『書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力』 いしかわゆき
今回のnoteは初めてとなる読書感想文!
記念すべき1冊目は、いしかわゆきさんの『書く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な文章力』。
はじめに
私は去年から「書く」ということに興味を持ち始め、サイトにエッセイを投稿したりこのnoteで好きなように文章を書いたりしている。
先月から始めた毎日日記なんか超自由。
書き始めた頃も今も「自分の好きなように書こう」というスタンスだけど、1人でもいいなと思ってくれたり、コメントや拡散をしてくれたりする人がいることを考えると「もっとうまい文章や誰かに伝わる文章を書きたい!」と思うようになった。
そこで文章関連の本を1冊購入して読んだ方がいいかもしれないと思い、本屋でたまたま手に取ったのがこの本。
事前にネットで文章に関する本を調べて目星をつけていたものもあったけど、目次とイラストに親しみやすさを感じて購入した。
目次には「自分は『アホだ!』と思えばアウトプットできる」とか「『うわぁ~』と思ったら『うわぁ~』と書いてしまえ」、「『あのクソ野郎』に共感が集まる!?」なんて書いてあって「なんやこの本、、」と思った(もちろんいい意味で)。
感想
私がこの本を読んで感じたことを大きく3つ。
①「書く」ことへのハードルが下がる
まず文章を書いて公開するってなると「誰かに共感してもらえるような文章じゃないといけない」って気負ってしまう人が多いのかなって思う。
私自身も公開したあと「こんな下手くそな文章を世に出していいのか、、」って不安にも。
しかもお金をもらっているライターでも何でもないただの一般人が。
でもただの一般人だからこそ決まった形や綺麗な表現などに縛られずに自由に伸び伸びと書いていい。
文章の良い悪いなどの価値も読んだ他人が決めるものなので、まずは自分自身のために書いていいんだと思えた。
書く理由も「モヤモヤを吐き出したいから」や「伝えたいことがある」とか人それぞれだから。
②アンテナを張る意識がつく
「何か書きたいけど何を書いたらいいか分からない」問題はこの本を読むと解決するんじゃないかと思った。
タメになるような話や、大多数の人からの共感を得られるような話じゃなくても、日々の生活の中でネタを探してそれを書けばオリジナルの価値のあるものになると教えてくれる。
そのネタは嬉しかったり悲しかったり腹が立ったりなど、何気ない日常の中で自分の心がちょっとでも動いたことでいいと書いていた。
私もこのことを知って腹が立ったことを最近noteに書いてみたりもした。
何もなかったと思えるような日でも、全く何も考えずに生活している日は1日たりともない。
だから、そういう日でも1日の中であったことを深堀りしていくと書けるネタが見つかるんだなと思う。
そもそもいきなり文才のある文章を書ける人なんて少ないと思うから、自分の周りに目を向けてアンテナを張ることから始めるのがいいかもしれない。
③うまく書こうとすることよりも素直な気持ちが大事
この本を通して私が1番印象に残ったことはこのことかな。
最初から綺麗に書こうとせずに、自分の心が動いたその気持ちをそのまま書く。
難しい表現や言葉を使って読む人の心を動かす人の文章にはもちろん憧れる。
「同じ人間なのかな?」って思っちゃうし、頭の中を覗いてみたいぐらい。
でも決してそういった文章だけが反響を呼ぶわけではないし、簡単な言葉を使った伝わりやすい文章の方が読まれることだって大いにある。
私自身サイトに掲載していただいたエッセイも、難しい表現は使わず自分の素直な気持ちをそのまま書いたら多く読んでいただけた。
だから湧き出た素直な感情を大袈裟に飾ったりすると個性がなくなってもったいなくなってしまうかもしれないから、自分の言葉でまず表現してみるのが1番なんだなと思った。
整理されて磨かれた綺麗なものにも惹かれるけど、そのまんまの人間味が感じられる方が魅力的ってこともあるし。
最後に
何気なく購入した本だったけど、文章に関する最初の本がこれで正解だったなと思う。
この本の編集担当の方もこんなことを言っていた。
この本は、うまく書くためのコツやテクニックが満載というよりかは、自分の気持ちを大事にしながら書く習慣をつけるための思考の持ち方の本っていう感じ。
「書くこと」を難しく考えていたけど、ちょっと距離が縮んだ気がする。
私はこの本を読んでから書く習慣をつけるためにnoteで毎日日記を始めるようになった。
3月の13日から始めたのでもうすぐ1ヶ月が経つ。
「3日坊主になりそう、、」と不安だったけど、上記に述べた通り何もなかったと思えるような日でも何かを考えて過ごしているんだと気づくことができたので、毎日続けられている。
あと私は1年前くらいから日常の中で印象に残ったことや、モヤモヤしたこと、いつか書きたいなと思っているエッセイのテーマを思いついたその瞬間にiPhoneのメモ帳に打ち込むということをしていて、それの頻度が増えた。
本当に些細なことでも書けるネタになるかもしれないし、感情は鮮度が命ってことをより思うようになったから。
どこかしらで書いたテーマのところには丸印をつけていっている。
また私はどちらかというと話すのが苦手なタイプ。
人前で自分の意見を伝えたりする場面では、うまく話がまとまらずに焦ることも多々、、
そういう場面でもすらすらと話せたらそりゃいいけど、別に話し上手じゃなくても書くことで自分の気持ちを表現できるならそれでいいんじゃないかと読んで少し楽になった。
巻末に付いていた「『書く習慣』1ヶ月チャレンジ」も挑戦してみようかなと思う。
毎日継続するのが厳しそうなら、時間のある時にに1つずつテーマを選んで書くのもありだな〜。
これから書くことが更に楽しくなりそうでわくわくしてきた!
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