詩がつむぐ音

03 さばくがすきです なんでもないわたし

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なんごくのゆめ

ざー、ざー どこだろう どこから聞こえてくるんだろう 私の首の右斜め上辺りが太陽で じりじりと 熱を帯びている どうやらここは なんごく らしい 南国ではない 常夏。 きっとここはそんな場所なんだろう 思った通り、ヤシの木が横に立っているではないか そういえば 昨日の夜ごはんなんだっけな うーん 思い出せないな 夢を見ているんだろうか 頭がおもたい ここでようやく 目の前に広がる 青々とした海と 目が合う なんだ 海か やっぱりここは なんごくか 南国ではない す

    • 小高い丘の朝

      お花畑のなかを歩いている しっている 菜の花だ ただ その背中をみている 昼でもないのに あたたかい まるくふわふわした 空気が あたり一面に 流れている ぼんやりとした後ろ姿を できるだけ みないように みないように 菜の花をみている 空に目をやる 行き先は内緒さと くもが浮かんでいる わたしはそのとき いなくなる 風が吹いた 三つ編みがゆれる わたしはそのとき あらわれる スカートの裾 毛先 首元の大きなりぼん 左にゆれる 帽子は飛ばされないように 両手でつかんだ

      • デイリー!ライフ!

        いつもなら金曜日のこの時間、本を読んでるんだけどもね、きょうは文章を書きます。 最近あっついですね、、! いまこんなにアツアツだと、夏はどうなってしまうのでしょうか…⁇ お風呂の中を歩いてるみたいなことになりそう、、 という話はおいといて わたしのさいきんのお話をしようかなと…‼︎ うーん。。 特に変わらない日々なのですが、毎日本屋さんに行くようになりました‼︎学校にあるので、立ち寄っては題名をじっくり見て、おもしろそう!となったら手に取ってみる。そのくりかえしです

        • レモンとその先をみている

          窓が開いている? 花束 自転車 曲がり角 桜がみどりになるとき ミモザは散って 小鳥はどこに けむたくなってきた思い出のなか 何とかつかんだ はなさない 冷気 しかくい箱 人 信じられない 信じたくない 夢見心地と 向き合った そこで しおりをはさんで いつかが来るまで 読み進めない 層 うつろい うすだいだい 好きな色を伝えた それは 告白だった この道 二度と通らないかもしれない 忘れる未来があると思うと 後ろ髪 引かれる 前髪 そよ風 笑った目 お

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        なんごくのゆめ

        マガジン

        • 詩☁︎
          7本
        • 短編☔︎
          2本

        記事

          あの時、その時

          急行ではなく 各駅停車に乗ろう そう決めさせたのは 帰りたくないという思いと  遠回りしたいという思い 古めかしさが まだ残る車内は 遠回りを選んだわたしを 安心させた 時間の流れがゆっくりで ひとは少ない 車窓越しにみる景色を 独り占めしているかのような そんな 錯覚に陥る 窓枠のしかくさと 電車のはやさのせいで まるで映画のように 景色が流れつづける その時がすき ふんわりとしたグラデーションの空をみるのは たいてい 駅のホームで 細長い長方形に切り取ったかのような

          あの時、その時

          もろもろパート2

          書こうと思っていたことがたくさん溜まってきたので、書きます。もろもろをしゃべるように書きます。今回、写真を貼ることを覚えました!!! ひとつめは、こころの天気の話。 昨日まで、もっとひどいとさっきまで、あんなに元気だったのに急に!空っぽになるというか、がっくし...となる。これがわたしにはしょっちゅうあります。 自信や、不明確なことに対する不安が原因な気がするのですが、事前に「そろそろがっくしモードになるな!!」なんて、もちろん予想出来ないのです。 天気予報は、何時

          もろもろパート2

          ぷつぷつと 気づき

          色をつけるのは かくれんぼ かくれている色を 見つけて 緑色の奥にひそむ 桃色を 見たことがあるかい 木漏れ日は まぶしい 見たいと思うものほど まぶしい 木陰を見てみて 木漏れ日は かげにも現れる ゆらゆら やさしい 答えのないもの 知りたくないものだらけの世界では 決して見つからない 答え 夢で教えて 願って眠る 本当の意味がわからない 素直ということばを知っていながら すなおになれないまま ただただ 文字をなぞる たくさん飛行機をみた きっと どれかはUFOで

          ぷつぷつと 気づき

          終点のない…。

          深夜列車まで 手をつないで 走る 離れてしまうかもしれない どこかでそう 思ってしまう 離れることなく たどりつく がらんとした 列車のなか ふたりを待っていたかのように 静けさが準備されている 行き先は わからないが ふたりは平気でいる 動き出した列車は 夜空へ 何もしゃべらないが 空気で語る 目線で語る それでいい それがいい 宝石箱をあけた瞬間を切り取った そんな 星空は きらめきを忘れない ふたりがいなくなった 世界でも きらめきを忘れない ふたりが そのき

