鍼灸、整体、マッサージなどの手技療法は からだのバランスをとることで健康な方向に導きます。 鍼灸など東洋医学では、少し概念的になりますが 「陰陽のバランスを整える」などと言ったりします。 それを呼吸に当てはめれば 「吸う息と吐く息のバランスを整える」になりますし それを筋肉に当てはめれば、 「緊張と弛緩のバランスを整える」ことになります。 筋肉を緊張させる方向が使える場面 動作を行うために筋肉が働きます。 働く筋肉が収縮するとき、

          筋肉をユルめる~瞬間的リラックス法

          どうして施術中に足がつってしまったのか?

          ここで最初の疑問に少し立ち返ります。 それは、 ふくらはぎをマッサージしている時に 足がつってしまう人がいる という疑問でした。 十分にマッサージの強度を見極めて施術しているにもかかわらず こういうことが時々、起こりました。 この疑問は、この「筋肉をユルめる方向、緊張させる方向」によって 解くことができます。 リンパマッサージふくらはぎなどひざ下のマッサージを施術するのは リンパの流れを良くして、 足のむくみなどを取り除くために リンパマッサージをすることが多い

          どうして施術中に足がつってしまったのか?

          筋肉をユルめる方向、緊張させる方向

          前回は、筋肉が骨にくっつくあたり、「腱」(けん)の部分に、「ゴルジ腱器官」というセンサーがあり、このセンサーが働くと筋肉をゆるめるというお話でした。 例えばこんな感じです。 ヨガスタジオで久しぶりのヨガです。 若いインストラクターが軽々とポーズをこなしているのを見ながら、 私も必死にきついポーズをしています。 なるべくインストラクターのようにポーズをとりたい! 私の肩の、腰の筋肉が苦痛の悲鳴を上げています。 そんな中、筋肉の中では「ゴルジ腱器官」が、ヒヤヒヤしていま

          筋肉をユルめる方向、緊張させる方向

          アプライド・キネシオロジー(AK)とは?~筋肉をユルユルにする法則 3

          アプライド・キネシオロジー(AK)とは?徒手による施術法の一つに「AK」というものがあります。 かなりマニアックですがカイロに行って聞いたことある方もいるのでは? 理学療法士さんもこの手技を取り入れて施術に当たっている方、多いように思います。 さてこのAK、アプライド・キネシオロジーという手技ですが、 これは筋肉をユルめるために、筋肉に存在する固有受容器の調整を行う手技ですね。 筋肉をユルませるセンサー「ゴルジ腱器官」いきなり、小難しい単語が出てきて引いてしまった方もいる

          アプライド・キネシオロジー(AK)とは?~筋肉をユルユルにする法則 3

          筋肉をユルユルにする法則

          今回はどちらかというと施術する側のお話となります。 今まで持っていた疑問わたしも鍼灸・整体の仕事を始めて二十年以上になります。 その間、整骨院、整形外科、鍼灸院で勤務の後、独立し現在に至るわけですが長年、疑問に思っていたことの一つに 「ふくらはぎの施術中に足がつってしまう方がいる」 ということです。 こちらとしては、ふくらはぎをユルめるためにほぐしているわけです。 それなのにどうして足がつってしまうのか? 最初のうちは、ちょっと刺激が強すぎたのかな~とか思っていまし

          筋肉をユルユルにする法則

          頭痛の原因の9割は「首」が原因~鍼灸師はなぜ! 痛いところ以外にハリを刺すのか? その3

          頭痛の原因の9割は「首」 頭痛の原因の9割は首、肩の筋肉の緊張、コリが原因で起きています。 その理由には2つあります。 ①  神経が絞めつけられて起こる 後頭部と後頚部の継ぎ目から「大後頭神経」が頭の上に向かって走っています。 この神経は頭蓋骨の表面を走る神経で、頭の中の神経ではありません。 デスクワークや目の使い過ぎのために、こり固まった首の筋肉によって この神経が圧迫されると頭痛になります。 ②  首、肩の筋肉が固まり、トリガーポイントが発生している 前述したよ

          頭痛の原因の9割は「首」が原因~鍼灸師はなぜ! 痛いところ以外にハリを刺すのか? その3

          トリガーポイントは「宝のツボ」~鍼灸師はなぜ! 痛いところ以外にハリを刺すのか? その2

          なぜこのトリガーポイントをわたしは「宝のツボ」と呼ぶのか? それは、このポイントを見つけて、ゆるめることができれば そのときの施術は成功間違いナシ! だからです。 痛みの「引き金」、トリガーポイントトリガーポイントのトリガーは「引き金」という意味になります。 「引き金」を引く銃を発砲するのに必要な金具を引くことで、転じて事件や問題を引き起こす原因となること つまりトリガーポイントは痛みや症状を引き起こすポイントとなります。 トリガーポイントとツボそしてトリガーポイン

          トリガーポイントは「宝のツボ」~鍼灸師はなぜ! 痛いところ以外にハリを刺すのか? その2

          鍼灸師はなぜ! 痛いところ以外にハリを刺すのか? その1

          鍼灸治療を受けたことがある方はわかると思いますが 鍼灸師がハリを刺すところは、必ずしも痛みの出現しているところとは限りません。 もちろん、痛みの出ているところもちゃんと施術しますが 痛いところ以外にもハリを刺します。 その理由を一言で言ってしまえば 「ツボだから」 で終わってしまいますが、今回は もう少し詳しくお話したいと思います。 コリを辿っていく鍼灸師はツボを選ぶときいろいろなことを考えます。 神経、血管、筋肉、関節、ツボ、経絡、症状、ストレス、年齢などなど

          鍼灸師はなぜ! 痛いところ以外にハリを刺すのか? その1