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どうして何度も膝に水が溜まってしまうのか?

膝の関節のみならず、関節は関節包または滑液包という袋に包まれています。


その袋の中には、関節の水が入っています。その水が滑液です。
文字のごとく、関節の動きをよくするのに必要な水です。
関節の動きをよくするほか、関節の軟骨栄養を補給しています。

ですから、水が溜まるからと言って、繰り返し関節の水を注射で抜いていると関節の軟骨、膝では、半月板ですね、半月板に栄養が足りなくなり、ボロボロになってしまいます。

ランナー膝 正面画像


それを予防するために、水を関節から抜いた後、ヒアルロン酸をまた注入します。
それが、毎週のように繰り返されるわけです。

なんかおかしいですよね。

前述したようにこれは、対処療法です。
膝のお水を抜いて、減圧することによって痛み、むくみは軽減します。
そして、ヒアルロン酸注射を行う。

しかし、肝心の膝の炎症はそのままです。膝の炎症を引かせなければ、膝に余分な水が何度も繰り返し溜まってしまうのです。

次回は、「膝関節の炎症を改善するには?」をお話いたします。

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