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いくら水を抜いても膝は治らない!?

膝の痛みや腫れがあると、整形外科では、膝のお水を抜くため注射します。
しかし、いったんは楽になってもまた膝に水がたまり翌週もまた水を抜くということはよくあります。

どうして膝の水を抜くのか?
どうしてまた膝に水が溜まってしまうのか?

そして、膝に水がたまらないようにするには
どのようなことに気を付けなければならないのか?

を解説します。

ランナー膝 側面画像

どうして膝の水を抜くのか?

膝の関節の変形や、ひざ関節のクッションである半月板がすり減ることにより膝は炎症をおこします。

関節が炎症をおこすと関節の潤滑油である滑液が多量に関節の中に出てしまい、その結果として関節が腫れてしまいます。関節が滑液で大きくなると他の体の組織、筋肉やじん帯、血管や神経を圧迫します。

その結果として、膝にむくみや痛みが出現します。

ですから、多く溜まりすぎたお水をひざの関節から出してしまえば他の組織の圧迫もなくなり、むくみや痛みもいったんは引きます。

そのために整形外科では膝の関節に注射して、余分なお水を抜きます。
しかしこれは、あくまでも対処療法です。

次回は「どうして何度も膝に水が溜まってしまうのか?」をお話いたします。

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