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詩がつむぐ音
2024年2月3日 03:29
いちにちが 何かが通り過ぎました街灯の灯りと 目の焦点が合わない合わせようとはしない焦りを落ちつかせて目をとじて そしてひらく夜と朝の間目の前を見て空が海になって 海が空になる魚たちは飛んで 鳥たちは泳ぐそれはそれは うつくしいものがたり 紡ぐ 語るいつものあなたに 戻る瞬間夜と朝の間煙突のけむり目の焦点を合わせる生きている もくもくとみんなが眠る間
2024年1月31日 21:33
錘が空に圧力をかけたりするからだよにわか雨はその じめっとを おきみやげに去っていった傘と天気の気が合わないのは 百も承知すきだから いじわるするのでしょう?傘がない日に雨は降って傘がある日は太陽がニカっと笑ってる傾く坂道はいつか終わりがくる終わらない坂は せかいの果てまで逆さまになって 踊ってらっしゃい試しに何か 転がしてみるのもいい傾くもやっと もやもや
2024年1月14日 15:31
目の前の木は一体どれくらいの歳月を生きたの何種類の空を見たことがあるのきっと たくさんの色を知っている表す言葉も知らない 表現も知らないそんなものに出会ったときなんて伝えたらいいのひとりでちいさな小さな島に住んでいたけど知らない間に橋がかかっていておとなりさんができていた今日の星は一段とダイアモンドみたいですねとか 言ってみる知らないがいっぱい知っているが増える
2023年12月18日 16:02
特に誰かに会うわけでは ないけれどおめかしするのはどうでしょう耳元に 猫のイアリングいつもよりチークを ふわっと のせて大きなリボンの バレッタ 付けて特に誰かに会うわけではないけれど雲みたいに真っ白な 帽子をかぶって 空飛ぶ はねを 頭に宿して履きなれた お気に入りの靴を履いて特に誰かに会うわけではないけれどかばんには 余計なものだらけ人一倍 ぱんぱんにつめて
2023年12月13日 19:42
ひずんで ゆがんで なんと読もう何かと何かの間に歪みは生じてその何かは 正しい であることが多くてその瞬間の出来事を 歪みを私は目に焼き付けたい 心に留めておきたい機械という 正しい動きを任された 存在の誤作動という 歪み音楽で 引っかかることのないハーモニーだけをみてはいけない不協和音もみて ノイズもみてそんな美しい音楽に惹かれたりする日常の中で 正しい であ
2023年12月10日 00:08
私は 消えそうあなたは 透明なのに透明になるのは 難しくてきっと 私は消えてしまう伝えたいことが 伝わらないからどんどん離れていって 私の記憶は かすれていってあなたは 思い出される度に鮮明になっていって私の世界には あなたが存在しているのにあなたの世界に 私はいないのでしょう?通ずることが 滅多とないから片手で数えることができるくらいの小さな言葉を 思い出しては