ゆこ(CAFUNÉL)

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ゆこ(CAFUNÉL)

CAFUNÉL(https://cafunel.themedia.jp/ )のVo&Fl/豊中→横浜/たまに平成初期っぽいソロ曲作って歌う者(アオヤマユコ) 割とフィクションな存在です。

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Love Your Love

これ。もう本当にこれです。 あまりにわかりが深すぎて涙出てきた。 最近すっかりサボっているけど、CAFUNÉLのボーカルの相方misaとツイキャスをやっていた頃。 ある時わたしの大好きなものについて語る回があった。 しかもその日に限ってmisaは「あっちょっと席外さなきゃいけなくなったから喋っといて〜!」と離席してしまい、ひとりで只管その好きなものについて語らねばならないという展開に。何その試練?笑 正直なところ、自信はあった。好きなものの好きなところなんてなんぼでも出て

    • 目撃者

      先生はわたしの10個上だ。 あの頃を小学生とか中学生とかで過ごした先生はどんな記憶を持っているんだろう。 歳上のひとに対してはよくそんな興味が湧く。想いを馳せたくなる。わたしが物心もつかない過去の出来事として見た映像をリアルタイムで見ているのだ。 「恋心とは懐かしさ」(九龍ジェネリックロマンス)とはよく言ったものだ。 何年か前には先生と同じ時に生きたかったと思ったこともあった。 でも今は。 歳下のひとに対しては10年の差なんてあってないようなものとうっかり感じてしまうけ

      • 淡い季節のサングラス

        聴いていたら空港に来たくなった。 80〜90年代初期の曲でやたら空港を想起してしまうのは、85年の面影を追っているからなのかも知れない。 幼少期からやたら執着していた85年の日航の事故。 関連書籍は大概読んだし、去年からは8月12日に羽田の第1ターミナルの展望デッキに行くようになってしまった。 理由はわからない。母親の知人(と言っても顔見知りというくらいのレベル)が生存者の方だったらしいとか、乗客に故郷豊中の方が多かったとか、そのくらいしか関係ないはずなのに。 生計を立て

        • Replay2023

          やってみたかったの、これ。Apple Musicが今年わたしが聴いた曲を自動でトップ100ランキングにしてくれるやつ。 12月31日がちょうど週1集計の日に当たってて本当の本当に今年のわたしトップ100ランキングになってるわけです。というわけで曲と共に今年を振り返ってみましょう。すべてはわたしの楽しみのために! 1位 雨にキッスの花束を(今井美樹) 11月に聴き始めてまさかのトップ。2月からずっと君臨し続けてきたおくりものサンデーを差し置いて! どんだけ聴いたんよ。 KAN

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          この空へいける

          この深読みし過ぎな解釈が間違ってたら作者様的にはあまり嬉しくないかしらと思いつつ… 今どハマりしているこちらの曲 「今まで悲しかったけどこれからがんばってくぞい」的な曲なのかと当初は思っておりました。 でもある時ふっと「今ならいけそうだ、さ、死のう」という歌に聴こえるようになって。 歌詞サイト等から歌詞が見つからないので書き起こしてみた(聞き取れなかった箇所もあるけど)▼ どれだけ泣いていたかをもう隠さないんだから今までずっと隠していた、それだけずっとしんどかったわけ

          この空へいける

          晴れたら

          三茶はいやなことを思い出してしまうからきらい。 ごめんね三茶。きみに罪はないのに。 魔が差したみたいに無理に手を伸ばして、割れたガラスを集めたような言葉を掴んでしまったのがこの場所だった。 いや、手を伸ばさなきゃよかったのに伸ばした結果、割ってしまったのがわたしの手だったのかも知れない。 季節がいくつも変わったのに、未だガラスの破片をざくざく刺したまま抜きもしないわたしがきらい。 しあわせな時間をいちいち思い出しては破片をぐっと押し込みそうだから、今年は夏がきらい。 逃げ

          愛について

          日々がしんどい時には、同じように絶望的な日々を過ごしていた頃の日記を参照するなどしてみる(歌詞書く時にもたまに参照します。黒歴史リサイクル)。 思春期の頃はブログやら古のmixiやらに恥も外聞もなく何があってどうしんどいのかなどそれはそれは赤裸々に心情を吐露していて、それはそれで強いことだったなぁと思う。如何なる形であれSOSを出せることは大事です。どうぞみなさんお出しくださいませね。 それにしてもすごい。とはいえ誰かを捕まえてのべつ幕無しに話し続けるんではなく拾ってくれるひ

