どうして施術中に足がつってしまったのか?
ここで最初の疑問に少し立ち返ります。
それは、
ふくらはぎをマッサージしている時に
足がつってしまう人がいる
という疑問でした。
十分にマッサージの強度を見極めて施術しているにもかかわらず
こういうことが時々、起こりました。
この疑問は、この「筋肉をユルめる方向、緊張させる方向」によって
解くことができます。
リンパマッサージ
ふくらはぎなどひざ下のマッサージを施術するのは
リンパの流れを良くして、
足のむくみなどを取り除くために
リンパマッサージをすることが多いですね。
ふくらはぎのマッサージを施術する際、
施術を受ける側は腹臥位(はらばい)、
施術する側は後方から行う場合が多いと思います。
そして、リンパの流れを良くするために
からだの末端から中心に向かって手技をおこないます。
そして深部の静脈の血行もよくするため、深いところまで刺激を
入れることがあります。
この場合、マッサージはアキレス腱の方から、
ふくらはぎの真ん中に向かってマッサージすることになるので
筋肉をユルめる方向と逆になり、
思いもよらずに筋肉を緊張させてしまっていたわけです。
ですから、マッサージをする目的が、
張っている筋肉をほぐすためか、それとも
血行を良くする方を良くするためか、目的を明確にして
手技を組み立てないといけないと思います。
でも、この筋肉を緊張させる方向も使える場面があります。
次回はそのことをお話いたします。
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