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祐樹せつらのお金・ビジネス・投資に強くなる話 Vol.55:株式投資(中長期)

「株式投資」の重要ポイントをまとめました。お金・ビジネス・投資にお役立てください。


🌟「投資は怖い」という感覚を忘れてはならない

なぜなら調子よく儲かってくると「投資なんて怖くない」と怖さを忘れがちになるから。
しかし投資も自動車の運転も、怖さを忘れたときに失敗する。

🌟株式投資は怖がりすぎなくていい

なぜならリスクは意識して対処すれば、ある程度はコントロールできるから。
様々なリスクを想定して対応できる範囲で投資すればいい。
1つ1つの投資はある程度損をしてもいい。
致命的な損を避けてトータルで儲ければいい。

🌟企業を応援する目的で投資してはいけない

株式投資には企業を応援するという面もある。
しかし「お金が減る可能性が高い」「期待値が1を下回っている」とわかっていて投資してはいけない。
株式投資は厳密に金銭なリターンを求めるもの。
もちろん寄付やボランティアなら金銭以外のリターンでもいい。

🌟良い投資家になる条件1. 投資する理由が言えるようになってから投資する

投資する理由を自分なりに明確にする。
わからないことは自分で調べてIR担当部署に問い合わせること。
自信をもって投資できるようになるまで徹底的に調べる。
なぜその株に投資したかを明確に説明できる投資家は少ない。
何をどのように調べたのかを説明できる投資家も少ない。
誰かが良いと言ったから買ってはいけない。
良さそうと直感で思ったから買ってはいけない。
投資のプロは人の10倍も100倍も調べて考えて買っている。

🌟良い投資家になる条件2. 失敗したら理由と改善点を考える

投資1つ1つの勝ち負けは気にしなくていい。
投資で勝率100%は無理だから。
トータルでプラスになればいい。
失敗した投資は貴重な学びの機会と捉えて、失敗した理由と改善点を考える。
これらを1つ1つの投資に関してやる。

<失敗した理由の例>

  • 売上が伸びなかった

  • 予想外の競合がいた

  • タイミングが悪かった

  • 投資金額が間違っていた

🌟村上世彰さんの投資の失敗例

失敗例1.ギリシャ国債投資
2015年のギリシャ国債は額面の半値以下だった。ちゃんと満額償還されれば年率300%超のリターンが見えた。
満額でなくとも国外資産などを原資に3割は回収できると考えた。
シミュレーションして期待値は1を上回ったため投資したが、結果は大きな損失となった。

失敗例2.中国のマイクロファイナンス事業への投資
複数の投資家から資金を集めて中国で中小企業向け融資の銀行を作り、上場させる投資案件。
しかし2015年から中国経済は急激に減速して債権の焦げ付きが増えた。
さらに現地担当者が債権の焦げ付きの比率を隠蔽。失敗に終わった。

🌟村上世彰さんが失敗から学んだこと

1.「自分がよくわからないこと」に投資するのはやめる。
期待値を正確に出せないから。

2.自分で直接状況を確認したり、肌で感じることができる案件にだけ投資する。

3.リスクコントロールできる案件に投資する。
会社に改善策を働きかけられる案件に投資する。

🌟投資は自己資金の範囲でする

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