頭痛の原因の9割は「首」が原因~鍼灸師はなぜ! 痛いところ以外にハリを刺すのか? その3
頭痛の原因の9割は「首」
頭痛の原因の9割は首、肩の筋肉の緊張、コリが原因で起きています。
その理由には2つあります。
① 神経が絞めつけられて起こる
後頭部と後頚部の継ぎ目から「大後頭神経」が頭の上に向かって走っています。
この神経は頭蓋骨の表面を走る神経で、頭の中の神経ではありません。
デスクワークや目の使い過ぎのために、こり固まった首の筋肉によって
この神経が圧迫されると頭痛になります。
② 首、肩の筋肉が固まり、トリガーポイントが発生している
前述したように、慢性的な首肩コリになると、
圧迫刺激に敏感なポイント、トリガーポイントが発生します。
このポイントのコリがひどくなると頭に関連痛が出るようになります。
このように、首肩が原因で起こる頭痛のことを「頚性頭痛」と言います。
頭痛のトリガーポイント
首肩には、多くの筋肉があって、
頭痛の原因となっている筋肉の場所によって、頭痛の出る場所も違います。
もちろんそれぞれのトリガーポイントの位置も違います。
後頭部から側頭部にかけての頭痛
前頭部の頭痛
頭頂部の頭痛
頭痛の場所から、おおよそのトリガーポイントの位置を推測し、
そのポイントを押したときに頭痛と同じような痛みが、同じようなところに走ったらそれが、ゆるめるべきトリガーポイントとなります。
ではそのトリガーポイントをどのように緩めればいいのでしょうか?
次回は「筋肉をユルユルにする法則」をお話いたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?