          14日の金曜日

          4月14日です。オレンジデーでブラックデーでわたしの誕生日です。おめでとうわたし!! 毎年誕生日になる時間にはその時いちばん好きな音楽を聴くのが恒例になっている気がする。子どもの頃から。年越しの際にも割とやるけど、その時は大抵その年に聴いた曲達を想い出と共に振り返る感じになるのでちょっとニュアンスが違う。 おまじない的にいいことありそうな曲を選ぶこともあれば、その時共感している歌詞の曲を選ぶこともあるし、純粋に音が好きな曲を選ぶこともあり。 今年の曲はこちら▼ 純粋に曲が

          14日の金曜日

          もうひとつの「答え合わせ」

          キリンジを嫌いだと言った昔の恋人は元気だろうか。 わたしは、好きだよ。 彼は本当に「波長が合う」という言葉がしっくりくるひとだった。 他愛のない話が尽きなくて、何もがんばらなくても楽しくて、そのうち一緒に居る時間が何より好きになって。 どちらからともなく好きだと告げ合って、付き合い始めてからも何を一緒にするのも楽しかった。素直で可愛いひとだった。彼の好きなアーティストのライブにも沢山行った。一方で、四六時中一緒に居なくても怖くない、お互いの世界を大切にできるのも心地よかった

          もうひとつの「答え合わせ」

          桜に願いを

          小学4年生の頃通っていた学校で、一緒に帰っていた子達の誰が言い出したか「桜の花びらを地面に着く前につかまえて願いをかけると叶う」というのが流行った。あれ、大人になった今でも何となく毎年やってしまう。 と言うと微笑ましいエピソードのようだけど。煩悩煩悩。只々欲深いのです。消す気もないので除夜の鐘には近づきませんが。 思えば桜の花びらに限らず手当たり次第願を掛けてきた気がする。神社やら流星群やら。何なら彗星の火球にだって掛ける。あれ結構長らく夜空に居続けてくれるのでラッキーとば

          猫、時々ジャズ

          大阪随一の繁華街を少し裏に入ったところに、そのジャズ喫茶はあった。 行ってみたいなぁと呟いたジャムセッション初心者のわたしに、セッションに行き慣れたあのひとが「一緒に行こう」と言ってくれたのが全ての始まり。 あのひとの音はあまりに美しくて、わたしはそれを近くでみていたいと常々思っていたし、その絶好の機会だと思った。自分の音にも音楽的コミュ力にも自信なんてないけど構やしない。どんと来い。 土曜の未だ明るい内から待ち合わせして、軽食を食べて、他愛のない会話をして店に向かう。

          猫、時々ジャズ

          「想い出を食べる」ということ

          「あとは想い出を食べて生きていけばいいか」 「〇〇歳過ぎたらもう何もないし想い出を食べて余生を過ごすわ」 度々絶望してはそんなことを割と頻繁に考える人間でした。 何だかんだ割と速やかに新しい好きなものときめかしいものを見つけてしまえる図太い性質だったものでここまで生き存えて来た訳なんですけども。 CAFUNÉLの"Humid"という曲は、私の中では「好きなひとに届く気がしないのがしんどいんでもう全部捨てて隠居したろかな」と思っているひとが主人公なんですが(勿論全然違う解釈

          「想い出を食べる」ということ

          NUMBER

          「雑な扱い」というのは知らず知らず扱われた側の心身を蝕んでいくものなのだな と、おそらく初めて認識した。いや本当は心のどこかではきっとずっと解っていた。意識的に「そういうものなのだ」と認識したのが、これが初めてだったのだ。あー、これ、もしかしてわたし、雑な扱いされてる? 目を背けていた嫌な事実にうっかりピントが合ってしまった瞬間、それは訪れる。 「疲れた」 流石に疲れた。そう、嫌いになったとか好きじゃなくなったとかどうでもよくなったとか、そのどれでもない。そもそもそうい

          「晴れたら」前日譚

          それなりの長さ生きてきて、人生の中で5本の指に入るような「好きな街」は既にほぼ決まっている中で、たった1日でその全部思い出すのがしんどくなってしまったら、やっぱり新しい「好きな街」を開拓するしかないのだろうか。 こんなに短い期間でどうして全ての好きな街が侵食されてしまったのか。 共通点の多さ、そういった偶然の類、沢山聞いた話、加えて無駄にいい記憶力、あと大人になってしまったがための機動力の向上。近年は本当に好きな街を散々訪れた。そして行く先々で、考えていたり、関わってみたり

          「晴れたら」前日譚