          終点のない…。

          何かを語りたい

          何かを語る時間って わたしの場合は、 早口になったり目がきらきらしたりあたまが冴えたりするのですが、 1番にあるのはたのしい!です。 やっかいでむずかしいことでも、自分なりの考えを生み出そうとしている時間は、わくわくしていても苦しくても、たのしい!です。 語りたいことは、「記憶について」です。 前々から不思議に思っていたことがあって、ほんとにもしかするとなのですが、みなさんもおんなじ事を体験されているかも……! ある曲を聴いたら体験した風景や、出来事を思い出したりすると

          何かを語りたい

          中華街の華子

          どうも こんにちは ここはちょっぴり有名な 中華街 あのスキップしてる女の子は 華子 華子はちいさなしあわせを見つけるのがすき たとえば 七輪がある家で有名な オクノさん家 奥さまが家の前の花壇に お水をやっていますね あら ジョウロからちいさな虹が! 華子は すぐに見つけます そして こころの中にしあわせをためていくみたい 華子はじっとしてない雲のことがすき たとえば 動いていく雲を見て こころが動かされたら 写真を撮るし あとで見返して こう言います ほんと

          中華街の華子

          大発見 大きな進歩!(おしゃべりしてるだけ)

          なりたい夢の話、この先どうするの?の話は正直ことばがつまるし、はっきりした将来の地図なんてなかったです。 この間京都のまちを巡りめぐりした日、古本屋さんに行ったのですが、百円コーナーがあり、 そこで「島崎藤村」の名前が目に入りました。 中学校のときに国語の便覧で知りました。(理科の便覧、社会の資料集、国語の便覧、美術の教科書がすきだったという謎の情報も、入れておきましょう。) 隙間時間に、国語の便覧をよくみていました。昔からある色のなまえ、百人一首、季語、近代に至るま

          大発見 大きな進歩!(おしゃべりしてるだけ)

          なつのまえに

          どきどきしたこと 恋のうたを ひたすら聴いたのはどうして お外はなんだかあたたかい天気 ラッキーセブンなお会計にこころ弾む 7が揃ってる ただそれだけなのに あこがれの気持ちは いつしかかわる 日の出と息ぴったりに起きる きょうもまた 目薬が一発できまらないな いつもよるのお散歩でおしゃべりするきみと ギターを弾く約束 帰りは近くのパン屋さんへ 好奇心を頼りに 今しかできないことを ことばをつむいで メロディーを考えて さくらの咲く頃 せつないのか うれしいのか いまはまだ

          なつのまえに

          街ゆく人

          街ゆく人 どこかでつながっている コンクリートな世界に飲み込まれてしまった すっかり溶けてしまった安らぎのかけらを 日々から見出そうとする あの 含み笑いにかくされたもの あえて聞かない 貝殻を耳にあてて 聴こえたもの あたらしい音 みえないものはどうしようもないのかと ちがう方法を探す 指をさしたその先にあったもの ユニコーンの生息地 きみにはみえないのか きみにはちがうものにみえているのね 納得のいく ほめ言葉を知らない ことばを生み出せるなら そのことばで 伝え

          これはなんだ。

          これはなんだ。 分かりませんが、おそらくエッセイになります。 大好きな方のエッセイを読み終え、読んでるときにわたしも自分のことを書いてみたい…となり、今に至ります。 その本は、電車、お家で読んだのですが、頷きが止まらないし、おもしろすぎてずっとにたにたしていたことも告白します。 わたしの今までのこと、ふりかえるとたまに面白いのもあるかもしれないなって思ったので、なんでも挑戦です!!書きます! ほんとだったらラジオでもしたいくらいなのですが、たくさんの人に聞かれるの

          これはなんだ。

          もろもろ

          なんだろう、 これは おしゃべりnote回です! 時間が経って気づいたことを、 ただわたしがべらべらしゃべるようにつづるnoteです☺︎ (つまんなかったら閉じてくださいね( ..)՞) ふたつおはなししたいです。 ❁ひとつ目 色と雰囲気 どこか惹き付けられる色、雰囲気についてあんまり考えてなかったってなったのです。考える機会があってね、じっくり考えてみたおはなしをします。 わたしは黄色が好きなのですが、それはなぜか、、 知らぬ間にすきな色になってた

          道を辿るように生きる?

          誰が用意した道なのか うっすらとみえる道に 数年前 数ヶ月前 数日前 そのときにはなかったはずの  とびら 物語のような 展開をむかえて 決して 終わりがわかっているようなものではなく あのときには予想もつかなかった とびらが ひらいている 相変わらず のんびりと生活しているのに まわりは くるくると 変わっていく その中で 新しいことに出会い 世界は広くて  空気は毎日ちがうことを知る すきなものがもっとすきになる瞬間がふえる そのとびらの向こうが気になる 先に進ん

          道を辿るように生きる?