そんなに詳しくもない音楽のお話(第6回人間椅子『怪人二十面相』)
大学生というモラトリアム期間でありながら、持ち前の社交性の低さを遺憾なく発揮していた私は、その輝かしいキャンパスライフを知人ゼロで過ごしていた。バイトも大学近くではなく、地元の駅前の書店でおこなっており、授業が終るや否や駅までダッシュ!という毎日を送った。
さて、そんな学生の頃にいろいろな音楽を聴き始めていた。厳密にいうと高校生の頃から興味は持ち始めていたのだが、当時はそんなにガッツリとバイトもできなかったのでCDのレンタルもあまりできなかった。せっかく買った少ないCDをアホ