初めてカウンセリングを受けてみた話 ～五感を使って”今”を意識～
やりたいことがない、楽しいことがない、やる気が起きない、働きたくない、人に会いたくない、疲れる、不安感、落ち込み、、、、、、、、、
毎日ただ時間が過ぎるのを待っている。
何を待っているのかもわからないが。
ネガティブな思考が毎秒のように押し寄せてきて、考えることがやめられない。
頭を切り替えようにも、切り替える先がない。
そんな日々を送っていた私が、オンラインカウンセリングを受けてみました。
カウンセリングを受けたきっかけ
1年前、適応障害と診断され、休職し、退職。現在、ニート。
精神科には通っていたものの、いわゆるカウンセリングを受けたことはありませんでした。
やりたいことがないとか、働きたくないとか、友達に誘われるのが嫌だとか、やる気がないとか、そんなことを母に話していて、
「カウンセリング受けてみたら？」
そう言われました。
でも、通うのは嫌、どこかへ行くのも嫌、別に話したいこともないし
と理由をつけ、避けていました。
とある日、ふと、カウンセリングってオンラインでも受けられるんじゃない？
そう思い立って、Google先生に聞いてみました。
【オンラインカウンセリング】
想定より色々ヒットしてしまった。こんなにあるんだ。
通わなくていい、行かなくていい、顔出ししなくていい。対面より低価格なところが多い。
1回くらいやってみようかな。
そんな気持ちになって、いくつかのサイトを調べ、「cotree（コトリー）」を選びました。
cotreeを選んだ理由
①電話での相談ができる
カウンセラーの方によりますが、電話やビデオカウンセリングに加え、書くカウンセリングという手法から選べます。
私は、顔出しあまりしたくないなというのと、がっつりメモを取りながら受けたいなと思い、電話かビデオのカメラオフ可能なカウンセラーさんを選びました。
②マッチングサービス
自分のタイプと相談したい内容等を入力し、ぴったりのカウンセラーさんをマッチングしてくれるというサービスです。
オンライン上で数分でできてしまいます。
140名以上のカウンセラーさんが在籍されているそうで、その中から自分に合った方をマッチング診断で絞込み、プロフィールや相談方法（電話かビデオかなど）、予約状況を見て選ぶことができます。
また、心理的な相談だけでなく、キャリア、育児、恋愛など
カウンセラーさんの専門性もさまざまで、有資格者であることも信頼できるポイントだなと感じました。
いざ、カウンセリングを受ける
予約を取り、今の状態や相談したいことなどについて、事前アンケートに答えました。
初めてだし、とっても緊張。
わかったこと① 私の心はまだ回復途中
適応障害と診断された1年前より、はるかに体調は回復したし、適当に出かけたり、ちょっと遊んだりできるようになっていた。
私は、
もう治ってるんじゃない？
やる気がないとかなんとか、そんなのは甘えなのでは？働きたくない理由をつけてやりすごしてるだけだ。
そう思うようになっていた。
でも、カウンセラーさんに
「心が疲弊してから、まだ未回復。でも元に戻り始めようとすると、疲れやすかったり、今までできたことができなかったり、喜びややる気を感じにくかったり、不安を感じやすかったりする。」
そう言われて、
あれまだ回復してなかったの？
しかも、今までできたことができなかったり、楽しかったことがつまらなく感じたり、それを私がダメなんだと責めていました。
それに、確実に元に戻ろうとしてる。回復している途中にある。
なんだか少し楽になった気がしました。
わかったこと② 五感を使って”今”を意識する
ネガティブ思考がやめられない。不安でいっぱいになる。
とにかく考え事が次から次へと出てきて、負の感情に押しつぶされそうになる。
そんなことをカウンセラーさんに伝えました。
「考え事の大半は、過去または未来のこと。それは自分にはどうすることもできないし、変えられない、わからない。だから、≪今現在≫に思考を移してみましょう。」
たしかに。
ほぼすべてと言っていいほど、過去か未来に対して悩んでいる。
特に、未来への不安や恐怖。
そこで教えていただいたのが次の方法です。
五感を使って “今” を意識する方法
⑴ 視覚：今、目の前に何がある？何色のものがある？
⑵ 聴覚：今、どんな音が聴こえる？人の声？車？風？それは心地よい音？
⑶ 触覚：近くにあるものを手に取ってみる。それは温かい？冷たい？
やわらかい？つるつるしてる？
⑷ 味覚：どんな味付け？調味料は？さくさく？ふわふわ？素材の味は？
⑸ 嗅覚：何か匂いはする？どこからくる？甘い？酸っぱい？
五感を研ぎ澄まして、感じ取れるだけ感じ取る。
自分に問いかけてみる。
一気に5つ全部ではなく、得意だなと思う感覚からでも、わかりやすいものでも、1つずつ。
これ、やってみると意外に集中力が必要なんです。
そして、ほら、もう過去や未来のことを考えるのはやめている。
もしまた考え事が浮かんできてしまったら、それをやめようとする行為が大事だと教えていただきました。
おわりに
こうして学び多き45分間が終わりました。
とても親切丁寧にお話してくださったこと、話を聞いてくださったことに感謝しています。
たとえば、同じカウンセラーさんのカウンセリングを継続して深堀していくのもよし、他の方を受けてまた違った学びがあるのかやってみるのもよし、違う専門の方に全く違う相談をするのもよし、
オンラインカウンセリングの自由さ、気軽さみたいなものを実感しました。
余談ですが、日本人にとっては、カウンセリングってちょっとハードルが高いように感じてしまいます。
アメリカでは、もっとオープンで身近なものなんですよね。
もっと誰でも気軽にカウンセリングが受けられる社会になるといいななんて思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！♡