筋肉をユルめる方向、緊張させる方向
前回は、筋肉が骨にくっつくあたり、「腱」(けん)の部分に、「ゴルジ腱器官」というセンサーがあり、このセンサーが働くと筋肉をゆるめるというお話でした。
例えばこんな感じです。
ヨガスタジオで久しぶりのヨガです。
若いインストラクターが軽々とポーズをこなしているのを見ながら、
私も必死にきついポーズをしています。
なるべくインストラクターのようにポーズをとりたい!
私の肩の、腰の筋肉が苦痛の悲鳴を上げています。
そんな中、筋肉の中では「ゴルジ腱器官」が、ヒヤヒヤしています。
ゴルジ君
「きついポーズやっとんな、むっちゃ筋肉のびとるわ、無理しとるわ、無理無理、あかんて、こんなんしたら、キレてまうで、アカン、アカン、切れてまうって、しゃあない、強制弛緩ボタン押すで、プシュー」
アナウンスが流れる。「筋肉が強制的にゆるみました」
ゴルジ君「フ~危なかったで、もうちょっとで切れるとこやったわ」
なぜゴルジ君が関西弁か? はさておき、
筋肉のストレッチをしっかりすればこのようなことが起きるわけですが、
もっと楽に筋肉をゆるめるためにマッサージをしましょう。
筋肉をゆるめるマッサージの法則は二つあります。
1. 筋腹から腱の方向へ
2. 筋腹の中心、モーターポイントへ点圧
わかりやすいようにふくらはぎの画像で説明します。
そして、この逆の方向でマッサージすると筋肉は緊張します。
次回は、
筋肉をユルませるその他の方法と筋肉を緊張させる方向も使える
をお話いたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?